命のカウントダウン(健康余命3605日)

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ブレイクスルー感染!!奈良の片田舎にも出現!!

2021-09-03 22:02:03 | 新型コロナウィルス
連日、新型コロナPCR検査装置が大活躍中なのですが・・・・
今日も朝からフル回転
院内に検査機器が無ければ、検査結果は翌日以降ですから・・・・
1時間で結果が出る当院の人気が高まるのは・・・・
嬉しくはあるのですが、能力以上に患者さんが集中するのも困りものです。

朝からフル稼働させていたら・・・・
出ちゃいました。それも2台同時に陽性!!

70代男女。二人ともに7月初旬にワクチン2回目の接種を終えられています。

話題のブレイクスルー感染×2
デルタ株が席捲している(国内占有率9割以上?)今日この頃ですから、このお二人が罹患されたのはデルタ株なのでしょう。

それにしても、2回接種を終えられてからわずか2か月後のブレイクスルー感染!!!驚きました。2回接種から半年程度は感染予防できると思っていたのですが・・・・・2か月で感染は、あまりにも早すぎます!!!例外的な症例であることを望みますが、一度に二人ですから・・・・

ワクチン接種の進んでいるイスラエルの情報によると、従来株で91.5%だった感染防止効果がデルタ株で64%に下がったとのこと。
ただし重症化や入院を防ぐ効果は依然高く、93%。5月に英医学誌ランセットで報告された数値は97%でした。

USAロサンゼルス郡では、新規陽性者の4人に1人がワクチン接種者なのだそうです。ワクチン接種が進んでおり、全国民の6割に行きわたった状態なので、ワクチンの感染予防効果がゼロであれば新規陽性者の6割がワクチン接種はになる筈です。それが4人に1人なので25%/60%=0.42       ワクチンを接種すると新規陽性者は4割ほどに低下すると言うわけですから、イスラエルとほぼ同じくらい6割程度の感染防止効果が得られていると思われます。USAでも、重症化するのはワクチン未接種者がほとんどで アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によりますと、「ワクチン接種を済ませた人が、新型コロナウイルスのブレイクスルー感染のために亡くなる恐れは0.001%未満」にとどまっているということです。


本日の70代のお二人は、おひとりに軽度の発熱、SpO2の軽度低下(95%)はみられたものの、もうひとりは無症状でした。もちろんお二人とも現在お元気です。このまま症状悪化されない事を祈るばかりです。

 日本においても、ブレイクスルー感染は、抗体値が落ちてくる今後多発すると思われます。そして、ブレイクスルー感染をされた方は、症状が軽いので、自覚症状がほとんどないまま、他人にうつしてしまう可能性があります。未接種の方にうつすと重症化してしまう可能性が十分にあります。接種・陰性証明での制限緩和が話題となっていますが、未接種者の安全を考えると私は賛成出来ないでいます。経済のために何とか自由度を高めたいとは思うのですが・・・