紳助暴行被害の女性、「長期戦必至」の構え (サンケイスポーツ) - goo ニュース
紳助暴行事件 衝撃の一部始終(1) (ゲンダイネット)
紳助暴行事件 衝撃の一部始終(2) (ゲンダイネット)
infoseekのニュースサイトにはゲンダイの記事が3日遅れで載っています。ですので既にご存知の方もいると思いますが、(1)が暴行の内容について、(2)が吉本興業の対応等について書かれています。先ずは暴力についての部分をコピペしてみます。
“「彼女が紳助に暴行を受けたのはテレビ局内で出くわした彼にあいさつしてしばらく時間がたってからだそうです。彼女のあいさつの仕方が気に障ったのでしょうか。突然紳助に声をかけられて誰もいない局内の控室に連れていかれた。彼女はその時ドアにぶつかり、背中を打撲して足も捻挫した。それから紳助は部屋に鍵をかけて、彼女の頭を4、5発以上思いっきり殴った。拳で頭をガンガンと。その時の紳助は普段のにこやかな表情が消えて悪魔の形相だったそうです。彼女は“やめてください”と頭を抱えて壁まで後ずさりしたが、今度は髪をワシづかみにして“おまえみたいな女は”と言って壁にゴン、ゴンと4、5発以上もたたきつけた。彼女は本気で“殺される!”と思ったそうです」
殴っているうちに紳助はますます興奮して顔は真っ赤になり、彼女のことを「ボケ」「カス」と叫び続けた。
「彼はまるで気が狂ったようだったと言っています。素手で殴るだけでは気が済まなくなり、彼女が持っていたリュックをひったくり、それを振り回して顔面を殴りつけた。その衝撃で左耳は音が聞こえなくなったそうです。ますます激高した紳助は“オレを誰だと思っているんだ”と怒声を浴びせながらAさんの顔一面にペッとツバを吐きかけた。ツバは彼女のメガネに飛び散り、アゴ付近にまで垂れたそうです。さらに手に持っていたリュックを床にたたきつけ、物すごい勢いで足で踏みつけ始めました」
リュックの中には虫除けスプレーが入っていたが、そのスプレーは底が真ん中で割れて液体が飛び散り、リュックはビショ濡れになったという。
知人があきれたように続けた。
「紳助は“おまえの名刺出せ”と彼女に命令もしました。彼女は恐怖におびえながら自分の名刺を差し出した。するとその名刺をグチャグチャに握りツブして投げ捨てた。彼女はとにかくその場から逃げるしかないと思ったそうです。もみ合っているうちに鍵が開き、どうにか部屋の外に出ることができたのです」
まさに修羅場だ。だが、話はそれでも終わらない。紳助は外に出た後も暴言を吐いた。
「廊下にはスタッフが集まっていて彼は意味不明なことを叫んでいた。そこで彼女がリュックで殴られた耳が変になっていたので“聞こえなくなったらどうするんですか”と反発したそうです。すると“生意気な女だから当たり前だ”といってまた殴ろうとした。彼女は誰も止めてくれないので、たまらず自分で110番通報しました」”
凄まじい内容ですね。まあ、代理人弁護士でなく被害者の相談相手の知人の話ですから、100%信用できるかというと少し疑問ではありますが・・・。しかし、例え話半分としても紳助が10月28日の会見で喋った内容とは大きく違うわけですよ。
“彼女捕まえて、自分の楽屋に引き入れてイスへ無理やり座らして で彼女がまあそこで押し問答になって立ち上がろうとするから、 はぁすっ……そのさっきゆうたみたいに無礼やないかみたいな話で 髪の毛をつかんで無理やり座らす→立つ→髪の毛をつかんで座らす それが三回ぐらいあったために髪の毛を強く持ったために まあ、後ろで頭を打たれたかもしれません。 そして平手で頭を一発、叩きました”(会見内容テキストより)
既に刑事処分は完了しているのだから暴力の内容は確定している筈です。もし、紳助が会見で嘘をついていたのだとしたら、自分で真実を公表しない限り被害者との和解は永久にありえないでしょう。
(2)の紳助・吉本興業の対応についても少しコピペしてみます。(文中のAさんは被害者)
“「確かに紳助からAさんの弁護士あてに2回謝罪文が届きました。しかし、“自分はツラい”という自己中心の内容ばかりが目立ち、その一方で彼女の病気についてまったく触れていないのです。彼女は弁護士から謝罪文の内容を聞かされただけで気分が悪くなってしまった」
Aさん側は事件の真相を日刊ゲンダイ本紙に打ち明けるまで沈黙を守ってきた。理由は吉本から「マスコミにしゃべらないように」とクギを刺されていたからだ。吉本から“業務命令”として“外部の人間に事件のことをしゃべるな”という内容のメールが送られてきたという”
この紳助・吉本興業の対応も被害者が和解しない原因になっていると見ていいでしょう。これが被害者が吉本興業と全く関係の無い人物だったら、事件直後に吉本興業の偉い人が菓子折りの1つでも持って頭を下げに行っている筈です。ところが被害者が吉本興業の社員であった為に、変な“業務命令”を出す様な対応になってしまった。社員だから何とかできるという甘い考えを持っていたのかもしれませんが・・・。
“◆吉本興業制作広報センター 「(女性社員に業務命令を出したことを認めた上で)見解を述べるなということではなく、社員である以上、広報の窓口を通さない取材を禁止すると伝えた」(サンケイスポーツ記事より)”
吉本興業もこの“業務命令”について認めていますけど・・・一見まともにも見えますが、被害者にしてみたら会社の広報を信用する気にはなれないでしょう。
2日の生放送で、そして昨日の番組復帰で芸能活動を再開しTVに復帰した紳助ですが、彼の今後の見通しはまだまだ暗いといえるでしょう。代理人弁護士は「損害が確定していないので、(提訴は)ずいぶん先だと思ってください」と言っていますが、“何が何でも法廷決着”の姿勢のようですから法廷で真実が明らかにされることでしょう。法廷で紳助の嘘が明らかになるような事になったら・・・彼は再び芸能活動の無期限自粛に追い込まれるかもしれません。そこまでいかなかったとしてもかなりのダメージにはなるでしょう。
また、紳助の擁護をしていた人達はこの暴力の内容についてどう思ったでしょうか。吉本興業に近い所にいなければ暴力の内容について報道された以上の事は知らなかった筈。紳助の会見での発言や体育会的な制裁の範疇を大きく超えた暴力が明らかになった時、彼らはまだ紳助を擁護するのか?
全てが明らかになるまでにはある程度時間が掛かるでしょう。それまでの間に何らかの動きがあるかもしれません。来年の正月特番に紳助の姿はあるんでしょうか?