普通の日々

ごく普通の日々の事

関西三都市は仲良し

2006-11-30 21:25:25 | ニュース関連
奈良市職員が保育料滞納(産経新聞) - goo ニュース
【奈良市の市立保育園に子供を入所させている市職員2人が、平成14年4月から先月までの55カ月間で保育料の一部計約100万円を滞納していたことが30日、分かった。市は、送迎時に口頭で支払うよう伝えたり、文書などで督促を行っていたが、応じていないという】
神戸市職員が保育料滞納 14人で約780万円(朝日新聞) - goo ニュース
【神戸市内の認可保育所に子どもを預けた同市職員14人が、計約780万円(01~05年度)の保育料を滞納していることがわかった。市は約1年前に把握したものの、個別の指導にとどめていた。市子育て支援部は「対応が遅れた。苦しい経済事情でも支払っている市民に申し訳ない」として、今後、給与の差し押さえなどを検討する】
職員17人が家賃滞納-奈良市営住宅 (奈良新聞)
【奈良市の市営住宅に入居する市職員17人が、平成10年4月から先月までの8年余りで計5900万円の家賃を滞納していることが29日、分かった。うち9人は市が計4900万円の滞納家賃の支払いを求める訴訟を起こし、市の全面勝訴とする高裁判決が確定している。この中には虚偽の「病欠」申請の疑いがあるとして、市が事情聴取を予定している環境清美部の男性職員も含まれていた。ほかに生活苦などを理由に滞納を続けている職員もいるといい、市は今後、給与の差し押さえや住宅の明け渡しを求めることも視野に、厳正に対処する方針】
京都市職員11人の給与差し押さえ うち3人は市税滞納 (京都新聞)
【京都市職員の中で、借金などを理由に11人が給与を差し押さえられ、うち3人が市税を滞納していることが、28日の市議会決算特別委員会で明らかになった。保育料や市営住宅家賃に加え新たな職員の滞納に、議員から「身内に甘い」など批判が相次いだ。
 給与の差し押さえを受けた市職員は2001年度から05年度までに150人に上り、うち、63人が市税滞納が原因で差し押さえられた。滞納額は1343万円あったが、市総務局によると「差し押さえでほぼ完納された」という】

 環境局を中心に職員から逮捕者をゾロゾロ出し、何度も再発防止を誓う事になった京都市。
 病気を理由にここ5年9ヵ月間で8日しか出勤しなかった職員の存在が発覚。その職員が在籍する環境清美部には、同様の職員が存在する等の問題も発覚。更に最初に報道された職員が休暇・休職中に係わっていた幾つかの疑惑が浮上した奈良市。
 同じく環境局から病気欠勤中にお好み焼き屋で働いたり、新聞配達のアルバイトは続けていたり、パチンコの資金を提供し利益を受け取っていた職員の存在が発覚した神戸市。
 その三都市がこうして滞納で揃って紙面に登場するとは・・・・まあ、氷山の一角である可能性も否定できないけど、どうしてこの三都市なのかなぁ・・・・。

家賃滞納:京都市営住宅で8億8千万円 30年間未払いも (毎日新聞)
【京都市営住宅の家賃滞納額が、04年度末までの累積で計8億8200万円に上ることが分かった。30年以上の滞納もあり、市は「滞納ゼロを目指してさらに取り組む」としている。
 29日の市議会普通決算特別委員会で明らかにした。市によると、同和対策事業の一環として整備した「改良住宅」(4448戸)の滞納額は3億7700万円を占める。最長は30年1カ月(97万円)で、最高額は247万円(22年7カ月)。その他の市営住宅(1万9065戸)は5億400万円で、最長は2年7カ月(122万円)、最高額は162万円(1年11カ月)だった】

 何これ・・・・「改良住宅」は「市営住宅」の四分の一程度の数なのに、滞納額には1億3000万程度の差しかない。最高金額の差も結構あるが、何より異常なのは最長期間の約18年の差。何故こんなに差が出る?関係だから手が出しにくいのか?
奈良市元職員の職務強要:懲戒免の元職員、強要容疑以外の逮捕断念--県警 /奈良 (毎日新聞)
【奈良市環境清美部の元職員、中川昌史容疑者(42)=懲戒免職、職務強要容疑で逮捕=について、県警は再逮捕しない方針を28日までに固めた。5年9カ月間の出勤はわずか8日で給与を2475万円を受け取った問題については、提出した診断書が虚偽であることの立証が困難として詐欺容疑での立件を見送った。また、今年9月の市営住宅建て替え工事の入札を巡る談合事件では、妻が代表を務める建設会社の経営への関与の度合いが少ないとして、競売入札妨害(談合)容疑では逮捕出来ないと判断した】
 『立証が困難』ね・・・・治療を受けていたかどうかとか、治療費の支払い状況から攻めれば何とかなる様な気もするんだが・・・・それでも無理なのかなぁ。

廃棄される野菜2

2006-11-29 21:19:03 | ニュース関連
大根、収穫前に廃棄 豊作で価格暴落 たつの御津町 (神戸新聞)
【全国的な豊作で価格が暴落している大根の出荷量を制限するため、兵庫県内最大産地・たつの市御津町で、収穫前にトラクターで畑にすき込む廃棄処分が進んでいる。
 秋以降の好天で生育が良く、出荷量が集中。気温も高く推移していることから鍋物などの需要も低迷し、安値が続いている。二十八日の関西地方の市場平均価格は一キロ当たり五十円。昨年十一月に比べ約三割安い。
 緊急需給調整として、同町園芸組合(龍田惇組合長)の栽培農家約百戸のうち十戸が廃棄を決め、三十日までに約百三十トンが処分される】

豊作でハクサイ悲し…受給調整で廃棄処分(読売新聞) - goo ニュース
【豊作で露地物野菜の安値が続く中、ハクサイの産地・茨城県八千代町で、出荷量を抑えて価格を維持する産地廃棄(緊急需給調整)が27日まで行われた。
 収穫を待つハクサイが、トラクターで次々と踏みつぶされた。
 同町では23年ぶりで、24日から2300トンが廃棄された。今秋は台風などの被害が少なかった上に、比較的暖かい日が続き、鍋物需要も伸びずに値崩れした】

汗の結晶「もったいない」/大根、白菜の廃棄 (東奥日報)
【ことし三月、北海道のホクレンが生乳約千トンを廃棄。廃棄物扱いで産業廃棄物処理場で処分した。当時の中川昭一農水相、小泉純一郎首相は「もったいない」を連発していた。
 特別な措置を取り、生乳を加工して脱脂粉乳にし飢餓で悩む最貧国に送って支援することにした。
 生乳もそうだが大根、白菜も「もったいない」。コストをかけずに加工に回すなど何かよい知恵はないものだろうか】

 確かに「もったいない」のだが・・・・これといった利用方法がないんだよね。
 先ず最初に思い付くのは脱脂粉乳と同様に援助・支援に利用する方法だが、そのまま輸送できる脱脂粉乳と違ってこちらは生鮮野菜であり、冷蔵して輸送するか冷凍処理してから送り出さなきゃならない。明らかに輸送コストが増えるし、相手国内での冷蔵・冷凍輸送手段の確保も難しいだろう。米や小麦と違って野菜を援助・支援に利用するのはハードルが高い。
 次に思い付くのは学校や福祉施設等での利用だけど、廃棄が予定されている野菜を受け取った施設は、一時的にその野菜若しくは別の食材を購入する必要がなくなる訳で、現在施設に食材を納入している業者に影響が出る。極々少量なら問題ないと思うが、廃棄野菜全てとなると影響が出る事は避けられない。誰かに影響が出るのは拙いから、この利用方法も難しい。
 加工して被災時の緊急用食料や、国外への援助・支援用食料にする事も考えたが、大根・白菜単体だと何に加工すれば良いのかが分からない。何かの料理に加工するとなると他の食材が必要になり、その分のコストが増える事になるし、それらの食材の調達によって何処かに影響が出る可能性もある。
 こうして考えてみるとコストや影響が最小限の利用方法は難しい。唯一思い付いたのはホームレスの人達への炊き出し等に利用する事。これも他の食材の調達が問題になるだろうし、誰が音頭を取るかも問題になるだろうが、影響は最小限の利用法なんじゃないかと思う。『何かよい知恵』と言われても、今はこの程度しかないと思うなぁ。

この目論見は成功するか?

2006-11-28 23:59:07 | ニュース関連
グリコとバンダイ、「ガンプラ」入りの「ポッキー」パック製品を発売、数量限定(infostand) - goo ニュース
【江崎グリコとバンダイは、「機動戦士ガンダム」のプラモデル(ガンプラ)を同こんした菓子「ポッキー」のパッケージ製品「ポッキー<ガンプラ>パック」を2006年12月11日から全国のコンビニエンスストアで発売する。限定生産(数量非公開)で、なくなり次第販売を終了する。価格はオープンで、予想実売価格は450円前後。
 発売41年目のポッキーと26年目のガンプラを組み合わせたコラボレーション企画。女性中心のポッキー購買層にガンプラファンの30代男性の取り込み、かつてガンプラを作っていた“休眠層”の掘り起こしなどで拡販を目指す。
 プラモデルはいずれも144分の1スケールで3種類がある。「RX-78-2 ガンダム」の「ポッキー<極細>&ガンダム」、シャア専用“赤ザク”の「ポッキーチョコレート&シャア専用ザク」、量産型ザクの「メンズポッキー&量産型ザク」】

 某所からの誘導でこの『コラボレーション企画』の情報が載っている、バンダイサイトのプレスリリースで画像を見た時には叫びたくなりましたね。「何でも買うと思うなよ!」と。もうねぇ、呆れる。
 食玩は買いますよ、あれはプラモデルじゃないから。コレクションするのも楽なサイズなんだし。でもねぇ、これはプラモだよ?普通に購入する事が可能なプラモ。幾ら『“休眠層”の掘り起こし』と『ポッキー購買層』の拡大が目的でも、なんか考えが安直過ぎるんですよねぇ。両社が考える様な効果があるんでしょうか、この『コラボレーション企画』。ってか、これが成功したら、逆の企画もあり得るという事か?何になるのかサッパリ分からんけど・・・・。


販売不振は当然

2006-11-28 22:16:00 | ニュース関連
ヨン様がCMに出ても日本で「ソナタ」が売れないワケ(上) (朝鮮日報)
【現代自動車は昨年、米国、欧州で80万台以上を販売するなど輸出が大幅に増加した。しかし、日本では販売不調で、最近トヨタ、ホンダ、日産など日本車の国内販売が急増しているのとは対照的だ。現代自動車が法人設立から7年たとうとしている日本市場に定着できない理由は何か。専門家らは、日本車に比べて現代自動車のブランドイメージが低いせいもあるが、マーケティング戦略にも問題があると指摘する】
【現代自動車は、ソナタの車名が日本の主婦に人気のペ・ヨンジュン主演のテレビドラマ『冬のソナタ』と同じという点に着目し、今年夏までペ・ヨンジュンをモデルに起用、新聞、テレビなどで大々的に広告してきた。当時の現代モータージャパン社長は「ソナタは日本市場開拓のためのカード」と強い意欲を示した。しかし、今年の日本の月間平均ソナタ販売台数は20台程度。国内で1カ月に1万台売れているのと比較すると、散々な結果だ】

ヨン様がCMに出ても日本で「ソナタ」が売れないワケ(下) (朝鮮日報)
【日本の駐車場が韓国や米国に比べて狭いという事実を把握できなかったことも、問題と指摘される。日本人にとって、ソナタは車幅が1.83メートルもある「大きな車」だ。新築の建物を除き、多くの駐車場では1.8メートルを超える車の駐車場を探すのは容易なことではない。特に、タワー型立体駐車場は車幅1.8メートルを超える車が入れないことも多い。日本の中型セダンはデザイン、性能に優れているが、多くの車の車幅が1.8メートルを超えていない理由がここにある。
 さらに、日本のセダン市場は斜陽市場となって久しい。トヨタのカムリとホンダのアコードは米国市場でそれぞれ1年に30万〜40万台ずつ売れているが、日本ではそれぞれ約1万2000台程度というのが実情だ。ソナタがいくら韓国を代表するセダンであったとしても、大量に売れることを期待するのは無理という話だ】

 ヨン様繋がりでこちらの記事も。そりゃ売れないでしょう、明らかに投入するモデルを間違えているもん。
 記事にも書いてあるけどセダンクラスは日本のメーカーも苦闘しているクラスですよ?そこに現代自動車がヨン様人気を頼りに参入しても、クオリティ不明でブランドイメージも無いんだから、日本車程に売れる訳ないでしょう。更に言えば現代モータージャパンのサービス拠点って全国に何箇所あるの?日本で車を売る時には重要なポイントだよ。
 本国やアメリカ・ヨーロッパで売れてるからって、日本でも同じ様に売れる訳じゃない。どうしてそういう市場調査とかをせずに、日本市場に参入してくるんでしょうね。地道にサービス拠点を増やして、セダンではなく小型車に力を入れる。そうやって現代の名を日本に浸透させないと販売拡大は無理だと思うぞ。まあ、それでも苦戦する事は簡単に想像できるけどね。

今後の展開は売れ行き次第?

2006-11-28 22:10:56 | ニュース関連
リアルに動くヨン様フィギュア発売 (日刊スポーツ)
【「冬のソナタ ぺ・ヨンジュンフィギュア 雪だるまバージョン」(3万9000円)が発売される】
 そうそう、この前朝鮮日報のサイトでこのフィギュアの画像を見て驚いたんですよね、こんなものまで売るのかと。
ペ・ヨンジュンのフィギュア、来年1月に日本で発売 (朝鮮日報)
【キーイーストは21日、「『冬のソナタ』のペ・ヨンジュンのフィギュアVer.1(雪だるま)の製作販売のため、日本の大型ポータルサイトのエキサイトと業務提携を結んだ」と発表した。フィギュアの題名に合った『冬のソナタ』の名シーンがセットとして製作される】
【キーイーストによると、今回のフィギュア製作のために、実際にペ・ヨンジュンの頭と体の比率を再現し、27の関節からなる細かい動きを再現した。フィギュアにはそれぞれにシリアルナンバーが付く】

 マンガやアニメ・ゲームキャラのフィギュアは、二次元のものを立体化する訳だし、原作者やキャラデザイナーが原型製作をする訳じゃないから、フィギュアによって多少の違いが出る事があっても、極端な違いや変化でなければ市場も受け入れてくれる。でも、実在の人物をフィギュア化する時には、どれだけモデルに似せる事が出来るかが全てでしょう。サイトの画像ではその点をクリアしているように見えるけど・・・ヨン様ファンがどういう判断を下すのかは分かりませんね。ヨン様ならファンが何にでも飛びつくという訳じゃないだろうし。
 しかし、3万9000円かぁ・・・・大きさと関節による動きを考えれば、妥当な値段なのかもしれないけど高いよなぁ。それに『名シーンがセットとして』という事は、今後も別バージョンが発売されるという事だよな。ファンも大変だぁ・・・・まあ、押入れに某アニメキャラのキャストキットを、幾つも眠らせている私が言える事じゃないでしょうけど。

「困窮による滞納」が増えたらどうする?

2006-11-27 22:47:42 | ニュース関連
全国公立小中で給食費滞納18億円、目立つ「拒否」 (読売新聞)
【全国の公立小中学校で2005年度に、18億円を超える給食費が滞納されていたことが、読売新聞の調査で分かった。
 本来徴収されるべき給食費の0・53%に相当する。経済的に余裕がありながら、払わない保護者が増えており、簡易裁判所に支払い督促を申し立てるなど法的措置に踏み切る自治体も出ている。
 文部科学省も今月から調査を始めているが、給食費の滞納が全国的に広がっている実態が明らかになったのは初めてで、行政側は新たな対応を迫られそうだ】
【滞納の理由について、「経済的に困窮して支払うゆとりのない家庭が増えている」との回答がある一方、「『払う必要がない』と言って保護者が支払いを拒否している」との回答も目立った。払わない保護者の存在を指摘する声は、比較的人口の多い自治体から多く寄せられた。
 滞納への対応では、校長や教諭らが夜間や休日を利用して、滞納世帯に電話をしたり訪問したりするなど、個別に支払いを求めているほか、滞納分を校長らがポケットマネーで立て替えているケースもあった。
 また、意図的に払わない保護者に対し、北海道石狩市や広島県呉市など10以上の市町村が、これまでに簡裁に督促を申し立てたり、差し押さえを求めたりするなどの法的措置を講じていた。「今後は法的措置を取らざるを得ない」とする自治体も多かった】

 先月初めに同種の記事が産経新聞に載っていましたね。あの記事は支払能力があるのに拒否している親に焦点を当てた記事だったので、その場合は給食を停止するべきだろうとブログに書いたんです。今でもその考えは変わっていません、そういう親には停止か法的処置で対処するしかないでしょう。ただ、「意図的な滞納」と「困窮による滞納」を同列に扱う訳にはいかないから、この『経済的に困窮して』いる事が原因の滞納にどう対処するのか?これが問題ですよね。
 ワーキングプアなどという言葉が登場するこの状況下では、「困窮による滞納」が増えていくであろう事は簡単に予想できる。そうなると何れは自治体によって給食の内容に大きな差が生まれかねない。でも、18億が0・53%という事は全体で約3400億という事になるから、他にも山程問題を抱えている国や自治体が負担して無料化するのも難しいだろう・・・・どうしよう?無料化するけどその分は国や自治体が、増税で補うという事にするしかないか?

トンデモ本を下敷きにするなよ・・・・

2006-11-26 20:17:45 | ニュース関連
「レイプ・オブ・南京」下敷き 米で反日史観映画 年明け発表 (産経新聞)
【米国の大手インターネット企業「アメリカ・オンライン」(AOL)のテッド・レオンシス副会長(50)が、南京事件(1937年)に取材した映画「南京」(仮題)を制作し、年明け以降、発表する。ドキュメンタリー作品の体裁だが、史実の認定は反日的な歴史観で知られる中国系米国人作家、故アイリス・チャン氏の「レイプ・オブ・南京」を踏まえているとされる。公開されれば来年70周年を迎える同事件や歴史問題をめぐり、日本の国際的立場に深刻な影響を与える可能性もある】
【作品は来年、米国内で開かれる映画祭で発表の予定だ。米紙ワシントン・ポストによれば、中国市場に向けてDVDの販売が計画されるほか、国営中国中央テレビ(CCTV)が作品放映権を獲得しているという。南京事件に関心を抱いた理由について、レオンシス氏は、保養中に読んだアイリス・チャン氏の自殺(2004年)をめぐる古新聞の記事がきっかけだったと同紙に説明。これまでの報道では、作品がチャン氏の「レイプ・オブ・南京」をベースにした内容となることが強く示唆されていた】

 事実誤認と写真の誤りが多数載っているトンデモ本、「レイプ・オブ・南京」を下敷きにしているという時点で、既に批評する価値も無いトンデモ映画になる事は決定しているんですが、映像の影響力は大きいんですよね。世界中の大多数の人はその事実誤認を知らないんですから、このトンデモ映画を事実として認識される可能性は非常に高い。どうしよう・・・・何か対抗策はあるかな?

記事中の開業医はどうした?

2006-11-25 23:43:45 | ニュース関連
長期欠勤問題:奈良市元職員の「詐欺」立件見送りへ 県警 (毎日新聞)
【奈良市環境清美部の元職員、中川昌史容疑者(42)=懲戒免職、職務強要容疑で逮捕=の長期欠勤問題で、奈良県警は詐欺容疑の立件を見送る方針を固めた。中川容疑者は病気を理由に00年12月から5年9カ月で8日しか出勤せずに給与2475万円を受け取っているが、医師の診断書が虚偽の内容だったという立証が困難と判断した模様だ。
 中川容疑者は00年12月以降、腰痛や胃かいようなど14の病名で次々と診断書を提出し、計32回の休暇と計2回の休職を繰り返した。県警は中川容疑者が受診した4病院の診断書と病気休暇願のコピー計70枚の任意提出を市から受け調べを進めたが、診断書に虚偽は認められないと判断したとみられる。診断した医師らも、毎日新聞の取材に「病気は事実」と主張した】

 えっ、『病気は事実』?以前、そうじゃないという記事があったんだけど・・・・。
開業医「言いなりに診断書」 奈良市の長期病欠職員 (朝日新聞)
【開業医によると、42歳の職員は2年ほど前から繰り返し訪れるようになり、「神経を使うと下痢をする」「腰が痛い」などと訴え、過敏性大腸炎、胃潰瘍(かいよう)、腰痛の病名で診断書を20通ほど書いたという。
 42歳の職員の態度に威圧感があったといい、「訴えられた症状通りの診断書を作成した」と認めた。
 この病院には約5年前から、市環境清美部の他の複数の職員が診療に訪れるようになった。「それぐらいで休まなくても」と開業医が診断書の作成を拒むと、「しんどいから来てるんや」などと大声で怒鳴りつけられることもあったという。
 開業医は「いやと言えなかった。利用されて反省している」と話している】
記事掲載は10月27日。そろそろリンク先の記事は消えると思います。
 ほらほら、『訴えられた症状通りの診断書』と記事の中に書いてあるじゃない。それに例え『病気は事実』としても、病気休暇・休職が必要なのかどうかという、「症状の程度」というのがあるでしょう?それでも立件見送りなの?・・・・分からんなぁ、この医者は前言を翻したのか?
 市は解放同盟役員としての活動や建設会社の営業活動があったから、給与の自主返還を求める方針を変更せず、給与返還の民事訴訟も視野に入れているらしいけど・・・・これはどうなるんでしょうか?まさか、逃げ切られるんじゃないだろうなぁ・・・・。

市職員、病気療養中のハズが…陸上大会400メートル優勝 (サンケイスポーツ)
【長野県塩尻市の男性職員が、療養休暇中に陸上大会で優勝していたことが24日、分かった。400メートルで優勝して地元紙に名前が出てしまい、同僚らが見つけてビックリ。「練習はしていない」という割には見事な成績だ。市は口頭で注意したが、給料は丸々もらっていることから「税金泥棒!」などと苦情が殺到している】
【市人事課によると、職員は6月下旬、精神的な病気から精神科医の診断書を提出。「食欲がないし気力もない。部屋から出る気もないし、好きな陸上の練習をする気もない」などと説明し半年間の療養休暇を取得した。
 通院しながら療養しているはずが、10月上旬に行われた県の陸上大会にピンピンと参戦。高校生以上の男子400メートルの部に出場し53.7秒で優勝、100メートルは11.9秒で3位。土のグラウンドにもかかわらず、なかなかのタイムをたたき出した。
 おかげで地元紙に名前と記録が出てしまい、同僚らが見つけて「あれ? 病気なのに」と仰天。人事課長らが呼び出したところ、職員は「自宅にいると気がめいる。たまたま大会があったので出た。練習はしていない。二度と誤解を招くことはしない」などと謝罪。人事課は「まわりから見ればふさわしくない」と口頭で注意したという。
 療養休暇中なので基本給は丸々ゲット。問題が発覚してから悪事千里を走り、市には苦情電話が殺到。「処分はどうなっているのか」「注意だけでいいのか」のほか「練習なしでこの記録なら、練習したら五輪に出られる」という皮肉も】

 そりゃ、苦情が殺到するでしょうし、『練習したら五輪に出られる』という皮肉も出るでしょう。虚偽で療養休暇を取得したとしか思えないもん。毎日気力が無い状態が続くかどうかは良く分からないけど、『たまたま大会があったので出た。練習はしていない』という割には成績が見事すぎ、『やはり練習がものをいうし、自分に返ってくるもの』と、レース後に語ったこの前の高橋尚子とは大違いなんだから。
 あくまでこの職員が『練習はしていない』と言い張るなら、練習させて陸上大会に出場させなさいよ。五輪は無理でも高記録が期待出来るんじゃないの?

誰が動けば褒めてくれたんでしょうか?

2006-11-25 22:10:10 | ニュース関連
税金使って絶壁犬救助 これは本当に正しいのか (J-CAST)
【絶壁で身動きが取れなくなった犬を網を使って救助した騒動に、「犬にはセーフティネットがあるのに、人間の弱者にはない」と、評論家の勝谷誠彦さんが自分のウェブ日記で憤っている。動物を助けるのに消防隊が出動するのは珍しくない。過去には「米ソが協力したクジラ大救出劇」も存在する。動物救出のためには税金投入は惜しまない、というのは今も昔も、どこの国でも変わらないようだが】
【新聞各紙の報道によると、この救出劇で「自力での脱出は不可能」という理由でレスキュー隊員20人が出動したが、勝谷さんはこう批判する。
「レスキューは犬を助けるためにいるのか。あの時間に他の出動がなかったからと言う言い訳は成り立たない。出動のために拠点で待機しているというのも大事な仕事だからだ。徳島県民の税金は犬を助けるためにレスキューに支払われているのか」】
【記事冒頭で紹介した勝谷さんの日記は、こんな1文で終わる。
「昨日(編注: 22日)は確かにニュースが少なかった。しかしそういう時こそ虐めの問題などを深堀りして報じるのがメディアの務めではないのか。犬一匹と子供たちの命のどちらが重いのか頭を冷やして考えろ」】

 別に目くじら立てて噛み付く事じゃないでしょう。ああいう場所での救出に必要な能力を持ち、尚且つ特別な費用が発生しないのは、多分公的なレスキュー組織しかないんだから。
 大体この人、そのウェブ日記内で救出活動そのものの是非には触れていないし、では誰が救出すべきだったのかという代案についても一切触れていない。単に消防のレスキューが動いた事と、救出劇を伝え続けたメディアの姿勢を批判しているだけ。批判するだけなら誰にでも出来るっつーの、物書きやコメンテーターなら、もっと別の角度から書けよ。
 まあ、この種のコメンテーターとかいう人達は、行政が救出に動かなかったり、救出が間に合わなかったりしても噛み付くし、レスキュー以外の人達が救出に動いても、何か理由を探して噛み付くんでしょうけど・・・・噛み付くだけのコメンテーターは必要ないよなぁ・・・・。

鑑識結果対刑事のカン?

2006-11-25 20:37:49 | ニュース関連
現場100回 刑事のカン大切 秋田児童殺害2事件、分かれた捜査(産経新聞) - goo ニュース
【秋田県で4月に起きた畠山彩香ちゃん=当時(9)=殺害と10月の進藤諒介ちゃん=同(4)=殺害事件は、ともに遺体に不審点が認められながら、捜査は対照的な方向に進んだ。その差は、遺体と現場の状況の矛盾を徹底して詰めたか、鑑識の結果に合わせたか-から生じた。彩香ちゃん事件では警察犬の追跡地点などを重視し、川への転落場所を誤った。鑑識や科学捜査に引きずられ、刑事の目やカン(経験)が埋没してしまった】
【(1)目立った外傷がない(2)警察犬が彩香ちゃんのにおいを追跡した先の河原に、滑ったような跡が認められた(3)母親の鈴香被告(33)が「河原で遊ぶのが好きだった」と供述した-ことなどが根拠だった。
 しかし、遺体にはこの見方と矛盾する跡があった。6キロも流されれば途中の堰(せき)などに引っかかり、遺体には相当の外傷が認められるはず。だが外傷は少なく、着衣の乱れもほとんどなかった。外傷は少ないのに、頭部が骨折していた。
 遺体と現場の矛盾点は、発見場所からもっと近い地域で突き落とされた可能性を示す“SOS”だったが、置き去りにされた】
【一方、同県大仙市の自宅から約400メートル離れた農業用水路の中で見つかった諒介ちゃんの遺体は、顔に殴られたような傷があり、頭部を骨折していた。肺に用水路の水はほとんどなかった。
 用水路と殴打跡という不整合。水深わずか数センチの用水路で単なる水死は考えにくい。聞き込みで、母親の美香容疑者(31)の虐待情報が浮上した。前日、当日に男と行動していたことなども分かり、早い段階で事件とみた。遺体と現場の矛盾点を大事にし、聞き込みをうまく絡ませた捜査だった】
【■「科学」に埋もれず 点→線→面つなげ
 警察捜査に詳しいジャーナリスト、大谷昭宏さんの話 現在の殺人捜査は携帯電話の電波情報やNシステム(自動ナンバー読み取りシステム)、そしてDNA鑑定をはじめとする科学捜査が大きな武器になっているが、あくまで二次的な手段だということを忘れてはいけない。
 確かに携帯の電波が示す位置情報や通話記録、N情報は貴重な事実をもたらす場合が多いが、断片的な事実はそれだけでは何も語らない。「点」を結びつけて「線」にし、「面」にして、事件の筋と容疑者を割り出していくのはあくまで刑事たちの目やカンだ。もの言わぬ事実に、頭脳と経験を駆使して光を当て、雄弁に事件を語らせることこそが刑事の力量。
 刑事たちが「科学」に埋没してしまったマイナス面が出た象徴的なケースが、藤里町の彩香ちゃんの事件ではないだろうか】

 違うだろう、この二つの事件の差は『遺体と現場の矛盾点』にどう対応したかの差だ。それに発生した順番の違いも大きいだろう、秋田県警も間違いを繰り返す訳にはいかないんだから。『刑事の目やカン』で結果に違いが出た訳じゃないぞ。どうしてマスコミも大谷もそっちに話を持っていかないのかね、それが不思議。大体、『刑事の目やカン』というのは誤認逮捕の最大の要因だろう。それを捜査に最も重要みたいに書いてどうする?
 『刑事の目やカン』で逮捕したら、裏付け捜査で誤認逮捕と判った事例が幾つもある。更に酷いのになると捜査で得た情報を捻じ曲げて裁判に持ち込んだものの、判決直前で別の警察に逮捕されていた真犯人が事件を自白、検察が裁判で無罪論告をするという異常事態になりながら、当時の捜査関係者が今でも適正な捜査と言い張っている事例もあるんだぞ。『刑事の目やカン』もある程度は必要だろうが、重要なのは捜査員の勝手な思い込みの排除と、鑑識結果や捜査で得た情報を適切に判断する能力じゃないのか?

 誤認逮捕の時は批判するくせに、今回は『刑事の目やカン』を持ち上げる。論調を統一しろや、マスコミ。