果物屋さん
表題とは関係ないですが、美しい台湾の果物を紹介。
手前左から、ライチー、桃、
2段目、レンブー、グァバ
奥、リンゴやパイナップル
さて、最後の話題はタクシーについて。
既出の画像ですが、黄色い車はタクシーです。
台北の迪化街にて。
鹿港でも黄色
いわゆるイエローキャブでしょうか。
今回の旅では人数も揃っていたし、料金が安いこともあって、
タクシーにけっこう乗りました。
だいたいトラブルもなく、Sさんのお陰で運転手さんとも和やかムード。
しかーし、2回怖い思いをしました。
1回は台中駅から日出まで乗ったタクシー。
駅前の乗り場で乗る時、綺麗そうなタクシーだったのに、
乗ってみたら、シートは継ぎはぎ。
助手席のフロントにはベニヤ板が貼ってある。
そして、メーターが見当たらない!!\(◎o◎)/!
さぁ、これにはSさんも焦った。
何故メーターを回さないのか!と聞くが、
なんか訳の分からないことを言っている様子。
どうも一通やら左折禁止(?)とかがあって、
少し迂回するっぽい事を言っているようだけど、
Sさんも理解しにくい喋り方の様。(ラリッてる??)
結局、Sさんは電話で台中の友人に、
その距離でいくらぐらいかかるかを聞いて、
ぼられたら、怒ろうと思ったみたいだった。
こちらの剣幕を察したか、料金は「そんなもん」だったので、
言われた通り払ったけど、
無事について降りられただけでも、めっけもん。
ホッとしたのでした。
2回目は最終日、ホテルから空港まで乗ったタクシー。
これが凄かった!
リュック・ベッソンの映画のTAXi みたい。
ホテルに呼んでもらったんで、何の心配もしてなかったのに、
死ぬかと思いましたーーーー。
台湾の桃園国際空港は、
台北の街から高速道路を走って1時間ぐらいの所にあります。
高速道路は片側4車線。
運転手はこの4車線を縦横無尽に走り抜けます。
車線変更は、ほんっとーに隙間を縫うように入ります。
速度は120キロ。
前が詰まれば、路肩も走る!
怖すぎて、笑いが出ました。
「何故急ぐ?急がんでもいいのよ~~」と言いたくても、
もうSさんはいない。
運転手の顔がね、これまた怖いの。
バックミラーに映る目が血走り、眉間に縦じわ!
必死になった時の「徒然亭小草若=茂山宗彦」(分かるかな~?)
思わず「ッそ~こ~ぬ~け~にぃーーー!」って言いたなりましたわ。
車内の運転手カードの顔とちゃうやん!って思ってたら、
空港に着いてお金払ったらにっこり笑って、
あ、写真の人や!
ほんま、怖かったんやでーーー。
関西弁モードにならんと、やってられへん恐怖やった。
ま、帰ってくればネタになるんですがね。へへへ。
これで台湾旅行記は終わりです。
読んでくださって有り難う。
次回からは通常モードです。
おまけ
獅子舞の中身です。
これから前半身を持ち上げるところ。
Qさん、分かりましたぁ?
鹿港map
彰化客運(バスの終点)からスタートして、
賑やかな中山路をシャコを食べたり、お店を冷やかしながら歩きます。
辿り着いた奉天宮で、中国獅子舞をやっていました。
獅子舞を何故やっていたのかは分かりませんでしたが、
ジャンジャンジャンジャンと賑やかな音で、2人一組で舞っていて、
時々すっくと獅子が立ち上がります。
派手でなかなか面白かったです。
そもそも、鹿港(ルーガン)に行こうと思ったきっかけは、
NHK「世界ふれあい街歩き」で、この街を観たからでした。
観た時は、何て言うか、はっきり言って
「オランダ統治時代の貿易港っていうのに、特に何も無い街だなぁ~」
と思ったのでした。
でも日が経つにつれて、「何だか気になる行ってみたい街」になってきたのです。
調べると、「アクセス悪い」でも「美味しいものありそうな古都」らしく、
ハードルが高いと燃える性質なので、
「よっしゃ行ったろう!」となったのでした。
巻きこまれた皆さん、お付き合い有り難うございました。
そう。その番組中でも廟の前で人形劇をやっていて、
神様の誕生祝いなどのお寺関係の祝い事で、
神様に見せるために演じるって言ってました。
獅子舞もきっとそれだったのだと思います。
小さな廟
歩いていると、自分が「街歩き」のナレーターになった気分になってきます。
ノリのいいSさんが付き合ってくれます。
「あら、ここにも小さな廟がある。」
「こんにちわ~。ここは誰を祀っているんですか?」
・・・・・・
「へえぇぇぇ~、街の神様って皆に慕われているんですね~。」
勝手に話を作ってます。
老街(古跡ロード)はお土産屋さんになっていて、
人が沢山歩いてます。
建物の有効利用もいいけれど、
昔の使われ方を再現して見せてくれればいいのにな~。
どうも、間口が狭く、奥に長く深い作りの家みたいです。
京都の町屋と言うより、オランダの家屋を思い出しました。
オランダ統治の影響かしら。
九曲巷
小路が折れ曲がっています。
海からの強い風を防ぐためと言われていますが、
外敵が来てもこれでは攻め込みにくいでしょう。
住民がお花を育てて、綺麗にしています。
十宜楼
下の道と交差して十の字を作る所からこの名がついたらしいです。
「街歩き」によるとこの家の主が風雅を好み、
この渡り廊下で月を愛でたり詩を読んだり、酒を飲んだりしたそうです。
(左サイドに甕が並んで壁になっています。紹興酒かにゃ?)
鹿港にも龍山寺があります。
正殿
台湾で有名な5ヶ所の龍山寺の一つだそうです。
軒下の彫刻が見事です。
天井の木組みが美しい
中央には龍が!
地震で柱が動いた跡
人間国宝級の呉さんの提灯屋さん
そんなこんなで、ちゃんと観光した鹿港に別れを告げ、
彰化客運バスに乗って台中へと戻ります。
今度は彰化で降りずに、台中まで乗りました。
(ってか、爆睡していて降りられなかったって話。)
で、私たちは台中駅の前までバスが入って終点なんだと思っていたのですが、
「台中」って言ってたらしい所は駅から遠く、スルーしたのです。
そしたら、どんどん駅から離れ、ぐるっと回って「ここはどこ?」
賑やかな通りなのですが、????
運転手さんが「終点だよ、降りた、降りた!」と私達に言いうので、
全員嫌そ~~~に「へ~~い」とふてくされた返事をしたのでした。
ま、10分ぐらい歩いたでしょうか、なんとか駅に辿り着きましたが、
「彰化で降りて電車に乗った方が良かったのかも」とSさん。
この経験は次回に生かして下さい。
台中駅
1917年(日本統治時代)に建てられた駅舎は東京駅に似ています。
台湾の重要文化財に指定されています。
切符を買う人の列(Sさん、ありがとー!)
これだけ並んだのに、指定席は遅くまで取れないことが分かり、
台鐵に乗るのは諦めました。
そして、タクシーに乗って日出(パイナップルケーキ)経由、
高鐵台中→台北へと帰ったのでした。
まだ他にもドタバタ劇があるので、
もう1回だけ続けます。
つづく