Leica MP/ Apo-Macro-Elmatit R 100mm ƒ/2.8 シナミザクラ(中国原産)
31寄田元均 欧陽修(1007〜1072)
由来辺将用儒臣 由来 辺将に儒臣を用う
坐以威名撫漢軍 坐(いなが)ら威名を以て漢軍を撫(ぶ)す
万馬不嘶聴号令 万馬 嘶(いなな)か不(ず)して号令を聴き
諸蕃無事著耕耘 諸蕃 事(こと)無くして耕耘(こううん)に著く
夢回夜帳聞羗笛 夢回(まわっ)て 夜帳 羗笛を聞き
詩就高楼対隴雲 詩就(なっ)て 高楼 隴雲に対す
莫忘鎮陽遺愛在 忘るる莫(なか)れ 鎮陽遺愛在(ある)を
坐以威名撫漢軍 坐(いなが)ら威名を以て漢軍を撫(ぶ)す
万馬不嘶聴号令 万馬 嘶(いなな)か不(ず)して号令を聴き
諸蕃無事著耕耘 諸蕃 事(こと)無くして耕耘(こううん)に著く
夢回夜帳聞羗笛 夢回(まわっ)て 夜帳 羗笛を聞き
詩就高楼対隴雲 詩就(なっ)て 高楼 隴雲に対す
莫忘鎮陽遺愛在 忘るる莫(なか)れ 鎮陽遺愛在(ある)を
北潭桃季正氛氲 北潭の桃季 正に氛氲(ふんうん)
羗笛:蛮族の笛、隴雲:隴地方の雲、氛氲:花が咲きにおう、桃李花(とうりか):雅楽の唐楽の曲名の一つ
欧陽修■酔翁、六一居士とも号し、政治家としても優れ、文学では当時の両袖であり、詩は革新的な
風を鼓吹し、散文は唐宋八大家の一人。
由来 辺境の将には儒臣を用い
居ながらにして その威名で漢の軍隊を順えている
多くの馬も声なく 将の号令を聞き
蛮族たちも事をおこさず 農耕に精をだす
夜寝ていると 闇のなか蛮族の吹く笛の音が聞こえる
詩ができあがると高楼にのぼり 隴地方の雲を眺め
でも忘れるなかれ 瀋陽で愛でた桃李のことを
瀋陽の北の池には いまごろ桃李の花が咲き匂っているだろう