命のカウントダウン(健康余命3605日)

トレッキング、カメラ、陶芸、スキー、釣り、カヌー、遊びなら何でも大好き。仕事も好き、時間がない!

発熱患者さんが減っている。

2020-10-25 23:58:19 | 新型コロナウィルス
外来診療をしていて、発熱で来院される患者さんが少ない。
特に子供さんの発熱患者さんが減っている。
以前書いたが、新型コロナが流行り始めてから、いずれの科も外来患者さんが減少しているが、特に小児科、耳鼻科の患者さん減少が目立つらしい。

 最近、奈良県中部の我が医院に来院された発熱患者さんで目立つのは、感染性胃腸炎疑いの患者さん。30代以下の成人で、微熱程度と体温上昇はわずかだけれど、水様下痢便がひどいと言って来院される。腹痛、嘔気はほとんどなくて、周囲に同様症状認めず、怪しい食べ物を摂った覚えもない・・・多分、ノロウィルスの散発例なのでしょうねぇ そんな方が1日に1,2名来られる程度。高熱の方は、在宅で誤嚥性肺炎の患者さんがこれまで同様に散発する程度、風邪様症状での発熱患者さんは、急に寒くなってきたのに、本当に少ないです。高熱のインフルエンザ様症状例(COVID-19様症状でもありますね)には、今のところ遭遇しておりません。

 新型コロナが流行りだしてから、これまでと、感染症の様子が様変わりした事を実感しています。それを国立国際医療研究センター 国際感染症センター 国際感染症対策室医長国際診療部 副部長 忽那 賢志先生が、「コロナ禍で減っている感染症と変わらない感染症 その要因を感染症専門医が考察」というYAHOO NEWS の記事にされていました。忽那先生の記事は、何時も読みごたえのある記事で、大いに勉強させていただいております。忽那先生、10年ほど前は、奈良県におられたのですね。全く知りませんでした。
 下記の記事、少し長いですが、とても参考になります。短くまとめると、「新型コロナが流行って、感染予防策を取り始めてから、飛沫感染を主体とする疾患や輸入感染症は著明に減少している。接触感染で広がる感染性胃腸炎も減少傾向にある。しかし、性感染症やダニを媒体とする疾患には変化が見られない。」と、なるとおもいますが、面白くてためになる記事です。是非読んでください!!



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コロ健)
2020-10-26 13:25:33
こんにちは。
記事、読みました。わかりやすい内容でためになりました。
輸入感染症が減ったのはよかったですね。デング熱の流行は今年聞かなかったので、このまま国内からは消えてくれたらいいですね。
性的活動の高い人はやっぱり夜の街で行動する男性が主体で、広げているのでしょうね。HPV感染症の広がりもワクチン接種がとん挫している今、心配です。
返信する
Unknown (camper)
2020-10-26 13:57:34
こんにちはコロ健さん。忽那 賢志先生の記事、分かり易くて、バランス取れていて良いですよねぇ。
HPVワクチンのシルガード9、発売承認は7月にされたのですが、実際の発売がなかなかされません。おひとり待ったおられる患者さんがおられるのですが! 男性にも接種するようになるのはいつのことなのですかねぇ
返信する

コメントを投稿