普通の日々

ごく普通の日々の事

アメリカ製対欧州製

2005-01-30 22:24:44 | ニュース関連
米大統領専用ヘリ後継機、欧米の共同企業体が受注 (ロイター) - goo ニュース
【大統領専用ヘリの製造を半世紀近く担ってきたユナイテッド・テクノロジーズ傘下のシコルスキー社にとっては、手痛い打撃となる(記事より抜粋)】
【今回の決定について、下院軍事委員会のハンター委員長は、「アメリカのヘリコプター産業が衰退すればアメリカの安全保障上問題だ」とする声明を発表するなど、連邦議会から反発する声が出ています(NHKニュースより)】
 昨日もこのニュースについて書いたんですが、反発する動きが出てきましたので今日もちょっと。
 しかしアメリカの安全保障上問題だというのであれば、最初から欧州機を候補に入れなければいいだろうに。まあ、そうするとコンペティションが成り立たないんですけどね、アメリカ産はシコルスキー社製S-92しかないんだから。
 このクラスのヘリコプターで新鋭機と呼べる機種って極端に少ないんですよね。ハッキリ言えば今回の選定候補の2機種しかない。ティルトローター機のV-22オスプレイが成功していれば候補に入ったかもしれないけれど、未だに迷走しているんですよね、あれ。

 US101(EH101)でこのまま決定となるのか、S-92が超大逆転を決めるのか、もう少しドタバタしそうですね。

無くならない談合

2005-01-30 19:35:56 | ニュース関連
橋梁談合疑惑 組織参加で高落札率 過去3年の都発注工事「95%以上」が7割 (産経新聞) - goo ニュース
【日本道路公団や国などが発注した鋼鉄製の橋梁(きょうりょう)建設工事をめぐる入札談合疑惑で、東京都が過去三年間に発注した鋼鉄製橋梁工事のうち、約七割で落札率95%を超えていたことが二十九日、分かった。談合を指摘された組織に参加していないアウトサイダー業者が入札に参加した場合は「たたきあい」になり、落札率が急落していた】
【こうした入札結果について、アウトサイダーの業者は「何も話すことはない」。談合疑惑が指摘される会社の総務担当者は「談合はしておらず、たまたまこういう結果になっただけ」と説明。別の業界関係者も「昨年から橋梁製作に使う鋼材が急騰したものの、価格転嫁できないことが高い落札率の原因となっている」と説明した。しかし、東京・市民オンブズマンの谷合周三事務局長は「95%を超える落札率の入札は談合と合理的に推測できる。低い落札率は、アウトサイダーとの話し合いができず、業者がぎりぎりの価格で応札したためでは」とみる】
 建設屋の談合は幾度も報道され、幾度も公正取引委員会が調査していますが、無くなる気配は全くないですね。談合に応じてくれそうにない外国の建設会社の日本市場参入を嫌がる訳だ。
 しかしこの高い落札率で請け負った工事で、実際に使った金額との差額というのは何処に行くんでしょうね。元々入札前に設定した予定価格というのは高めに設定してある筈なんだから、必ず差額が出てくると思うんですけど。
 建設資材は出来るだけ安いところに発注、現場で使うリースの機械類も安いところに発注する、普通何処の会社でもそうやって使う金額を抑えるようにするでしょう。資材もリースの機械類も相手の言い値でOK!人件費も抑える事はしません!という会社は無いんじゃないですか。となれば、必ず出ている筈の差額は何処に消えるのか。
 やっぱり政党や政治屋への献金、役人への賄賂に消えていると考えるしかないですかね。で、役人は公共事業を計画し、政治屋はその為の予算を承認する。また高い落札率で工事を請け負い、差額を政治屋や役人に回す・・・・。
 どれだけ公共事業を増やしてもこれでは、資材会社やリース会社、作業員に回る金が増えるわけじゃないから景気が回復する訳ないですね。