先週入港した護衛艦DD-107「いかづち」の一般公開の様子についてレポートします。まずは艦首側、艦橋前方に搭載されているミサイルの垂直発射装置、「Mk41 VLS」。装填されているのは対潜水艦攻撃用のアスロック。
VLSの前方に搭載されているのは62口径76ミリ単装速射砲。開発元はイタリアOTOメララ社で世界的ベストセラーとなったコンパクトな速射砲。
砲塔の後方に展示されているダミー砲弾。
艦橋直前に搭載されている「近接防御火器システム(CIWS)」、ファランクス。
艦中央部、第一煙突付近の左右両舷に設置されている3連装短魚雷発射菅。戦闘用の護衛艦であればほぼ装備している筈の兵装ですね。
こちらはその3連装短魚雷発射菅の説明用のパネルなんですが・・・・某アニメ風ですね。護衛艦の一般公開にはかなり参加しているつもりですが、ここまで趣味に走った説明パネルを見たのは初めてかもしれない。
第一煙突と第二煙突の間に装備された90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)の4連装発射筒。
このDD-107「いかづち」を含むむらさめ型護衛艦には他に対空ミサイルを装填した「Mk48 VLS」が装備されていますが、甲板上ではなく第二煙突前方の艦上構造物に組み込まれているので見る事は出来ませんでした。
こちらは艦後部、飛行甲板に展示されている艦載ヘリ、哨戒ヘリコプター「SH-60K」。正直に言って運用開始から5年しか経っていないこのヘリを見る事が出来るとは思っていませんでした。
「SH-60K」は開発母機になった「SH-60J」に日本が独自に改良を加えた機体です。「SH-60J」と明らかに変わった部分その1がこちら、効率向上を図って形状を変更したローターブレード先端部。
明らかに変わった部分その2、長くとがった形状となった機首部。光を反射している円形の物はミサイル感知用のセンサー。
折りたたまれている尾部のミサイル感知用のセンサー。
機体左側に設置されている対ミサイル用のチャフ・フレア・ディスペンサー。上に向いているのがチャフ、下に向いているのがフレア用。その隣の円形の物体はフライトレコーダー。
機体右側、こちらはフレアのみ。
明らかに変わった部分その3、「SH-60J」よりも大きく外側に伸びたウェポンパイロン。パイロンの上に見えるバブルウィンドウも大型化しています。
潜水艦捜索・探知用のディッピング・ソナー(吊下式ソナー)。尚、この機体開口部も明らかに変わった部分で開口部の拡大に伴い、「SH-60J」の1枚ドアから分割2枚式に変更されています。
キャビン内部のセンサーコンソール。
キャビン内部から見たコクピット部。
機体を一通り見学・撮影してから気が付いたセンサー。右側のコクピットドアと脚部付け根の間に設置されています。隊員の方に質問したところ世界初実用化の着艦誘導支援装置のセンサーだそうです。
質問し忘れたのですがおそらくこれが着艦誘導支援装置の艦側のセンサーじゃないかと思います。
以上で一般公開のレポートは終了です。体験航海にも参加したのですがその様子についてはまた後日。
いやぁ、漸くイージス艦以外のVLS搭載艦を見学する事が出来ました。建造された隻数も年数もそれなりになったのに、ここ数年はイージス艦以外は90年代までに建造された艦ばかりでしたからね。欲を言えば来年はたかなみ型護衛艦を御願いしたいんですが・・・・海外派遣は新鋭艦が優先されるだろうから無理だろうなぁ。
VLSの前方に搭載されているのは62口径76ミリ単装速射砲。開発元はイタリアOTOメララ社で世界的ベストセラーとなったコンパクトな速射砲。
砲塔の後方に展示されているダミー砲弾。
艦橋直前に搭載されている「近接防御火器システム(CIWS)」、ファランクス。
艦中央部、第一煙突付近の左右両舷に設置されている3連装短魚雷発射菅。戦闘用の護衛艦であればほぼ装備している筈の兵装ですね。
こちらはその3連装短魚雷発射菅の説明用のパネルなんですが・・・・某アニメ風ですね。護衛艦の一般公開にはかなり参加しているつもりですが、ここまで趣味に走った説明パネルを見たのは初めてかもしれない。
第一煙突と第二煙突の間に装備された90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)の4連装発射筒。
このDD-107「いかづち」を含むむらさめ型護衛艦には他に対空ミサイルを装填した「Mk48 VLS」が装備されていますが、甲板上ではなく第二煙突前方の艦上構造物に組み込まれているので見る事は出来ませんでした。
こちらは艦後部、飛行甲板に展示されている艦載ヘリ、哨戒ヘリコプター「SH-60K」。正直に言って運用開始から5年しか経っていないこのヘリを見る事が出来るとは思っていませんでした。
「SH-60K」は開発母機になった「SH-60J」に日本が独自に改良を加えた機体です。「SH-60J」と明らかに変わった部分その1がこちら、効率向上を図って形状を変更したローターブレード先端部。
明らかに変わった部分その2、長くとがった形状となった機首部。光を反射している円形の物はミサイル感知用のセンサー。
折りたたまれている尾部のミサイル感知用のセンサー。
機体左側に設置されている対ミサイル用のチャフ・フレア・ディスペンサー。上に向いているのがチャフ、下に向いているのがフレア用。その隣の円形の物体はフライトレコーダー。
機体右側、こちらはフレアのみ。
明らかに変わった部分その3、「SH-60J」よりも大きく外側に伸びたウェポンパイロン。パイロンの上に見えるバブルウィンドウも大型化しています。
潜水艦捜索・探知用のディッピング・ソナー(吊下式ソナー)。尚、この機体開口部も明らかに変わった部分で開口部の拡大に伴い、「SH-60J」の1枚ドアから分割2枚式に変更されています。
キャビン内部のセンサーコンソール。
キャビン内部から見たコクピット部。
機体を一通り見学・撮影してから気が付いたセンサー。右側のコクピットドアと脚部付け根の間に設置されています。隊員の方に質問したところ世界初実用化の着艦誘導支援装置のセンサーだそうです。
質問し忘れたのですがおそらくこれが着艦誘導支援装置の艦側のセンサーじゃないかと思います。
以上で一般公開のレポートは終了です。体験航海にも参加したのですがその様子についてはまた後日。
いやぁ、漸くイージス艦以外のVLS搭載艦を見学する事が出来ました。建造された隻数も年数もそれなりになったのに、ここ数年はイージス艦以外は90年代までに建造された艦ばかりでしたからね。欲を言えば来年はたかなみ型護衛艦を御願いしたいんですが・・・・海外派遣は新鋭艦が優先されるだろうから無理だろうなぁ。