命のカウントダウン(健康余命3605日)

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フルロナが2件出ました。

2023-01-16 23:29:26 | 新型コロナウィルス
本日、奈良県中部の無床診療所である坂根医院の発熱外来では、24人の新型コロナ陽性者が出ました。インフルエンザ(全てA型)は7人。そのうち2人がフルロナ(インフルエンザと新型コロナの両方の罹患者)でした。
午前中の抗原定性検査陽性の検査キットを集めてみました。

抗原検査で陰性であった場合でも、新型コロナ感染が強く疑われる場合には、坂根医院ではPCR相当の検査を追加します。


坂根医院では、15分で結果が分かるアボット社のID-NOWというPCRに準じた検査機器1台と、

1時間かかるけれどより精度の高いミズホメディ社のスマートジーンという機械も2台導入しております。

抗原検査で陰性でも、怪しいなと思った場合はいずれかの機械を使用してPCR(相当の)検査をします。混んでいたとしても、その日のうちに必ず結果を出します。

本日2名おられたフルロナ(インフルエンザ+新型コロナ)の患者さんは14歳と5歳で、二人ともコロナのワクチンは未接種でしたが、いずれも症状は重くありませんでした。14歳児にはイナビル吸入を処方し、5歳児にはタミフルドライシロップを処方しました。そのほかにはアセトアミノフェンを解熱剤として処方しました。

新型コロナ患者、暫く一桁だったのに、今日は24人、そう簡単に減りませんねぇ。インフルエンザは確実に増えています。今のところ全員A型で、急激な発熱を伴っており、比較的分かりやすいです。

新型コロナ感染の方のうち、重症化因子をお持ちの2名の方にパキロビッドパックを処方しました。
一方、重症化因子を持っておられても、ワクチンを4回接種されていて症状も軽い方にはアセトアミノフェンのみを処方しただけでした。

重症化が強く予想される方に対しても解熱剤しか処方しない発熱外来が多く存在しています。信じ難い思いです。何を考えているのだろうと、思います。

重症化因子をお持ちの方は、自衛してください。死にたくなければ、3回はワクチン接種しましょう。ワクチンは罹患を防ぐことは出来ません。ワクチンを打っても掛かる事は大いにあり得ます。抗ウィルス薬(出来たらラゲブリオではなくパキロビッドパック)を処方してくれる医療機関を探しておいてください。
ベクルリーの点滴を在宅でしてくれるなんて所があったら5重丸です!!(大きな声で言いたくないですが・・・坂根医院はしますし、実績もあります
。)

インフルエンザは増えていますが、20代以下の若い方が多く、重症化する気配は殆ど無いです。やはり、怖いのは新型コロナだと感じています。USAから、新型コロナ罹患後、認知症になるリスクが2倍程度上昇するという怖い報告も出た様です。ほんと気味の悪い病気ですね。

新型コロナが重症化しそうな患者さんに対して、重症化、入院を阻止できるとても有効な薬があるのに、手続きが面倒だからと出してくれない医療機関が多いことを知って下さい。

貴方が重症化因子を持っていて、新型コロナに罹患してしまったら、そして、診断してくれた医療機関で希望しても抗ウィルス薬を処方してもらえなかったら、何とか院外処方で良いから出してくれと強く訴えてみてください。それで道が開けるかもしれません。皆で道を切り開いてまいりましょう!!自分で自分を守って下さい。









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