「〇〇女史」
「〇〇女史」
・・・〇〇は苗字
夢のなかで低い枯れた男性の声が繰りかえし私を呼んでいる
「はい」
「はい!」
呼ばれるたびに答えるけれど、その声の主には届かないようだ
「〇〇女史」
「〇〇女史」
「はい!!」
わたしは声を出して答えたのだろう、そこで目が覚めた
目を開けて起きてもまだ「〇〇女史」と呼びつづける
大きな声
ちかいな
・・・・・
・・・・・
ん?ん??
・・・・・
夢のなかでわたしを呼ぶ声は、隣で寝ている愛犬ターメリックの寝言だった
低い枯れた男性の声が途切れなく、、それがまさに右隣の毛むくじゃらから発せられていたとは
本当に〇〇女史って言った?
ちょっと寝ぼけていたけれど、ほんとうにそんな風に聞こえたよ
ターメリックにどんな夢をみていたのって聞いてみたいな