命のカウントダウン(健康余命3605日)

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痒みと電気毛布

2020-12-22 00:18:09 | 生活の知恵
 寒い夜が続きますね。冬になると、痒みを訴える患者さんが数多く来院されます。私が真っ先に聞くことは・・・・電気毛布使っておられませんか?です。そのほか、電気行火、湯たんぽなどの布団の中に入れる暖房器具

 使っておられる方多いのです。皮膚を見せていただいて乾燥気味でそれが痒みの原因だと思われたら、即刻、使用禁止!!と、言っちゃいます。

 不服に思われる方が多いのですが・・・・冬になると痒みが強くなる方の大部分が、皮膚の乾燥が原因です。加湿しないで加温すると、湿度は下がります。水素を燃やせば、水が発生するので、ガスや石油を燃焼させる煙突のないストーブなら、多少マシではありましょうが・・・(でも、空気は汚れます) 

 すべからく、加熱はすべて乾燥の原因になると思って間違いありません。特に電気毛布は、皮膚の近くで加熱するので、皮膚の乾燥が著明です。私は電気毛布は別名 夜間人間乾燥機または冬季掻痒作成装置と、呼んでおります。


 発汗の少ない冬期は角質の水分量が減少し、皮膚が乾燥しがちになります。もともと水分の少ないお年寄りは特に、下腿・腰などの部位が乾燥しやすいようです。また、アトピ-性皮膚炎のかたも、乾燥で症状が悪化しやすいです。

ポイント
1、過度の暖房を避け、加湿器などで部屋の湿度を保ちましょう。

2、入浴時はナイロンタオル、ブラシなどで擦り過ぎない。皮膚を傷つけない様心がけましょう。頻回の入浴、過剰な石鹸の使用で皮脂の過剰除去を避けましょう。

3、熱いお湯は肌を乾燥させてしまいます。入浴時はぬるめのお湯(38~40℃くらい)に短めにつかるようにしましょう。

4、入浴後、皮膚に湿り気が残っているうちに保湿剤等の外用剤を湿布するようにしましょう。

5、電気毛布、長時間の入浴、香辛料はかゆみを悪化させるので避けましょう。

以上のようなポイントを行っても改善しない時や、かゆみが強い時などは、皮膚科を受診してくださいね。
 
要するに、風呂から上がったら、まだ肌が水分豊かなうちに保湿剤でパッキングして、電気毛布などで温めた布団に入るのは良いけれど、寝ている間は使用しない。ストレスをなくして規則正しく楽しい生活を!! という事ですね!!




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