今日2022年8月21日、日本全体の新型コロナ新規陽性者数は22万6171人でした。そして、226人の死亡の発表がありました。
これまでに国内で感染が確認された人は累積すると、検疫、クルーズ船の乗客・乗員を合わせると、1720万5939人となっています。
亡くなった人は、国内で感染が確認された人が3万7063人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて3万7076人です。
これまでに国内で感染が確認された人は累積すると、検疫、クルーズ船の乗客・乗員を合わせると、1720万5939人となっています。
亡くなった人は、国内で感染が確認された人が3万7063人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて3万7076人です。
これまでのトータルの死亡率は、0.216%となります。
死亡率は第6波以降のオミクロン株では下がっている様です。死亡率は下がっていますが、感染者の総数が膨れ上がっている現況では、死亡者の絶対数は過去最多レベルとなっております。
新規感染者数が4週連続で世界最多を記録してしまっている日本ですが、巡り合わせが悪いだけ?で、感染対策が間違っているとは私は全く思っていません。トータルの死者、後遺症で悩む方が少なければ良いのです。感染対策と、経済対策、両者の二律背反のバランスをどう上手くとっていくか。どのような政策をとっても、批判に晒されることは間違いが無いようです。過去に優等生とされた台湾やニュージーランドも感染の大波に飲まれましたし、劣等生とされたスウェーデンやアメリカも何とかそれなりにしのいでいます。
要するに、ワクチンの免疫よりも感染して得る免疫の方が強いので、ある程度の方が感染するまでは感染爆発の可能性があるというわけです。
ワクチンは無効では決してないけれど、副反応もかなりあって、感染予防効果も限定的なので疑問視される方が多いのも納得できます。でも、超高齢者や重症化因子をいくつかお持ちの方には、かなり有効だと私は思っています。一方で、私は、年少者に対するワクチン接種には積極的ではありません。
本日、管轄の保健所から電話が掛かってきました。
90代男性、年齢以外の重症化因子なし(と言うか、医者嫌いなので、受診していないので情報が無いだけ?)軽度の認知症はあるが、COVID-19罹患前はADL自立(自立して生活できていたという事)
8月13日発症、14日S病院でCOVID-19と診断された。投薬は解熱剤のみ。その後、SPO2:92%程度であったが普段と変わらず生活されていた。8月20日になって食欲低下、21日本日、何も食べない、水もあまり飲めないので往診して欲しいとの事でした。
この様な症例に何回か遭遇しました。いつも思うのは、明らかに重症化しそうな患者さんで、重症化すれば生命の危機に陥るであろうことが予想される症例だと思われるのに、何故、COVID-19と診断した発熱外来の医者が重症化予防の経口薬を処方していないのか?という疑問です。
現在、日本では、約3割重症化、入院を阻止する事の出来るメルク社の「ラゲブリオ」と、同じく重症化、入院を89%阻止できるというファイザー社の「パキロビッドパック」という2種類の薬を使用することが可能です。
効果の絶大なパキロビッドパックは、併用禁忌(一緒に服用してはいけない薬)が数多く、併用注意の薬も多くて使いにくいのですが、この爺ちゃんの場合、何の薬も飲んでおられないので、絶好の投薬対象者なのです。それなのに解熱剤しか処方しない医者。何を考えているのか分からないです。確かに、処方手続きは面倒ですが、そんな事で処方しないのか?アンビリーバブルですが、事実です。他の発熱外来でも同じようなことがありました。医師としての矜持は無いのだろうか??相当に腹が立ちます。
本日は8月21日、8月13日発症なので、発症後5日以内に処方しなければいけない上記2種類の薬は投薬出来ませんでした。奈良県知事は奈良県の状況を「レベル1」医療は問題なく動いています と言っておられますが、実際にはこの爺様は入院出来ないのです。
岸田首相、COVID-19となられたようですね。
奈良県知事も罹患して実感していただきたいですが・・・
特別待遇で、どこにでも入院出来るのでしょうねぇ。
特別待遇で、どこにでも入院出来るのでしょうねぇ。
庶民の現実としては、桜井市と宇陀の境に住まわれている超高齢者、往診に行くのは直線距離で20㎞離れた広陵町在住の私でした。桜井市東部、何人もコロナ往診に行っております。他に行く方おられないのでしょうかねぇ。敬愛する先生も何人かおられるのですが・・・・たまたま都合が悪かったのかなぁ??
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