普通の日々

ごく普通の日々の事

規制強化が叫ばれる事になるかも

2005-01-03 20:32:41 | ニュース関連
コンビニ強盗 エアガン?発砲 肺貫通、店員重傷 (産経新聞) - goo ニュース
 最初にニュースサイトでこの記事を読んだときに私の頭の中は、?マークで埋め尽くされました。私の広く浅い趣味の中にソフトエアーガンもあります。その浅い知識を総動員しても、あのプラスチックの弾が人体を貫くという事が信じられなかったからです。
 ところが記事によってその中身が少々違いまして、共同通信には“発射されたのは「BB弾」と呼ばれるプラスチック製の球形の弾で”としか書いてないのですが、毎日新聞には“現場にはエアガンなどに使われるプラスチック製と金属製とみられるBB弾”と書いています。
 金属弾だとすれば高初速を与えてやれば、近距離なら衣服と人体を貫くことが可能になるかと思います。プラスチック弾では、人体はおろか衣服さえ貫けるかかなり怪しいところです。
 この金属弾ですが、おそらくは直径6ミリのボールベアリングでしょう。ソフトエアーガン関連のメーカーで金属弾は生産も販売もしていませんので。ただある程度の硬さがあって直径6ミリ程度(正確には5.9ミリ位)の球形の物なら弾として使う事が出来ますので、Yahooオークションではほぼ常にこの直径6ミリのボールベアリングが出品されています(現在も)、何のつもりかは知りませんが。

 この類の事件が起こるとソフトエアーガン業界に対して規制を求める動きが出てきます。モデルガンの時代から規制は受けてきましたし、自主規制も色々やってきました。これ以上の新しい規制はかなり難しいでしょう。ソフトエアーガン自体を改造防止の仕様にするのは難しいと思います。やって出来ない事はないでしょうが、その仕様で生産された物は、今いるソフトエアーガンファンからは見向きもされないものになるでしょう(ソフトエアーガンファンがみんな改造を前提にしている訳ではなく、改造防止仕様で造られたものが、現在の製品に比べて耐久性や性能が格段に落ちた物になると予想できるからです)

 この事件に使われたような極悪改造が可能なのは、ソフトエアーガンの極一部の製品だけです。また、このような極悪改造をするのも極一部の人間だけです。この極一部の所為で全体が悪く言われることが多くなりました。
 ホラー映画ファンやホラーゲームファンが全員猟奇殺人をする訳ではありません。ウォーゲームファンが全員戦争好きな訳ではありません。
 人に理解されにくい趣味ではありますが、全体が犯罪者予備軍みたいに思われるのは止めて貰いたいです。