写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

春の気まま旅 31日目・塩竃の水産物仲卸市場

2016年05月17日 | 車旅紀行
昨夜は道の駅「上品の郷」に隣接している温泉に入り、ここでP泊。
夜半から降り始めた雨は朝になっても止むことなく降り続いていました。
この様な日は洗濯と移動するのが一番と、仙台に向かって走りました。
途中、ちょっと気になっていた塩竃市の水産物仲卸市場に立ち寄りました。
この様な市場に立ち寄ると期待外れで終わる事が多いが、ここは売り場面積が5000平方メートル弱、店舗数115店。
店舗数と種類の多さで東洋最大級です。
一般のお客も卸値で購入できる全国でも数少ない卸市場と、関係者は言っています。
生マグロの水揚げ量は全国有数で、市場ではマグロ専門店が28店舗もあります。
それにキンキ・クジラ・カニ・タコ・・・だけを並べている専門店が多くあり、店毎に違う特徴も魅力的です。
市場が開いているのは平日は午前3時~午後1時まで、土、日、祝日は午後2時までの営業になっています。
尚、水曜日は休みになっていますのでご注意。






買った商品を自由に焼いたり海鮮丼にして食べられるコーナーが有り、楽しむ事が出来ます。


家内は店主とやり取りしながら何点か購入し、市場を後にしました。



その後は町中で見つけたコインランドリーで洗濯を済ませ、家内の親戚に向かいました。







春の気まま旅 30日目・今年二度目の陸前高田市を訪れて

2016年05月16日 | 車旅紀行
昨日の午後、家内の実家の皆さんが暮らしている仮設住宅を訪れ、夜は久し振りの歓談を楽しみました。
今日は陸前高田市の復興状況を見て歩いたが、3ヶ月前にも訪れているので、あまり進展の変化は読み取れませんでした。
陸前高田市では東日本大震災の遺構として4つの建物が保存されていますが、その内の一つである「道の駅・高田松原」を訊ねました。


建物の外観だけ見ると激しく壊れていませんが、内部はがれきが折り重なり津波の怖さと惨状を目の当たりにできます。


駐車場の一角に小さな建屋が有り、中に慰霊碑が収められています。
今も花が絶えることなく飾られ千羽鶴が収められ、被災された方々の悲しみがヒシヒシと伝わってきました。


その隣には復興まちづくり情報館があり、復興の状況や被災前と被災後の写真などが有ります。
津波で倒し折られた高田松原の松の根っこも展示され、津波の力の怖さも実感できます。


外にも津波で折られた松が展示されています。


地震の怖さを後世に伝え残して行く為、この遺構を一度は訪ねて頂きたいと思います。

春の気まま旅 29日目・熊出没注意

2016年05月15日 | 車旅紀行
昨夜のP泊地の道の駅「錦秋湖」に着いた時、いきなり目に飛び込んできたのは「熊出没注意」の張り紙でした。
しかも、それには「先ほど・・・」道の駅の傍の「湯田ダム付近で・・・」と書かれているではないか!
今しがたプリントし慌てて張り付けたように、張り紙の上下2か所だけ粘着テープで留め、両端は丸くカーブしていてひらひら揺れていました。


家内は、大の熊嫌いで、渓流釣りや山菜採りなどで熊出没の注意書きがあると山には入りません。
今回の張り紙を見て、暗くなってからは車外に一人では出ませんでした。

道の駅は全国に1000ヶ所を軽く超えていますが、其々が特徴を出し集客を図ろうとしています。


この道の駅では、この地方の方言が大きく書かれていて、何が有るのだろうかと、つい奥まで覗いてしまいました。
キャッチコピーにすぐ乗せられる私のような客には有効ですね(笑)


その後、大船渡の高台にあるホテルの温泉に入りましたが、ロビーと浴室からは養殖いかだが浮かぶのどかな大船渡湾が一望できました。


この浴室の外の露天風呂に入り浴槽の縁に顎を置き、しばし時を忘れて眺め、平穏な海にホッとしました。






春の気まま旅 28日目・温泉

2016年05月14日 | 車旅紀行
道の駅「岩城」の朝、今日も良い天気。
今朝、目の前の漁港に立ち寄り釣り人の釣果を聞いてみると、やはり良くない人ばかりでした。
東北の釣りは時期的に少し早いと判断し、今日は岩手に向けて移動しました。
その途中、駅と温泉施設が一緒になっている「ほっとゆだ」に立ち寄りました。


駅舎の左が温泉、右が駅の改札口になっています。


暖簾をくぐると受付が有り、下駄箱と男湯・女湯の暖簾が見え、まさに立ち寄り温泉です。
ここの浴室には他の温泉にはない物が取り付けられています。
それは、入浴中の客に列車の発車までの時刻が分かるように、湯船の壁に上り線・下り線別に信号機が取り付けられています。
列車の出発30以上前は青色に、30分を切ると黄色に、15分を切ると赤色に点灯します。
以前に入ったことが有りますが、なかなか趣のある温泉です。


小さな駅の雰囲気が懐かしさを感じさせます。


この後、ほっとゆだ駅から3キロほど山間に入った湯田温泉峡の一軒宿、湯川温泉「ふる里」に入ってきました。
外観は小さくひなびた温泉に見えます。


しかし、中に入るとさりげなく壁に開けられた飾り棚にはセンス溢れる置物や生け花が飾られ、落ち着いた空間を作りだしていました。








露天風呂は30㎝前後の黒っぽい石で設えられていて、歴史と素朴さを感じ、目の前に広がる山肌には新緑の木々が初夏を告げていました。
湯船の脇には袖付きのいすが置かれ、お湯で温まった体を休めると、爽やかなそよ風が心地よく、ついそのままうたた寝をしそうでした。


お湯は無色透明のナトリウム塩化物・硫酸塩泉で源泉かけ流しです。
ぬる湯好きの私には少し熱めでしたがゆっくり入れました。


春の気まま旅 27日目・滝巡り

2016年05月13日 | 車旅紀行
道の駅「象潟」の朝、今日も天気が良く快適な一日になりました。
鳥海ブルーライン沿いの滝を巡って散策しました。

その一つは平成の名水百選に選ばれた「元滝伏流水」です。
鳥海山に染み込んだ水が80年の歳月をかけて地表に湧きだし、その量は1日5万トンと言われています。
幅30mの岩肌のいたる所から噴出した水は、スジ状になって落ち、岩に当たり砕け散り、苔を育んでいます。
自然が生み出す岩と水しぶきと苔が織りなす造形美に、しばし見惚れてしまいました。

(三脚を使わず手持ちで撮影しているためブレていますが、ご容赦ください)







次に訪れたのは、にかほ市の「奈曽の白滝」です。
幅は11m、落差は26mですが雪解け水で水量が多く、ほとばしる水しぶきを浴びながら見上げる滝は迫力がありました。新緑とマイナスイオンで清々しさを感じ、しばし佇みました。


これは道の駅「象潟」にあるビルの6階展望室から見た鳥海山です。
手前には秋田新幹線が走り、その向こうには60余りの島々が田園地帯に浮かんでいるように見える九十九島が見えます。さらにその後ろに雄大な鳥海山が迫ってきます。


由利本荘市の漁港から見た鳥海山です。
鳥海山をバックに舞うカモメが優雅に見えたました。


山歩きで見つけた「みず」で、お浸しと卵とじにして食べました。
大変懐かしく、久し振りに味わった田舎の味でした。




.風景写真

四季の風景写真