かしこジャーニー

「日々しるし」と「難聴のこと」

家紋

2011-02-15 12:54:24 | 映画・本・美術館
金沢文庫で運慶を見てきたのですが、建物は称名寺というお寺に隣接しています(お寺の敷地内なのでしょうか、庭園につづくトンネルをぬけると金沢文庫)。

金沢文庫の金沢というのは地名、文庫は図書館の意味で、この地で栄えた北条氏にまつわる書物を保管する日本最古の図書館とのこと。

さて、写真は称名寺本堂の右側に建つお堂で、屋根の上には北条家の家紋「みつうろこ」がふたつ並んでいます。
以前訪ねた岩手の正法寺では、お堂の同じような場所に伊達家の家紋がありました。
なるほどおもしろい。
次回からはそういうところも見ていこう。

家紋で思い出すのは...我が家の墓石に掘ってある家紋は、墓石屋さんが持ってきた分厚い家紋一覧を参考に家族みんなで考え、私が下絵(この言い方でよいのだろうか?)を書いた。
母の話によると業者さんが新しい家紋でもいいのですよと言ったそうで、下がり藤っていいね、とわき道にそれながら我が家の家紋と○○家の家紋を合わせたデザインに落ちついたのです。
どうしてこうなったのか、今となっては詳しく覚えていないのですが、、


さてさて、運慶の仏像。
その凛々しさ美しさ、円成寺の大日如来から感じられる静謐な空気、、比類なき仏像については改めて言うに及ばず。

平安、鎌倉時代の人々の目には私が感じる以上の神聖さと迫力があったでしょう。
別冊太陽の運慶を図書館で借りて、運慶の生きた時代背景や父親康慶からの続く奈良仏師たちの偉業、慶派の歴史を少しずつ読んでいます。
見に行った方は是非、おすすめします。