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偽造防止技術の今後

2005-01-07 20:27:12 | ニュース関連
偽札、25都道府県930枚 コピー悪用し手軽に (朝日新聞) - goo ニュース
 私も前の職場でレジを打った経験がありますけど、預かったお札をチェックしていたことはないですね。今回の被害者の人達も同じでしょう。今回の様な事件の直後でもないとお客さんの目の前でチェックなんて出来ないでしょう。いや、たとえ直後だとしても出来ませんよ。
 そう考えると大蔵省の偽造防止策は今回の事件には殆ど役に立っていない訳ですよ。あの防止策は精巧な偽札が作りにくいというだけなんですから(勿論コストをかければほぼ同じものが作れるかもしれませんが、その国の経済に打撃を与えるような事を考えていない限り、コストをかけて偽札を作る人はいないでしょう)

 今後の偽造防止策には、一瞬で偽物だと判断できるようなものが必要でしょう。今回の新一万円札のホログラム部分はかなり有効なんじゃないでしょうか。あれは再現が難しいでしょう。後は触ってわかる凹凸とか。兎に角カラーコピーやパソコン・スキャナー・プリンターで再現できないような技術を投入しないと、まだまだ同様の偽札事件が続くでしょう。