かしこジャーニー

「日々しるし」と「難聴のこと」

いとこ

2017-03-19 19:54:03 | いまおもうこと
母が自治医大で検査をすることになったけれど仕事を休めない。
電車とバスの乗り継ぎや、大きい病院内の移動は大丈夫だろうかと心配していたら、狭山に住むいとこが連れて行ってくれるとのこと。

すでに退職しているので時間はあるよと言ってくれるけれど、リウマチが悪化して2ヶ月も入院していたというので申し訳なくおもう。

母よりも少し若く、結婚するまでは姉弟のように育ったそうで、いとこの結婚式の仲人は父と母だ。
私を身ごもって実家に帰っていた母が破水したとき、仕事が休みでたまたま家にいたいとこが病院へ連れていってくれた。つまり、わたしも生まれる前からお世話になっている。


急いで夕飯を買って帰り3人でご飯。昔話に花が咲く。おじいちゃんのお葬式のときに怒られたとか、熱海に用事があったうちの父を車で連れていったとか、しかもガソリン代を払っていないらしいとか、若いころ車で田んぼに落ちたはなしとか、、まだまだつづく…

そして私はこんな大事なことを忘れていたのかと猛省したのが、血小板をもらったことだ。
父の最初の大きな心臓手術は私が小学校の卒業式だった。
その手術で血小板をくれたのが、いとことその奥さんのお兄さんのふたりだった。
ドライバーだったいとこは電車を使わず、秋葉原の三井記念病院まで車できたものの、帰りはさすがにハンドルを握る手が震えたこと、お兄さんも翌日は仕事にいけなかったことを、今だから言えるんだけどねと話してくれた。
父がその後13年生きられたのはおふたりのおかげだ。


わたしが免許をとったときに隣に乗ってくれたこともあったな。生まれる前から、そしていまも細く長く助けてもらっているんだ。
いつもお世話になる人だけじゃないよ、忘れちゃいけない大事なことだよ。

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