サランバンでの韓国茶礼の席は
開け放った窓から
多くの方が興味深く見学していらっしゃいました。
チマチョゴリの優雅な動きと
やはり立て膝でお茶を淹れるという姿が
関心の的です。
お点前の時だけの型ではなく、
礼をする時も、
点前座からはずれてお客様と語らう時も
チョゴリの中は右足を立てています。
日本なら
ちょっと失礼な姿です。
立てた膝の上に腕を置いて
目上の方と話をするのですから。
でも、これが、
韓国では礼に適った姿なのです。
李先生の東京茶礼房では
高麗の時代の茶礼を
文献から読み取り、
その上で、
現代の道具組みのなかで
韓国茶礼の心が訪ねられるよう
工夫されています。
以前、正座と立て膝のことを
ずいぶんと記しました。
それは、身体的に正座が膝に悪影響があるという点で
茶道のお稽古の今後の方法を考えるために
私にはとっても重要だったからです。
今回は、文化という点で
立て膝について触れている本を
ご紹介しておきます。
熊倉先生のご研究ですが、
江戸時代以降のマナーの変容について
いくつかの分野でまとめられていますが、
茶の湯の座り方についても記されています。
利休以前に、立て膝で点前をしていた様子も
見ることができる。
禅寺では
立ったままで腰をかがめて
お茶を点てる型があります。
現代でも四頭茶会で見ることができます。
マナーは時代と共にうつろうもの
お茶を淹れるいくつもの姿から、
お茶と向かい合ってきた様々な文化が思い起こされます。
『文化としてのマナー (日本の50年日本の200年) 』
熊倉 功夫
岩波書店
2008年2月発行
開け放った窓から
多くの方が興味深く見学していらっしゃいました。
チマチョゴリの優雅な動きと
やはり立て膝でお茶を淹れるという姿が
関心の的です。
お点前の時だけの型ではなく、
礼をする時も、
点前座からはずれてお客様と語らう時も
チョゴリの中は右足を立てています。
日本なら
ちょっと失礼な姿です。
立てた膝の上に腕を置いて
目上の方と話をするのですから。
でも、これが、
韓国では礼に適った姿なのです。
李先生の東京茶礼房では
高麗の時代の茶礼を
文献から読み取り、
その上で、
現代の道具組みのなかで
韓国茶礼の心が訪ねられるよう
工夫されています。
以前、正座と立て膝のことを
ずいぶんと記しました。
それは、身体的に正座が膝に悪影響があるという点で
茶道のお稽古の今後の方法を考えるために
私にはとっても重要だったからです。
今回は、文化という点で
立て膝について触れている本を
ご紹介しておきます。
熊倉先生のご研究ですが、
江戸時代以降のマナーの変容について
いくつかの分野でまとめられていますが、
茶の湯の座り方についても記されています。
利休以前に、立て膝で点前をしていた様子も
見ることができる。
禅寺では
立ったままで腰をかがめて
お茶を点てる型があります。
現代でも四頭茶会で見ることができます。
マナーは時代と共にうつろうもの
お茶を淹れるいくつもの姿から、
お茶と向かい合ってきた様々な文化が思い起こされます。
『文化としてのマナー (日本の50年日本の200年) 』
熊倉 功夫
岩波書店
2008年2月発行