予定がキャンセルになった私と、予定を取りやめて時間ができた母のふたりで久しぶりに川越へ
訪ねたのは今年3月に開館したヤオコー川越美術館、三栖右嗣記念館(みす ゆうじ)
今年のヴェネツィア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞された伊東豊雄さんの設計
雑誌Casaで知り、埼玉に伊東さんの建築物がある!これは行かねばと
入館料のみ300円
お茶とケーキ付きのチケットは750円
お得!これにしました
レアチーズケーキはさっぱり、アップルタルトはしゃきしゃきしたりんごが美味
三栖さんの絵を初めて観ましたが、人物画、風景画、静物画のなかで、風景画がとくにすてきでした
特に、ゴルドの窓、麦秋からは、南仏ゴルドと富良野の空気、風の音を感じます
麦秋は観る位置を変えると風の吹く方向や、強さも違ってみえます
コスモスは最も多く描かれた花だそうで、バスケットに無造作に入れられたコスモスと、バランスよく入れられたコスモスが並んで展示されており、その鮮やかな色や愛らしい花々に見入ってしまいました
ラウンジには大きな500号の爛漫が1枚だけ展示されています
満開の桜の木の下に立って見上げたときのような圧倒的な花の景色
満開の花に囲まれ別世界に迷い込んだような錯覚
左下の小さなカワセミ(合ってるかな?)を見つけたときの喜び
この桜の大木が描かれた絵を眺めながら、おいしいケーキをいただく至福の時間
あまり美術館へ行くことのない母は、好きな絵を見つけたようで、お茶を飲みながら楽しそうに話していました
車で行ける素敵な場所がひとつふえた
しあわせ
昨日の読売新聞朝刊(19面)に難聴の記事があった
「医療ルネサンス」の6回連載でその1回目
(平日掲載のため2回目は来週の月曜)
宇崎竜童さんは騒音性難聴と加齢の影響で、40代半ばから補聴器をしているそうで、その過程と症状が書いてあった
相田翔子さん、勘三郎さん、浜崎あゆみさん、シカオちゃんと難聴を公表する芸能人の方が増えているようにおもう
記事の最後にあった『治らない難聴でも、生活の質を維持するために何ができるのか考える』の言葉が気になる
どんな内容なのか2回目以降も読みたい
難聴とわかってから10年以上たち、生活の質を自分なりに考え悩んできた、いや終わってない、いまも悩み考える
聴力低下で点滴と注射に通った4年前の耳の日記を読みかえした
過去の自分に教えられることたびたび、今回もまた
『飲んだ水を毒にする蛇か、飲んだ水を乳にかえる牛か、その水は飲んだものが決める』
薬師寺の法話を聞いた日の一文(お坊さんのお話より)