かしこジャーニー

「日々しるし」と「難聴のこと」

母と子の名作文学

2014-03-21 17:59:04 | 映画・本・美術館
子どもの頃、母はよく本を買ってくれた。わたしの好みではなく親が子どもに読ませたいと思うもの、例えば児童文学や世界の名作集などを定期的に読みなさいと与えてくれた。

ところが、本があまり好きでなかったわたしは、読みたくないものをまたかと。すこし読んで本棚にしまっていたように記憶している。

そんななかでも、くりかえし読み返していまも手元に残る本がある。

メアリ•ポピンズ
にんじん

ともに集英社の母と子の名作文学(全50巻)のうちの2冊。


メアリ•ポピンズの映画が公開されるらしく、ここのところ朝刊に毎日広告が掲載されていて気にはなっていたところ、本棚整理中に出てきたからびっくり。


監修の名前も誰もが知っている川端康成さんと、赤毛のアンの村岡さんの名前がある。

もう一度読み返してみよう!


チェリー•ツリーどおり17ばんち。
そこは、バンクスさんのおうちです。


はじまりの一節でわくわくしてきた。これから始まる物語の世界にすっと入りこんでいく。大人になってもこの感じは変わらないんだなぁ。うれしいな。


その後いつしか本がすきになり、物語の世界に浸るたのしみや、エッセイからその人を知るおもしろさなど、本の魅力に引き寄せられて今にいたる。

これも母の本の定期便のおかげなのかもしれないな。