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新型コロナワクチン接種スケジュール

2021-02-18 15:14:04 | 新型コロナウィルス
新型コロナワクチンの国内接種が始まりました。国立病院などの医療関係者約4万人に先行して接種、その後、3月中旬頃からその他の(私も含む)医療関係者:370万人に対する接種がスタート、4月に入って本年度中に65歳以上になる高齢者3600万人に対する接種が始まる予定です。
 当初の国立病院等の4万人は、TVの中継でも分かるように、自院内での接種です。そして、その他の医療関係者370万人への接種も地域の拠点病院での集団接種です。多分、此処までの段階では、予想外の問題は起きないだろうと思っています。(小さな問題は発生するでしょうが、医療行為に慣れた医療関係者が対象で、集団接種の形になるので、ワクチンの配送、保存、注射に至るまでの手技も担保されたものなので、「想定外」の事は起こらないんでは?と、思っています。)

 問題は、4月から始まる高齢者とそれ以降です。基礎疾患のある方、高齢者施設などの職員、そして16歳以上の64歳以下の方に対する接種です。河野大臣は1年以内に希望者に対する接種をすべて終えたいと述べられました。微力ではありますが、協力は惜しまないつもりでおります。上手くいくと良いのですが・・・・・何しろ、対象が3600万人と膨大です。


多数の方に対して、出来るだけスムーズに接種を進めていくために、その患者さんの状態を一番知っている「かかりつけ医」を利用するのが良いのではないか?

インフルエンザの予防接種などでは普通に行われている「かかりつけ医による個別接種」の施行を考えている自治体も多くなってきたようです。
 まず、東京都練馬区が構想を発表して話題となりました。いわゆる「練馬区モデル」と言われるものです。


練馬区モデルの概要
  • 個別接種と集団接種のベストミックスにより短期間で接種完了
  • 診療所での個別接種をメインに、集団接種会場がカバー
上手く運用できれば、非常に良いシステムだと思われます。
ただ、問題があるとすれば、集団接種会場とは違い、基本的に医師一人での対応となりますので、例外的なことが起こった時の対応が問題になると思います。2009年の新型インフルエンザに対するワクチン接種の時は上手く働いたと思われる集団接種とかかりつけ医によるワクチンの個別接種とのハイブリッドシステムですが、今回の新型コロナワクチンは全く未知のワクチンです。
そして、副作用の出現率も少し高いようです。そこを考えながら慎重にかつ大胆に接種を進めていかねばなりません。

20万人に一人という稀な割合ですが、アナフィラキシーが出現すれば、医師一人での対応は困難だと思われます。また、問診に時間を取られるのは、集団接種でも、個別接種でも同じではありますが、時間が掛かる方が一度に複数名来られたりすると、個別接種では対応が難しいのではないかとも思われます。この辺りは、ノウハウを積み重ねていくしかないのでしょう。個別接種は、この新しいワクチンに医療関係者、国民双方がある程度慣れてからの方が良いのではないかと、私は感じています。


我が田原本地区では、今のところ、中央体育館での集団接種がメインで、補完的に保健センターでの集団接種も考慮しているという段階です。施設接種、個別接種は、輸送の問題、アナフィラキシーが起こった時の対応が困難などの理由により、今のところ視野に入っていません。
 周囲の状況を見ながら、柔軟に体制を推し進めていき、集団接種での経験を経て、施設接種、個別接種も視野に入ってくるのだろうと個人的には考えています。




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