花月(かげつ)というのは
5人で行うゲームのようなお稽古です
札をひいて役を決めます
お点前さんが茶杓をとったところで
札を回して
「月」をひいた人がお茶をいただき
「花」をひいた人が次のお茶を点てに立つのです
お点前さんと花の人が座を代わるタイミング
茶碗をとりこみまた戻すタイミング
次の札をまわすタイミングなどが
すべてがうまくいくと
それはきっと気持ちが良く
端で見ていても
きれい!ということになるのでしょうが
これぞ花月なんて未体験です
本当はここでこうなのよね~とか
立つべき時に足しびれて立てない~とか
また花だから月だったことにして~とか
おおよそ「風雅」には至りません
たいてい笑いが絶えず
どちらかというと楽しいお稽古になります
でも花月の本来の目的は
その「楽しいお茶」を戒めるものでした
「茶の湯が漸く女子の遊芸と化そうとした徳川中期に、
それを憂慮して如心齋と又玄齋が
稽古本位に創設したもので
厳しい規矩作法の実践を企てた」
と本書の「はしふみ」にあります
江戸中期には女子の遊芸と化していた・・・
女子だけ~?
というのはおいておいて
ということは
江戸中期に
着物を着て女性は正座をして
お茶のお稽古をしていたわけですね
むむ、正座・・・
どんな着物の着方だったのでしょう
遊芸化した茶の湯というのは
どんなだったでしょう
改訂版
『花月風雅集』
監修 千宗室
編 濱本宗俊
昭和61年7月12日発行
淡交社
5人で行うゲームのようなお稽古です
札をひいて役を決めます
お点前さんが茶杓をとったところで
札を回して
「月」をひいた人がお茶をいただき
「花」をひいた人が次のお茶を点てに立つのです
お点前さんと花の人が座を代わるタイミング
茶碗をとりこみまた戻すタイミング
次の札をまわすタイミングなどが
すべてがうまくいくと
それはきっと気持ちが良く
端で見ていても
きれい!ということになるのでしょうが
これぞ花月なんて未体験です
本当はここでこうなのよね~とか
立つべき時に足しびれて立てない~とか
また花だから月だったことにして~とか
おおよそ「風雅」には至りません
たいてい笑いが絶えず
どちらかというと楽しいお稽古になります
でも花月の本来の目的は
その「楽しいお茶」を戒めるものでした
「茶の湯が漸く女子の遊芸と化そうとした徳川中期に、
それを憂慮して如心齋と又玄齋が
稽古本位に創設したもので
厳しい規矩作法の実践を企てた」
と本書の「はしふみ」にあります
江戸中期には女子の遊芸と化していた・・・
女子だけ~?
というのはおいておいて
ということは
江戸中期に
着物を着て女性は正座をして
お茶のお稽古をしていたわけですね
むむ、正座・・・
どんな着物の着方だったのでしょう
遊芸化した茶の湯というのは
どんなだったでしょう
改訂版
『花月風雅集』
監修 千宗室
編 濱本宗俊
昭和61年7月12日発行
淡交社