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カプメイの独り言

2シャム猫的お気楽生活

猫好きだから・・・

2016-04-04 13:37:00 | ちょっとそこまで

ホホホホホホ・・・・・♪






なんじゃらほい?






@Bunkamura



ボストン美術館所蔵の国芳と国貞が里帰り。

で、気の迷いで、ついやっちゃったガチャガチャ。





踊る猫が欲しかったの。

さて、その前に、

@練馬区立美術館



洋画家の悳俊彦コレクション

同時期に2カ所の開催で、続けて観たので、企画としての比較が楽しかった。
同じ作品もあり、説明や突っ込み方が違った。

私としては練馬に軍配。
まぁ、猫の作品が目立ったって事なんだけど、
絵の片隅に前に持っていた外国人の書き込みがあったり、
ネズミ除けの猫の絵が実際に活躍していたらしい傷み方だったり。。。
悳氏も目録に記しているが、
その絵が自分の所に来るまでの過程にも思いを馳せられ、
渋谷より空いていることもあって、ゆっくり想像を巡らすことが出来るのだ。


Bunkamuraの方は七之助のイヤホンガイド付きにしたのだが、
全作品とまでは言わないまでも、もう少し説明の数を増やしてほしかった。

ところで、イヤホンガイドってあれね。
どこでボタン押すかに気を取られちゃうのは私だけ?(^^;



グッズも練馬の方が良かった。






と言うわけで、プチ散財であった。


毎度!

2015-07-27 12:43:31 | ちょっとそこまで

友人に教えてもらって、ちょっとアウェーな美術館へ行きました。

生誕130年記念 前田青邨と日本美術院
―大観・古径・御舟― @山種美術館


まぁ、日本画なんて、およそ縁が無いワタクシ。
それでもエッサエッサ出掛けたのは、

関連特別講演、山口晃の「私見 展覧会を観て」に参加するため。

山口さんの話なら、日本画に関してでも解るかなって思ったのですが、
ある意味期待に反して、いつもの調子で軽妙なお話。
素晴らしく美しい館長さんの前で舞い上がったか?
その話でいいのか?的な感じ。

青邨と山口晃の武者絵の比較が切り口だったのだけど、
これからも画を観ていくにあたって、目の付け所が少し分かって良かったっす。

今回の展示では、青邨の「大物浦」の躍動感に心を奪われました。
今まで国芳のも観てるけど、
魑魅魍魎を画いている国芳と違い、
青邨は波だけで、その恐ろしさが表現できている。すごいわ~。

速水御舟の「炎舞」は、学校の美術教科資料集でお馴染み。
本物を見て、なぁ~~るほど~と思ったのでした。

気になったのは、掛け軸などの人物画に左向きが多かったこと。
あとで山口氏に質問したところ、
「漫画脳だと左向きが画きやすいけれど、画人としてはどちらも画ける。」とのことで、
さらさらとホワイトボードに顔をいくつか書いてくれた。
そりゃそうだろうけどさ。
実際に右向きの人物もあるのだけど、(チラシの松陰さんとか)
左向きの方が安定感があるのかなぁ。と私は思ったのでした。

それにしても、相変わらずの山愚痴人気。
暑い中、展覧会も講演会も盛況でした。

こっちはさすがに行けないなぁ。




ここだけの話、
速水御舟を「はやみおふね」って読んじゃってました。
頭の中がなぜか
「こんぴらふねふねおいけにほかけてしゅらしゅしゅしゅ」
って歌が流れちゃって、
帰ってから読み方を調べるまでダメダメでした。
 


ま、いっか・・・。
 


重い腰でも・・・

2015-06-29 23:02:21 | ちょっとそこまで


先日の東洋文庫へ行った後、某所で印刷博物館を薦められた。

で、江戸川橋から神田川沿いを歩くこと8分、そこは凸版印刷ビルにあった。

   

印刷博物館なので、印刷の歴史やら資料が常設。
企画展は、ヴァチカン教皇庁図書館展



さすがは印刷会社の博物館、チラシの紙質、印刷の美しさ!ピカピカだ~~!!

でまた、この展示品が膨大で、根を詰めてみたものだから、えっらい疲れました。

おしまい。


ウソです。

今回の企画展では、「書物の誕生-写本から印刷へ」と題して、
数々の聖書などが展示されている。

元々、古い聖書に書かれた飾り文字などが好きで、
カリグラフィーを習ってたこともあるワタクシ。

どんだけ好きかと言うと、
タンス・コレクションに、こんなものや


こんなものがあったりするのだ。




これらは、ハイデルベルグや、ザンクトガレンで買ったコピーだけれど、
それでも行った当時の私には、大変な冒険のお買い物だった。

と言うわけで、ヴァチカンの蔵書となると、モノホン!

あぁ、お下品だ。。。

一つ一つの活字や挿絵の美しさ。
木版や活版印刷の美しい聖書を見ていると、神に使える人々や、
神の教えを広めようと努める人々の心が伝わってくるようだった。 

神の言葉は基本ラテン語だけど、布教のためドイツ語やフランス語になると、
印刷の活字もリズムが変わるのが面白い。

貴重なのは、日本の天正少年使節団が持ち帰った印刷機によって刷られた「キリシタン版」
日本では禁止されていたため、ほとんど残っていない布教用の印刷物=
イエズス会の教理本「どちりいな・きりしたん」 
これを見た時、一気に時代が遡ったような感覚にとらわれた。 

すごいな~、すごいな~~。
やっぱりヴァチカンはすごい。

ところで、
図書館のプロジェクションマッピングもあったのだけど、
画像がぼやけてるのが残念。
ぼやけてるくせに、感覚はまんまと騙されて、平衡感覚がおかしくなった。 
 あれは、いらなかったかもよ~~。

常設展もなかなか面白かったのだけど、ヴァチカンで精も根も尽き果てて、
よろよろと昼食もとり損ねて帰宅したとです。

さすがに腰痛、肩痛、キターーー!
小石川へダブルヘッダーは無理。

でも、本当に観に行って良かったです。
Sさま、教えてくださって有り難うございました。 


財閥力

2015-06-08 00:26:10 | ちょっとそこまで

東洋文庫ミュージアム・知恵の小径



前から行きたいと思っていた東洋文庫へ野暮用で行ってきた。

ミュージアムでは現在「大地図展」(フェルメールも描いたブラウの世界地図)をやっている。
それはそれで、大変興味深い展示なのだが、
何よりも素晴らしいのは、「モリソン書庫」である。

そもそも東洋文庫は、三菱財閥3代総帥岩崎久彌が、
北京駐在のモリソンオーストラリア博士から東アジアに関する文献・絵画等約2万4千点を一括購入したことに始まる。
その蔵書・コレクションを展示型保存という形で公開しているのだ。
その書庫の美しい事!!

元々、ヨーロッパ各地で修道院の図書館などに入り込むのが好きな性質。 
 ここの書庫は、ハリーポッターが出て来ても不思議ない感じよ。
出来ればずーーーっと書棚の前で、ソファに座っていたかった。

そして、この小径を通った先には・・・・

オリエント・カフェなるレストランがあるのだ。

 

 



料理は特筆するほどのことは無いのだが、
ここは三菱財閥関連施設。
と言うわけで、随所に小岩井農場の食材が使われている。
雰囲気はいいので、特別の集まりより、東洋文庫と六義園を観たあとのランチが丁度いいかもしれない。

野暮用?
ダンナ家族と半年に1回恒例の食事会(誕生会)ですにゃ。
嫁仕事よ!!(笑)
最近は老義父母もパワーダウンしているので、労わりの心で。。。なんてね。

六義園も行ったことがないので、また別の機会にゆっくりと訪れたいと思っている。

加賀藩旧下屋敷

五代将軍徳川綱の側用人吉柳沢吉保の下屋敷

岩崎弥太郎所有

昭和13年東京市に寄付

 
どんだけ凄いんだ!三菱財閥!!ってこってすな。 
あんなに汚くて極貧だったのにねぇ。。。。
ってまだ龍馬伝の岩崎弥太郎を引きずってるカプメイであった~~。(笑) 


修行?

2015-06-02 19:14:25 | ちょっとそこまで


と言うわけで、東博。

もう企画展は行きたくないです。
2012年のボストン美術館の時は、門の外で開館を待ったけど、
今回は中に入って平成館の前で行列。



9時半開館なのに、私が行ったのは8時45分ですぜ。
朝から強い日差し。
さすがの東博、日傘を貸出し、給水所も設置。
あたしゃ帽子をかぶって行ったので、お水だけ貰って並ぶ!!
なんでこんなに人が来る?(自分もだけど。。。)

聞き耳頭巾によると、「チケットを貰っちゃってさ。」
はは~ん、主催のA新聞社がばら撒いたな。
(私にはくれないくせに!)
あれあれ、腰が90度に曲がっちゃったおばあちゃんも来てるよ。
皆元気だなぁ。倒れないでくれよ~~。

で、東博は、開館時間を15分早めた。
そう来なくっちゃ!
入館前説明を聞いていると・・・
今回の鳥獣戯画展、平成館に入る前も行列で待つけど、
甲乙丙丁の4巻ある中で、一番有名で人気の甲巻を見るのに、さらに並ぶ!!
で、どれだけ並ぶかと言うと、私の場合は50分待ちと表示があった。

つまり、8時45分から並んで開館を待ち、
9時20分ごろ入館して、
甲巻を見れたのは10時10分ごろ。
計85分!

これはマシな方なんだと思う。

聞き耳頭巾によると、先頭の人は朝5時から並んでたんだって。
だから甲巻を最初に見たとして、9時15分ごろだろうから、
255分!!!!!

バッカじゃないの?(なんかのドラマの真似)

それでも皇室みたいにゆっくりは観れないのよ。
「はいはい、後の人も続いておられるので、どんどん流れてくださーい!」 
って係員がうっるせ~~~~~!(笑)

で、夕方閉館前がお薦めって話もあるにはある。
確かに入館前の行列は無くなってるけど、
甲巻待ちの行列は240分なんだってさ。

思うに、あれはマスコミが煽るから興味の無さそ~な人まで来ちゃうのよ。
だってさ、若い兄ちゃんたちなんかが係員に聞いてたんだけど、
「なんで、ここだけ行列で待つんすかぁ~?」
バッカじゃないの?それも分からんのに来とるのか!!

ほんとは、高山寺でしみじみ観るのがいいよね。

もうさ、腰は痛くなるし、足に豆は出来るしで、
絵巻以外は観る気無くしちゃったよ。
曼荼羅なんか、どーでもいいや!
あ、あれは観た。

国宝・華厳宋祖師絵伝

ちょっと端折っちゃったけど、面白かった。
人間、どの時代にも妬みとかあるのね~~ってとこが。



で、甲巻なんだけど、すごい苦労をして見たわりに、感動薄い。
絵本の頃から見すぎちゃってて、あぁ、この絵だよねって感じ。
もっと筆遣いを見たかったんだけど、流れ観じゃあね。
で、それよりも、良かったのは、巻物から切り取られて掛け軸になってる部分。(断簡)
切り取った人も、ここはいい!って思ったんだろうね。
それだけで完成している絵なんだな。
そこは立ち止まってもOKだったので、じっくり観られた。

それと丁巻の坊さん。
丁巻は筆遣いがラフだし、動物の擬人化も無しなんで、ちょっと舐めてたんだけど、
これがまた別の味があって良かった。

で、すっかりくたびれたワタクシ、なんぞ鳥獣戯画グッズでも買おうかいなとショップを見てみるも、
当然のごとくレジに行列。
こんなことやってられっか!!
と平成館を後にし、東博入り口横に出来たミュージアムショップに入り、

足に豆が出来て痛いので、

埴輪靴下


外反母趾ひでぇ!


山愚痴晃グッズ 
 

いや、真面目な東博紹介特集の茶道関連雑誌 

さ、常設展なんか見ないで、昼だ!
行くぞ!あそこへ!!

つづく