普通の日々

ごく普通の日々の事

宇宙開発は予算が付かない

2005-01-22 20:55:11 | ニュース関連
ハッブル望遠鏡、米が廃棄へ…太平洋上落下の割安策で (読売新聞) - goo ニュース
 非常に残念ですけど予算が無いと言うのであれば仕方ないのかも知れません。最近は土星探査機カッシーニや小型探査機ホイヘンスからタイタンの情報、無人探査車オポチュニティーから火星の隕石の情報が入ってきて宇宙への関心が高くなっていたのに・・・・本当に残念です。
 予算の壁というのは厳しいですね。我々に様々な大宇宙の神秘を見せてくれたハッブル宇宙望遠鏡も、延命措置を講じる為の予算案は外され、太平洋上に落下させる為の関連予算が代わりに盛り込まれる。宇宙関連は予算が付きにくくなっていますね。日本でもHOPEは凍結され、ロシアでもシャトルタイプの運用は中止、シャトル自体は売却。今元気なのは中国位ですか、また打ち上げるみたいだし。中国、今秋にも有人宇宙船打ち上げへ (読売新聞) - goo ニュース

 大逆転で延命措置が行われる可能性も、まだあるとは思いますがかなり低い確率でしょう。
 太平洋上に落下する場面は見たくないなぁ。

学校を安全な場所にするには その2

2005-01-21 19:53:36 | ニュース関連
横浜の小学校に男侵入、児童に暴行 防犯モニター監視の職員不在 (産経新聞) - goo ニュース
【また横浜市内では平成十五年十月、別の市立小学校に刃物を持った男が侵入した事件をきっかけに、市立校全校に防犯カメラの設置を進めていた。侵入口となった同校裏門にも防犯カメラは設置されていたが、録画機能が故障していた上、当番職員を決めていなかったためモニターを監視していた職員はいなかったという】
 15日に学校の45%に防犯設備、警備員は1割近く (読売新聞) - goo ニュースのニュースがあったので学校を安全な場所にするにはを書いたのですが、それから一週間もしないうちにこの横浜の事件が起きました。そして上記【】中にあるように私が心配した運用に問題があった訳です。
“防犯システムは設置しただけでは意味がありません。全ては運用出来るか出来ないかに掛かっています”
 しかし本当に運用できてなかったんですね。防犯カメラを何の為に設置したと思っているんだろうか、この人達は。と、言いたい所なんですが、私は教職員がどれ位忙しいかを知らないので余り強くは言えません。ただ、教職員が忙しくて完全な監視が出来ないのであれば、専従の監視員を配置しなければならない訳です。その辺の話し合いが防犯カメラを設置するときにあったんでしょうか?特別な話し合いも無く“多分出来るんじゃないかな?”位の考えがあったのだとしたら直ぐにその考えを改めてください。完全な監視というのは片手間で出来ることじゃないんです。

 今回は容疑者が何故侵入したのか全く分かりませんが(本人も酔っ払っていて分かっていない様子)、これが明確な殺意と凶器を持った人間だったら悲劇的な事件になっていた筈。
 もう一度書きます。どんなに立派な防犯システムを設置してもちゃんと運用できなければ意味が無い。教職員で運用が出来ないなら専従の人間を配置しなさい。

偽札ニュースが止まらない

2005-01-20 20:19:06 | ニュース関連
偽の「新」1万円札使われる 宇都宮で若い女性 (朝日新聞) - goo ニュース
タクシーで男女2人組が偽の新1万円札使用…大阪 (読売新聞) - goo ニュース
 新1万円札の偽造紙幣も出てきましたね。ホログラム部分があるから偽札を作る時に原版として選択されにくいと思っていましたが、偽造する人間にはあんまり問題ではなかったようですね。ホログラム部分を何とかしなければ一発で偽札と判断されますけど。
 しかし元日から偽札の報道が駆け巡っているこの時期にあえて偽札を使用するというのはどういう神経をしているんでしょうね。私が一昨日利用した書店はレジの所に「紙幣は確認させていただく場合があります」という張り紙がしてありましたよ。たとえ張り紙をしていなくても、口頭で店員に注意する様にと伝える位はしているでしょう。偽札に対する注意がこれだけ高くなっているこの時期に偽札を使うというのはただの自滅行為だと思うんですが・・・・通貨偽造が軽い罪だと思われているんでしょうか?

(通貨偽造及び行使等)第148条 行使の目的で、通用する貨幣、紙幣又は銀行券を偽造し、又は変造した者は、無期又は3年以上の懲役に処する。
2 偽造又は変造の貨幣、紙幣又は銀行券を行使し、又は行使の目的で人に交付し、若しくは輸入した者も、前項と同様とする。
(外国通貨偽造及び行使等)第149条 行使の目的で、日本国内に流通している外国の貨幣、紙幣又は銀行券を偽造し、又は変造した者は、2年以上の有期懲役に処する。
2 偽造又は変造の外国の貨幣、紙幣又は銀行券を行使し、又は行使の目的で人に交付し、若しくは輸入した者も、前項と同様とする。
(偽造通貨等収得)第150条 行使の目的で、偽造又は変造の貨幣、紙幣又は銀行券を収得した者は、3年以下の懲役に処する。

 通貨偽造及び行使は決して軽い罪じゃないんですけどね。

簡単に信じたTBS

2005-01-19 23:44:16 | ニュース関連
「拉致被害者の写真」は韓国在住の脱北者 (読売新聞) - goo ニュース
失踪者2人と似た写真、脱北者が所持 調査会公表 (朝日新聞) - goo ニュース
 なんか妙な状況になってきましたね。金目当てに偽の写真を混ぜた様なんですが、こういう事があると脱北者経由の写真の信用度が一気に低下するじゃないですか。今までに出てきた写真も怪しく見えてくる。どうしてこうなったのかをハッキリと検証して貰わないとね、TBSさん。
 しかしこうなると朝日の記事に出ていた鑑定というのもどうなっているんでしょうね。
【家族から鑑定依頼を受けた東京歯科大の橋本正次助教授(法人類学)が、失跡前の2人の写真と照合。写真の男性は「斉藤さんと同一人物とみて差し支えない」、女性は「松本さんの可能性が高い」との結論を家族に伝えたという】
 今回の鑑定結果は完全に間違いだったという事になりますよね。となると今までの鑑定結果も間違っていた可能性が出てくる。写真による同一人物の鑑定がいかに難しいか、というよりもいかに当てにならないかを証明したことになってしまいかねない。

 今後は脱北者経由で出てきた写真も写真の鑑定結果も全て疑わなければならないことになった。写真だけで北朝鮮を追求する事も出来なくなったと見ていい(もともと相手にはしないだろうけど)TBSはこの責任をどう取るのか。

ヤフー・オークションで詐欺続発

2005-01-18 20:29:39 | ニュース関連
「ヤフオク」のデジカメ売買で詐欺か 被害報告300人 (朝日新聞) - goo ニュース
ネットで30万円詐取容疑、男を逮捕…被害5400万 (読売新聞) - goo ニュース
 先週から「ヤフー・オークション」での詐欺のニュースが多いですねぇ。他にも盗品や海賊版の出品で度々出てきますね。今日購入した「週間アスキー別冊」にも「ヤフーオークショントラブル大調査」なんて記事が載っていました。
 トラブルはヤフーのガイドラインに従えば解決するようなことが多いようですが、詐欺にあわない様にするには自分が細心の注意を払うしかないんでしょうかね。でも詐欺を目的にオークションに出品しているなら、不信感を抱かせないようにそれなりに注意しているでしょうから、詐欺と見破るのは少し難しいかもしれません。それでも何処かに綻びはあると思うんですけどね。まあ、最終的にはオークションに参加しないのが一番いいんでしょうが。

ヤフー:「落札者の入金で商品調達する出品」禁止へ-トラブル増加で(ブルームバーグ)
 ヤフーも動いているみたいですけど、どうなんでしょうかね。オークション参加資格や規則を厳格にすると「ヤフオク」が衰退しかねない。かといって何もしなければ批判が集中する、結局参加者が減っていく。この辺をどう調整するのか見ものでしょう。

 私ですか、私は顔の見えない個人との売買はしません。安全第一。

医者の本音なのかな?

2005-01-17 19:56:08 | ニュース関連
医師がHPで患者中傷 「頭悪い、二度と来るな」 (共同通信) - goo ニュース
 本当はこの記事が配信された日にこれについて書こうと思っていたんですが、そのまま忘れて別の事を書いていました。で、昨日このニュースについて思い出して“こーゆー時には某掲示板へGO”と考えてそのまま某掲示板を眺めていました。やはりあそこは凄いですね、問題のHPにも行けましたよ(トップページと謝罪文しかありませんでしたが)
 他に新聞社のサイトに問題の日記の抜粋が載っている事も分かりましたので、以下に文章が判る様に少しコピペしてみます。

【昨晩の「救急」外来患者様。お酒を飲むと胸痛発作が起きる人が酒を飲んで胸が痛くなった。頭悪いとしか言いようがありません。倒れても文句言うな、と言いたい】
【ちょっと困った患者さんが入院してます。病院生活が不満らしく文句たらたら。おかげで不満が大爆発。明日帰ります。困るんです。私の体です。死んだってかまわないから帰ります。カンベンしてくれ。本音を言うと、さっさと退院してほしいです。むしろ帰れ、今すぐ帰れ、二度と来るな。私もあなたがこの世からいなくなってもなんとも思わないです。って言ってやりたい】
【さて、そんなメマイ外来に筋金入りみたいな人が本日いらっしゃいまして。もう、手のつけようのないぐらいいけてない感じの方で。こっちの質問をさらっと流して、手のしびれとか、頭痛とか、首のこりなどを訴えます。メマイ以外の症状は別のところで言ってくれる? メマイがするという割には元気に徒歩で帰宅。…二度と来るな。と言いたい】
【本日は「はじめての甲状腺」の手術をさせていただきました。甲状腺周囲の剥離→甲状腺にモスキートを突き刺したのは内証の話。や、楽しかった。また、やらせていただきたいです】
【忘年会をかねて飲み会。その最中、なぜかボスのポケベルが鳴り響く。緊急手術だな。というわけで、緊急気管切開へ突入。今回は病院の近くでの飲み会だったので気合入れて飲んでました。ボスの耳は真っ赤だし、私は超ハイテンション。血を見てますますテンションあがる始末。思いっきり酒臭かったことに対しては…や、申し訳ない(笑)。この仕事はこの緊張感がたまりませんな】
【とりあえず寝ようと思って当直室に行くとすぐにPHSが。「病棟の患者さんが意識消失してるんです。診てください」。行ってみると…心臓止まってました。すでに鮮魚売り場の魚のように瞳孔も全開】

 まあ、なんといいますか・・・・医者の本音全開といえばいいんですかね。そりゃ患者にも色々な人がいますよ。私だって酒飲んじゃ駄目な人が酒飲んで担ぎ込まれてきたら馬鹿だと思いますよ。でもそれを不特定多数の人が見る可能性のあるサイトの日記に、思ったままに書き込んじゃ駄目でしょう。更には手術中のミスや酒を飲んでいた状態で手術をしたことまで書いてある。これだけ書き込んである日記をサイトに公開しておいて、この結果を予想していなかった貴方は「頭悪い」と言われても仕方ないよ。我々が日記やサイトで政治屋やタレント、上司や部下や客先の悪口を書くのとは立場が違うんだから。

被災地における不公平

2005-01-16 19:49:34 | ニュース関連
流通マヒ、届かぬ物資 津波被害のスリランカ (朝日新聞) - goo ニュース
 救援物資を被災者に公平に分配するという事はかなり難しいことなんでしょうね。救援物資の内容と数量、被災者の家族構成、そしてその配布場所等様々な事を考慮して配布しないと、あっちでこれが足りない、こっちでこれが余っているという事が必ず起きる。
 記事にあるスリランカですがこの状況は拙いでしょう。
“今月7日、県庁が各集落の村長を通じて、最寄りの生活協同組合の店で救援物資と自由に交換できる配給券を配り始めた。スギトさんも村長のところへ受け取りに行ったが、「被災者名簿に名前がないからダメだ」と断られた。

 村長は「全世帯に配った。もらっていないのは被害がないからだ」と言い張る。しかし、スギトさんの家に近い5軒のうち受け取ったのは1軒だけ。配給券を扱う生協の店主は「被害がないはずの内陸の人が配給券を持ってきた。村長が自分の友人とかにばらまいたんじゃないのか」。

 村長は、住民登録や証明書の発行、住民動向の把握が日常の任務。政府派遣の県行政長官に任命され、「上には都合のいい情報しか上げない」「酒を持っていかなければ証明書も書いてくれない」などと各地で評判は良くなかった。そんな村長が被災後、死者、不明者、被害家屋の確定から、救援物資の配分まで全権を握ることになったのだ”
 被災地では行政がまともに機能していなければ、政府の被災民支援策が上手く機能する筈がありません。こんな責任感の欠片も無い、無能の塊みたいな村長の元ではそれにますます拍車が掛かるでしょう。こういう状況での不公平は不満が復興後にまで尾を引く可能性もある。将来これが原因で何らかの悲劇的な事件が起きる可能性だってある。この状況は早急に改善しなければならないんですが、問題はスリランカ政府にその能力が有るかという事なんですよね。

 記事にはもう一つの問題が載っています。直接には津波の被害を受けなかったが、津波で職を失った人達が食料を受け取りに避難所へ行ったら、家を失った被災民から「お前たちは被災民じゃない」と追い返されたというのです。スリランカ政府の被災民支援策の内容は判りませんし、単にその避難所だけでの事なのかもしれませんが、こういう不公平・差別もそのままにしておくのは拙いでしょう。先程書いたように不幸な事態の引き金になりかねない。

 記事はこの文章で締めくくられています。
“ガール周辺へは被災直後、民間ボランティアが大量の援助物資を直接運んだ。政府が「配給物資は十分にある。政府に任せて」と繰り返したこともあり、民間が直接届ける救援物資は目に見えて減っている”
 この文章を読む限りでは現在スリランカ政府にスリランカ全土における被災民支援の能力は無いとも言えます。外国政府の援助隊や民間ボランティアの協力が必要なのかもしれません。問題はスリランカ政府がそれを受け入れてくれるかなんですがね。

学校を安全な場所にするには

2005-01-15 20:57:56 | ニュース関連
学校の45%に防犯設備、警備員は1割近く (読売新聞) - goo ニュース
“全国の幼稚園や小中高校などのうち、防犯カメラやセンサーなどの「防犯監視システム」を設置している施設は、全体の4割を超えていることが14日、文部科学省の調査で分かった。警備員を配置している学校も1割近くあった”
 学校にこれだけの防犯システムが必要になったというのは、それだけ日本の治安が悪化しているということなんでしょうか。早急に治安改善の為の対策、それもモラルから刑法まで含めた総合的な対策を採らなければ、近い将来に更に悪化するかもしれませんね。
 しかし、警備員は本人にプロ意識があれば大丈夫ですが、防犯カメラやセンサーは機械の設置より運用の方が重要なんですが、そのあたりは大丈夫なんでしょうか?不審者の学校敷地内への侵入を防ぐ為には、子供達が学校にいる間は防犯カメラを誰かが監視していなければならない筈ですが、その為の人員を配置しているんでしょうね?まさか金融機関と同じで記録しているだけじゃないでしょうね?それじゃ防犯には役に立ちませんよ、犯人逮捕には役に立つけど。
 センサーも同じです。センサーが反応すれば学校中に警報が鳴るようなシステムは難しいでしょう。もしそうだとしても先ずは何故センサーが反応したのかを調査しなければならない。その調査が即座に出来なければ防犯に役に立っているとはいえないでしょう。

 防犯システムは設置しただけでは意味がありません。全ては運用出来るか出来ないかに掛かっています。

この先、紳助を待ち受けるもの

2005-01-15 19:55:56 | ニュース関連
紳助暴行被害の女性、「長期戦必至」の構え (サンケイスポーツ) - goo ニュース
紳助暴行事件 衝撃の一部始終(1) (ゲンダイネット)
紳助暴行事件 衝撃の一部始終(2) (ゲンダイネット)

 infoseekのニュースサイトにはゲンダイの記事が3日遅れで載っています。ですので既にご存知の方もいると思いますが、(1)が暴行の内容について、(2)が吉本興業の対応等について書かれています。先ずは暴力についての部分をコピペしてみます。
“「彼女が紳助に暴行を受けたのはテレビ局内で出くわした彼にあいさつしてしばらく時間がたってからだそうです。彼女のあいさつの仕方が気に障ったのでしょうか。突然紳助に声をかけられて誰もいない局内の控室に連れていかれた。彼女はその時ドアにぶつかり、背中を打撲して足も捻挫した。それから紳助は部屋に鍵をかけて、彼女の頭を4、5発以上思いっきり殴った。拳で頭をガンガンと。その時の紳助は普段のにこやかな表情が消えて悪魔の形相だったそうです。彼女は“やめてください”と頭を抱えて壁まで後ずさりしたが、今度は髪をワシづかみにして“おまえみたいな女は”と言って壁にゴン、ゴンと4、5発以上もたたきつけた。彼女は本気で“殺される!”と思ったそうです」

 殴っているうちに紳助はますます興奮して顔は真っ赤になり、彼女のことを「ボケ」「カス」と叫び続けた。

「彼はまるで気が狂ったようだったと言っています。素手で殴るだけでは気が済まなくなり、彼女が持っていたリュックをひったくり、それを振り回して顔面を殴りつけた。その衝撃で左耳は音が聞こえなくなったそうです。ますます激高した紳助は“オレを誰だと思っているんだ”と怒声を浴びせながらAさんの顔一面にペッとツバを吐きかけた。ツバは彼女のメガネに飛び散り、アゴ付近にまで垂れたそうです。さらに手に持っていたリュックを床にたたきつけ、物すごい勢いで足で踏みつけ始めました」

 リュックの中には虫除けスプレーが入っていたが、そのスプレーは底が真ん中で割れて液体が飛び散り、リュックはビショ濡れになったという。

 知人があきれたように続けた。

「紳助は“おまえの名刺出せ”と彼女に命令もしました。彼女は恐怖におびえながら自分の名刺を差し出した。するとその名刺をグチャグチャに握りツブして投げ捨てた。彼女はとにかくその場から逃げるしかないと思ったそうです。もみ合っているうちに鍵が開き、どうにか部屋の外に出ることができたのです」

 まさに修羅場だ。だが、話はそれでも終わらない。紳助は外に出た後も暴言を吐いた。

「廊下にはスタッフが集まっていて彼は意味不明なことを叫んでいた。そこで彼女がリュックで殴られた耳が変になっていたので“聞こえなくなったらどうするんですか”と反発したそうです。すると“生意気な女だから当たり前だ”といってまた殴ろうとした。彼女は誰も止めてくれないので、たまらず自分で110番通報しました」”
 凄まじい内容ですね。まあ、代理人弁護士でなく被害者の相談相手の知人の話ですから、100%信用できるかというと少し疑問ではありますが・・・。しかし、例え話半分としても紳助が10月28日の会見で喋った内容とは大きく違うわけですよ。
“彼女捕まえて、自分の楽屋に引き入れてイスへ無理やり座らして で彼女がまあそこで押し問答になって立ち上がろうとするから、 はぁすっ……そのさっきゆうたみたいに無礼やないかみたいな話で 髪の毛をつかんで無理やり座らす→立つ→髪の毛をつかんで座らす それが三回ぐらいあったために髪の毛を強く持ったために まあ、後ろで頭を打たれたかもしれません。 そして平手で頭を一発、叩きました”(会見内容テキストより)
 既に刑事処分は完了しているのだから暴力の内容は確定している筈です。もし、紳助が会見で嘘をついていたのだとしたら、自分で真実を公表しない限り被害者との和解は永久にありえないでしょう。

 (2)の紳助・吉本興業の対応についても少しコピペしてみます。(文中のAさんは被害者)
“「確かに紳助からAさんの弁護士あてに2回謝罪文が届きました。しかし、“自分はツラい”という自己中心の内容ばかりが目立ち、その一方で彼女の病気についてまったく触れていないのです。彼女は弁護士から謝罪文の内容を聞かされただけで気分が悪くなってしまった」

 Aさん側は事件の真相を日刊ゲンダイ本紙に打ち明けるまで沈黙を守ってきた。理由は吉本から「マスコミにしゃべらないように」とクギを刺されていたからだ。吉本から“業務命令”として“外部の人間に事件のことをしゃべるな”という内容のメールが送られてきたという”
 この紳助・吉本興業の対応も被害者が和解しない原因になっていると見ていいでしょう。これが被害者が吉本興業と全く関係の無い人物だったら、事件直後に吉本興業の偉い人が菓子折りの1つでも持って頭を下げに行っている筈です。ところが被害者が吉本興業の社員であった為に、変な“業務命令”を出す様な対応になってしまった。社員だから何とかできるという甘い考えを持っていたのかもしれませんが・・・。
“◆吉本興業制作広報センター 「(女性社員に業務命令を出したことを認めた上で)見解を述べるなということではなく、社員である以上、広報の窓口を通さない取材を禁止すると伝えた」(サンケイスポーツ記事より)”
 吉本興業もこの“業務命令”について認めていますけど・・・一見まともにも見えますが、被害者にしてみたら会社の広報を信用する気にはなれないでしょう。

 2日の生放送で、そして昨日の番組復帰で芸能活動を再開しTVに復帰した紳助ですが、彼の今後の見通しはまだまだ暗いといえるでしょう。代理人弁護士は「損害が確定していないので、(提訴は)ずいぶん先だと思ってください」と言っていますが、“何が何でも法廷決着”の姿勢のようですから法廷で真実が明らかにされることでしょう。法廷で紳助の嘘が明らかになるような事になったら・・・彼は再び芸能活動の無期限自粛に追い込まれるかもしれません。そこまでいかなかったとしてもかなりのダメージにはなるでしょう。
 また、紳助の擁護をしていた人達はこの暴力の内容についてどう思ったでしょうか。吉本興業に近い所にいなければ暴力の内容について報道された以上の事は知らなかった筈。紳助の会見での発言や体育会的な制裁の範疇を大きく超えた暴力が明らかになった時、彼らはまだ紳助を擁護するのか?

 全てが明らかになるまでにはある程度時間が掛かるでしょう。それまでの間に何らかの動きがあるかもしれません。来年の正月特番に紳助の姿はあるんでしょうか?

連邦法を知らない中村教授

2005-01-14 20:44:12 | ニュース関連
「腐った司法に怒り心頭」 中村教授、帰国し批判会見 (共同通信) - goo ニュース
 今回の青色発光ダイオード(LED)訴訟の和解について大勢の人が、色々な意見をブログに書いていますが、その中に興味深いものが幾つかありました。それは中村教授の会見での発言に疑問を呈するものと、前回の判決が誤りだとするものです。
 会見で中村教授は“「これだけの発明をして6億円。やっぱり日本は文系社会。個人を重んじず、大企業に『滅私奉公せい』というシステムだ。実力のある理系の人は米国へ来るべきだ」”と発言していますが、アメリカの連邦法には従業員発明に関する規定が無いんだそうです。アメリカでは入社時に勤務中に行った発明については特許を受ける権利を会社に譲渡するという契約書にサインするのだそうで、また多くの企業が、従業員が発明をしても給与以上の報酬を受け取ることができないというシステムを採用しているということです。例外的に報奨金制度等を採用している企業もありますが、それ程高額ではないようで特許の申請・取得時に合計3000ドル程度のようです。アメリカも日本もそれ程変わらない状況なのに何故“「実力のある理系の人は米国へ来るべきだ」”という発言が出るんでしょうか?不思議です。
 もう1つの前回の判決が誤りだとするものは、青色LEDの発明の過程から日亜化学工業のリスクへの挑戦、特許法についてまで詳しく書かれています。これを読むと青色LEDに関する三つの特許が中村教授1人で産み出したものではないということがよく判ります。
 余談ではありますが、中村教授が今回対価を求めた特許と殆ど同じ方法が、中村教授が成功する5年前の85年に学術論文として発表されていたということが文末近くに書かれています。

 発明・特許の対価として多額の利益を得るには、自分でベンチャーを起こすか、そのアイデアを持って他社に移るか、会社とその特許に関する契約を結ぶしかありません。中村教授はそのいずれも選択していないのです。それなのに巨額の対価を求めて訴訟を起こしたその姿は少々異常に見えます。また、現在自分の住んでいる国の従業者発明について理解もせずにアメリカに来いと言うのもおかしいです。
 会見で「司法制度は腐ってると思う」と発言した中村教授ですが、貴方の頭の中身も“腐っている”んじゃないでしょうか。

今回参考にしたPDF
青色LED「200億円判決」の決定的な誤り-リスク・チャレンジからのリターンを発明の対価と混同してはならない-(PDF)