阿武山(あぶさん)と栗本軒貞国の狂歌とサンフレ昔話

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by小林じゃ

ランダムにサンフレ昔話 その23 カズの51日間(10) 濃霧

2014-05-20 08:49:23 | サンフレ昔話

10回目は1999年12月28日(火)、30日(木)の吉田サッカー公園での練習について。

 

 準決勝の翌日27日はVポイントでチケットを購入。今のような競争率ではなくて行列もなく普通にメイン指定席が買えた。元日までに1日練習を見たくて28日に吉田へ。しかし、目を開けていられないほどの濃霧で非公開練習みたいなもんだった。

 チーム事情があれこれ伝わってきて、沢田は重傷、森保も元日は難しい。ポポヴィッチとフォックスも万全ではない。また、森山泰行もベンチには入らずこのままチームを離れるのではないかという噂で、あまり明るいニュースはなかった。しかしピッチではコウジと駒野がベンチ入りに向けて頑張っている。私にとってはこれが気になるところで、30日の移動前の練習も見に行くことにした。

 30日は報道陣が大勢来ていたが、やはり濃霧で自動的に秘密練習。平塚で現役を引退して来年からユースのコーチになると聞いていたゴリさんがいたから話しかけてみる。ゴリさんのサンフレでのラストゲームは96年の元日だった。そんな話をしていたら、元日にラジオの実況をするというTBSの清原アナが私にも名刺をくれる。ゴリさんと話していたから関係者に見えたのだろうか。ピッチでは、コウジや駒野がベンチ入りに向けてアピールしているはずだが、とにかく霧で見えない。当日撮った写真を2枚見てもらうが、どちらがカズなのか判別が難しい。森ファンの分析をお待ちしています。

 当時はクラブハウス2階のバルコニーにサポーターも入って見ることができた。また今食堂にしている建物はまだ完成してなくて、クラブハウス2階が食堂だった。そのバルコニーの椅子に座ってベンチ入り情報を待っていたら、問題の2人が出てきて、駒野「まだわかりません」、コウジ「入れなかったら親と(国立に)行きます」 私も年末の用事が残っていたので、これだけ聞いて宮の城のバス停へと急いだ。結果は2人とも残念ながらベンチ外。あとから聞いた話では、ポイチがユースの3人を車に乗せて安芸区の森家でコウジと駒野を降ろして駒野はそこから帰省、折り返しポイチとカズは空港へ、時間的に相当厳しい移動だったそうだ。

 いよいよ元日決勝。しかし、2000年問題が何者なのかわからない上にキックオフが例年より30分早い13時。間に合うようにたどり着けるかどうか不安を残したまま、当日を待つことになった・・・

 



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