命のカウントダウン(健康余命3605日)

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2023年ア月30日から2月5日までのインフルエンザと新型コロナ感染者数はほぼ互角

2023-02-11 22:00:47 | 新型コロナウィルス
週に一度、毎週金曜日にインフルエンザの流行状況が国立感染症研究所(NIID)から発表されます。現在、新規陽性者数が毎日夕に報告されている新型コロナも、近々同様形式で週一回の報告に変わる様です。NIIDの報告は遅すぎます。(昨日2月10日に、1月30日から2月5日までのデータを発表しています。5日遅れです!!)現在、新型コロナのデータは即日に発表出来ているので、これを機に、インフルエンザのデータも即日発表に更新していただきたいと思っています

 その、5日遅れのデータ解析を見てみましょう
 2023年第5週の定点当たり報告数は12.66(患者報告数62,583)となり、前週の定点当たり報告数10.36(患者報告数51,219)よりも増加した。都道府県別では沖縄県(47.18)、福井県(35.46)、大阪府(29.91)、京都府(27.02)、福岡県(24.30)、石川県(22.92)、宮崎県(22.33)、奈良県(19.42)、佐賀県(18.92)、兵庫県(16.96)の順となっている。41都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。6都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約35.9万人(95%信頼区間:32.8~38.9万人)となり、前週の推計値(約30.1万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約5.6万人、5~9歳が約12.4万人、10~14歳が約7.4万人、15~19歳が約2.2万人、20代が約1.6万人、30代が約2.8万人、40代が約2.2万人、50代が約0.8万人、60代が約0.5万人、70歳以上が約0.4万人となっている。また、2022年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約155.4万人となった。

同じ期間(1月30日から2月5日の新型コロナ新規陽性者数と比較してみます。
この一週間のNHK発表データを集計すると、29万1074人でした。新規のインフルエンザ患者さんと、新型コロナ患者さんの数はほぼ同じ程度の様ですね。奈良県中部の坂根医院での印象も「ほぼ同じか、最近はインフルエンザの方が多い事の方が多いかなぁ」程度でした。インフルエンザ新規陽性者、新型コロナ新規陽性者のいずれも、毎日平均すると4,5人程度でしょうか。

まとめれば、シーズン前に危惧されたように、インフルエンザと新型コロナ、双方が流行してしまっている状態(ツインデミック)ではあります。でも、流行レベルは「大したことはなく」て、両者ともに流行盛期の1/10程度の感染状況です。しかし、だからと言って油断してはならないと私は思っています。

NIIDの発表の様に、インフルエンザは漸増傾向にあり、NHKの発表を見ても明らかなように新型コロナは漸減傾向にあります。でも、この先、マスクを外す方向に舵を切れば、いずれの感染症も増加するとは思います。ただ、インフルエンザは、季節的にそろそろピークアウトする時期ですし、新型コロナは既にピークアウトしており、新たに流行りそうな亜種も今のところ出て来てはいません。マスクを外さなければ両方の波は一旦引くかもしれませんが、マスクを外す方向に進むので、多分だらだらと「くすぶり状態」が続く様に思えます。

諸外国で、マスクを外してももはや感染が広がって行かないのは、彼らの多くが既に感染していて、強い抗体を保有しているからです。

敬愛する忽那賢志の記事から引用させていただきます。
例えば、イギリスは2023年1月12日時点で、過去に新型コロナに感染したことを表すN抗体の陽性率が82.5%に達しています。イギリスのN抗体陽性率はオミクロン株が拡大した2022年の1年間で20%から80%に上昇していますので、大半の人はオミクロン株に感染していることになります。
さらに、イギリスはワクチン接種率も高く、ワクチン接種かつオミクロン株に感染した人が多く、いわゆる「ハイブリッド免疫」という強固な免疫を持つ人が多い状態となっています。

一方で、日本のN抗体陽性率は2022年11月時点で28.5%であったと報告されており、イギリスと比較するとまだオミクロン株に感染していない人が多いため、感染者が増える余地があることになります。
イギリスがマスクを外しても新型コロナがそれほど増えない状況は、これまでに非常に多くの感染者と死亡者を出してきた結果のものですので、まだまだ感染者が多い今の日本がそれをマネをしても良い結果にはならないでしょう。
 
貴方が既にオミクロン株に感染したことがあって、その上新型コロナワクチンも接種しておられるのなら、何処ででもマスクを外されても良いのかもしれません。そうでないのであれば・・・「危ない場所」ではマスクを着用された方が、貴方の為でもあり、周囲の方の為でもあると思うのです。貴方はひょっとすると無症状保菌者なのかもしれませんから!!!

人混みではマスク着用を!!!!自分の為に、周囲の為に!!!!

ポケットにマスクを!

2023-02-11 02:02:19 | 新型コロナウィルス
政府の新型コロナウイルス感染症対策を議論する基本的対処方針分科会の尾身茂会長は10日に記者会見し、マスク着用ルールが緩和された後も、混雑した場所などに備えてマスクを持ち歩くことが望ましい、との考えを示した。 「ちょっとめんどくさいけど、ポケットにマスクを入れて、外を歩くなら外して外気を吸う。電車に乗るときは着けることが求められる。これが専門家の共通認識だ」

私も全く同じ考えです。そして尾身会長はこうも言われています。
一方で、その他にどの場面でマスク着用が必要かについては「100万の場面がある。国や専門家がいちいちの場面について、箸の上げ下げまで指示することは、この時代にはふさわしくない」

本当に、何処まで細かな指示が欲しいのでしょうか、あきれ返ります。

多数の人が集まって、比較的に換気の悪い様な「感染の危険性が高い場所」ではマスクを着用し、人がまばらであったり風が吹き抜けている様な場所ではマスクを取りましょう。あとは各自の判断に任せます。というようのが主流になりそうですね。

何度も申しておりますが、自衛してください。政府がどのような指示を出したとしても、自分で考えて自分自身を守って下さい。

私は、外出する時は、これまでもそうしていましたが、今後もマスクを持参します。マスクは普通の不織布のマスクです。出来るだけフィットするようにフェイスラインにあわせて折り曲げて使用しています。N95マスクも持ってはいますが、通常の場面では、悪目立ちするので使う事はありません。コロナ患者さん宅に往診する時には、勿論N95マスク、ゴーグルまたはフェイスガード、防護衣に手袋とPPE(個人防護具)フル装備で臨みます。それでも、患者さん宅(特に複数の感染者がおられるお宅)に入っていくのは怖いです。患者さんには大歓迎していただくのですが・・・お茶やお菓子を勧められても、飲食できませんしねぇ!!可及的速やかに要件を終わらせて部屋を出たいと思うのですが、色々と引き留められて、ヒヤヒヤすることが多いです。
 まあ、そんな危ない状況下でも、それなりの装備をしていればこれまでコロナに罹患することはありませんでした。PPE(個人防護具)の中で、突出して重要な道具は、何と言ってもマスクです。マスクは重要な防護具なのですよ!

 今後、マスクを外しましょう と言う無責任な風潮が広がると思われます。

 マスクを外して新型コロナに罹患しても、外しましょうと音頭取りをしたマスコミなんてカケラも責任なんて取ってくれません。何度も何度も言いますが、自分を守るのはあなた自身でしかありません。上手く対処してください!