カプチーノノート cappuccino note

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春のワルツ第4話「過去への旅立ち」

2007-07-11 | 春のワルツ

4話はチェハとウニョンのすれ違いのはじまりを暗示しています。

15年ぶりにあったとしても、お互いおもかげぐらい残っているから、相手がだれか気づかないのはおかしい。

という意見もありますが、まさか、15年前の不良少年がオーストリアでピアニストしていることはありえないし、死んだと聞かされていた少女がオーストリアに来ているとは考えられないではありませんか。

それでも、おたがいひかれ合っているのは、お互いに、もしかしたら…と感じているからなのでしょう。

湖畔の宿で、チェハとウニョンが同じ子ども時代の夢を見るのは、二人の魂が共鳴しているからに、ほかなりません。

病院に駆け込む、ウニョンを背負ったスホと、担架で運ばれているチェハの母がすれちがうところは、夏の香りのへウォンとウネ、ミヌとチョンジェを連想させます。

ウニョンを救うため、飛行機の中で、スホがチェハに変わっていくとき、ウニョンの描いたスマイルマークは、スホの腕からにじんで消えていくのです。

オーストリアの冬に、ウニョンと再会したことで、2ヶ月後、チェハは再び韓国にもどることを決意します。

そこは、春の韓国です。

そして、一番輝いていた春のつづきが始まるのです。

止まっていたスホの時間が動き始めるのです。

冬から春へ、外国から韓国へ、チェハからスホヘ変わっていくのです。

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