かしこジャーニー

「日々しるし」と「難聴のこと」

狐狸狐狸ばなし

2013-08-25 00:02:06 | 好きなもの
お盆休みに、八月納涼歌舞伎「狐狸狐狸ばなし(こりこりばなし)」を観てきた。

狐と狸の化かしあい。
すごく悪どくて毒があるのに憎めない奴ら。(たしかに毒がポイントだし、、)

欲のかたまりで、騙し騙されても懲りなくて、きっとこの先も縁が切れることなく生涯だまし騙されながら過ごしていそうな面々。ああ滑稽。

初めて歌舞伎を観るなら、こんな演目から入るといいのではないかしら。

又市を演じる勘九郎さんを観ていたら勘三郎さんがなんども浮かんできたので、その姿を重ねつつ鑑賞。

帰ってから調べると、この演目は中村屋さんお馴染みのお芝居だったそうで、初演では森繁さんらとともに十七代勘三郎さん、つまり勘九郎のお祖父様も演じられたとのこと。
中村屋三代が三人それぞれの役を演じたようだけれど、勘三郎さんならどの役でもいいだろなと思いながら観ていたので納得。

扇雀さん、橋之助さん、忘れちゃいけない牛女の亀蔵さんの怪演…
七之助のガツガツした女もそれはそれで憎めず、なんだか可愛く思えてくる。
役者さんがみせてくれます。大満足!

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