変なカメラ好きの写真に溺れる日記。

気まぐれな機材で色々な被写体を追いかけて全国津々浦々。2020年から熊本を拠点に活動しています。

TEFNON 70-210mm F3.5導入

2018-10-10 11:42:40 | オールドレンズのお話






iPhone 8



 
 最近、オールドレンズばかり買っているせいで所持しているレンズが40本を超えるというヤバイ状態になっている管理人です(^^;)色々な縁がありジャンクレンズがかなり集まってきます。僕の所持しているレンズの半分はカビが生えてしまったレンズや絞りが動かなくなってしまったレンズです。普通の人にとっては価値のないレンズでも、あまり見たことない珍しいレンズならば、見ると買ってしまう癖を持ってしまい家に何本も所持する羽目になりました。いずれ、どれだけレンズを持っているかまとめようと思いますが、えげつないことになりそうですね(笑)

 さて、そんなわけで家に集めて眠っているオールドレンズを眠らせてもかわいそうだと思うようになったので、当ブログに記事として載せておこうと思いカテゴリーまで作成しました。第1話はテフノン 70-210mm F3.5という,知る人ぞ知るレンズを紹介していこうと思います.ちなみに写真に写っているのが今回紹介するレンズとなっています.

 現代のレンズでは,70-200mmという画角のレンズがほとんどだと思うのですが,昔はちょうど3倍ズームということで70-210mmという画角のレンズは結構ありました.最近だと,Tamronから70-210mm F4というスペックのレンズが出たのですが,出た瞬間に懐かしい響きだと感じました.


 ちなみに,テフノンレンズを所有するのは2本目で、FD時代のレンズであるTEFNON 28mm F2.8が1本目のレンズです。テフノンレンズは小堀製作所というところが設計をしており,過去にはCanonレンズのOEMをたくさん手がけておりました.所有しているFDレンズも小堀製作所のOEMだったり?w

 今回使用するレンズ,マウントはヤシカコンタックスマウントです。ヤシカコンタックス to SONYボディのマウントアダプターを所持していないので,今回はヤシカコンタックスマウントをEFマウントにするアダプターを使用して,それをMC-11を経由して付けるという方法でSONY α7IIIに装着しています.

 さて,余談は置いておいて撮影レビューの方に参りましょう。今回,使用するカメラはSONY α7IIIです。個人的な感覚ですが,この2400万画素裏面照射型センサーはレンズ復活職人という感じで、どんなにダメなレンズでもそこそこ写ってるレベルまで持っていってくれます(笑)
 70-200mmといえば鉄道撮影だな!ということで,テフノン70-210mmの試験として阪急伊丹線を選んでみました。






SONY α7III + MC-11 + TEFNON 70-210mm F3.5



 初見の写りで,かなり解像度があることに驚きました.開放だとパープルフリンジがそこそこ出るので,F4で撮影しています。F3.5とF4で全然写りが違うことにもかなり驚きました.F4で使用するのなら,かなり実用的なレベルで撮影することができます.

 ちなみに写真の6000系は,元宝塚線の車両です.まさかの宝塚線の6000系が魔改造されてやってくると思いもせず,伊丹線は完全にアイボリー付き車両オンリーになっていくことになります.阪急の6000系は非常に使い勝手が悪い車両のようなので,老兵がやってくる伊丹線にはうってつけの車両だったと思えます(笑)






SONY α7III + MC-11 + TEFNON 70-210mm F3.5


 背景のボケは,なんか変な感じがしますがピントが合っているところは,ちゃんと解像していてすごくシャープに写ってくれます。この写真は開放での写真です.パープルフリンジや収差は背景の架線のところに少しあるという感じです.また,曇天時はめちゃくちゃマゼンタ被りになるということがわかりました.ここまで2枚はJPEG撮って出しです.


 ちなみに写真の阪急3000系は,伊丹線に残っている2本が、阪急3000系の最後となっています.いつまで走ってくれるのかは全くわかりませんが,いつ落ちてもいいように少しずつ記録しています.まだ,3077Fなどの板車が走っている頃から記録し続けているので,関西にいる間はたくさん撮っておきたいですね.おそらく,今が伊丹線の時代が変わる時期なので・・・






SONY α7III + MC-11 + TEFNON 70-210mm F3.5



 200mmの描写も試してみました。このレンズ,想像以上の性能があり解像力はかなりあります.テレ端側はあまり期待していなかったのですが,普通にサブのレンズとしては使えるレベルかもしれないと思わされました.今度,北海道行く時に使用するのはアリかもしれないと・・・ひそかに思っていたりw
 
 これはJPEG撮って出しではなく,フィルムプリセット「Kodak Ektachrome E100」を使用しています.普段,使用しているレンズと対して変わらない・・・これは間違いなく使えると確信しました(笑)






SONY α7III + MC-11 + TEFNON 70-210mm F3.5
 

 このレンズを持ち歩いていた日に,たまたま京阪に乗るタイミングがあったので撮影してみることにしました.京津線と石坂線を撮ることはよくあるのですが,本線を撮影する機会はなかなかないので,3000系の写真はこれが初めてだったり.特急マークがいい感じに浮かびあってくれていいものを撮影することができましたw
 逆光耐性は,オールドレンズでズームレンズということを考えるとそれなりに強い方かもしれないです。今時のレンズと比べると・・・ですけどね






SONY α7III + MC-11 + TEFNON 70-210mm F3.5


 京阪を撮影した同日に撮影した七条大橋です.少し前にブログに掲載した写真です.まだ,日差しが強い時期でしたので日傘をさしている人いました。マゼンタ被りをするので,夕空はそれなりに良い色が出るだろうと思いシルエットで撮影しました.撮影の方法次第ではかなり使えるレンズであると感じました。MFレンズなので小さいっていうところもありますねw


 まだまだ,テストしないといけないこともありそうですが,写真がないのでこの辺でこの記事を終わらせようと思います.最短撮影距離での撮影とかもテストしたいのですが,時間がなかなか撮れません(^^;)
 このレンズ,僕の中ではお気に入りの変態レンズに入ったので,色々とテストして記事にまとめたいと思います.ちなみにY/CマウントをEFにしてMC-11に取り付ける際のまとめ記事を今後書く予定です.お楽しみに?w

 

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