遅い朝日が昇るのを見ながら、半年前の祈った地点(写真上は5月、下は今日。写っている船は同一のもの)で祈りの時を持った。祈りも「霊の戦い」的な意味あいを感じていたので、断食し、石巻が見渡せる気温3度の外で行った。私たちは復興を心から願い、許された困難を感謝し、主にある勝利を宣言した。
今回は外見は写真で見るように、さほど変わってはいないが、簡易な塀が川沿いに設置されていたり、排水ポンプで水抜きが行われていたりした。しかし復興は被害の規模があまりにも広範囲で甚大な場合、なかなか進まないものだと感じた。前回もそうだが、仙台市に近い閖上は早めに復興が始まっていたが、今回も同様で、被害が最も大きい石巻が県内では最も遅そうだった。また旧北上川の河口にかかる橋のたもとに積み上げられた、廃棄車両の山、廃材の山の高さと規模に圧倒された。間違いなくここは最大の被災地だと思わされた。石巻を見ずして・・・・とは言わないが、とにかく言葉が出ない。
この後、石巻市内、松島、塩竃というように石巻湾、松島湾沿いに帰った。見た感じ、沖の島々が盾のように津波を減衰させた塩竃などは、被害があっても比較的軽くて済んだようだ。しかし石巻は津波に対し、有効な防波堤もなく、想定外の津波にはまったくのモロだったことが分かる。天地と万物、その自然を創造され、営まれる神の力は、私たち人間の力などまったく問題にならない。神に依らない一切はむなしい。それを改めて体験的に教えられた。 (ケパ)
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