写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

センサー技術の進歩

2020年03月17日 | 技術進歩
近くの消火栓で何か作業をしていた。


見ていると、金属で出来た筒を取り出してきた。
それをビニールの紐でぶら下げているだけで、配線らしきものは無い。


蓋を取り消火栓の上に乗せた。


もう少しアップで見るとこの様になっている。
水が溢れているがお構いなしに、ただ置いただけである。
そして何をするでもなく、所在なげにブラブラしているだけである。


暫くするとその筒を車に積んでいたバッグに入れた。
そのバッグには筒の大きさに合わせた穴が開いており、すっぽりと収まる。
そして、パソコンと同じような画面が付いてる。


何をしているのかと尋ねると、消火栓の配管の漏水検査を行っていると言う。
500mほど離れた消火栓でも同じ機材を使って、双方で通信を行い漏水検査を行っていると言う。
それを筒状の機械に記録し、解析して漏水の有無とその位置を特定しているそうだ。
その昔、漏水検査と言えば鉄の棒を路面に当て、その反対側を耳に当て漏水特有の音を聞き分け判定していた。
その後少し進んで音を拾うセンサーを路面に当て、増幅してイヤホンで聞きとるようになった。
その為、漏水検査は車の往来が少ない深夜作業だった。
この方法だと真下の狭い範囲しか聞き取れず、漏水特有の音を判別するノウハウも必要だった。
センサー技術の進歩で、今は昼間でも可能になり、より精度の高い検査が出来るようになった。
そんな話をしていると、今もそれを使う時が有ります・・・と車から鉄の棒の検査器具を見せてくれた。
アナログの世界とデジタル世界が共存していることに、何故かホッとした。




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6 コメント

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Unknown (ふくろうキャンカー)
2020-03-18 08:06:05
なるほど、最近はこんな機器で水漏れを確認しているのですね。
そう言えば数年前、水道の検針員が長い金属棒を配管に当てて水漏れを確認してました。
私も聞かせてもらいましたが耳の遠い私でもはっきりと聞こえました。
水漏れは凍結防止の「水栓」、自分で直しました。
最近はドライバーで確認してます。
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Unknown (kenharu)
2020-03-18 10:12:43
かなり昔ですが、両手にL字型に曲げた二本の鉄棒をぶら下げて歩くだけで地下の漏水を見つける、という占いみたいな方法がありませんでしたつけ?
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Unknown (写楽湯遊)
2020-03-18 10:42:19
ふくろうキャンカーさんへ
水栓など直ぐ近くの漏水だと、金属棒を配管に直接あてるとハッキリ聞こえるんでしょうね!
私も聞いてみたい!
道路下深く埋めている配管の漏水を聞き取るのは職人技なんでしょうね!?
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Unknown (写楽湯遊)
2020-03-18 15:31:12
kenharuさんへ
L字鉄棒2本ですか!
記憶では鉄棒の耳に当たる部分がガラス
細工のビードロに似た物が付いていて、それを片耳に当てていた様に思いましたが、確かではありません。
両耳で聞くにはL字に曲げる必要が有りますね!
それに2本だと、より漏水の音を拾うでしょうね!
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Unknown (kenharu)
2020-03-18 19:33:04
左右の手でL字鉄棒をぶら下げて静かに歩きます。地下に漏水のある場所にくると、あら不思議。2本の鉄棒が互いに引き合うにスーと近寄るのだそうです。
昔TVで見ましたが信じられませんでした。
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Unknown (写楽湯遊)
2020-03-18 20:51:11
kenharuさんへ
えっ!!
そう言う話ですか!?
オカルト的な話ですね。
科学的な根拠が有れば信じますが、そうでないと実際に自分の目で見るまでは信じがたい話ですね。
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