普通の日々

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悪趣味な番組は誰の為にあるのか

2005-01-06 20:36:25 | ニュース関連
「本当の父誰?」当てたら10万ドル 米テレビ番組に「悪趣味」と抗議殺到 (産経新聞) - goo ニュース
 本当に悪趣味な番組ですよねこれは。番組の内容はというと“養子として育った女性が血縁がある父親を当てれば、十万ドル(約一千四十万円)の賞金がもらえるというもの。うまく女性をだまし、父親だと信じ込ませた男性にも同額の賞金が与えられる”というものです。ね、悪趣味でしょ。この番組の企画を考えた奴もそれを採用した奴も何を考えていたのだろう。こんなの反感を買うだけだということは、一寸考えれば判るだろうに。それでも視聴率が取れると考えたのだろうか、この内容で。

 記事にはこの手の高額賞金を争う番組が大流行しているとありますが、視聴率競争の所為かその内容が“生きているカタツムリやクモの早食い競争といった“難関”をくぐり抜ける「フィア・ファクター(恐怖の要因)」(NBCテレビ)のように、内容はどんどん過激になっている”というとんでもないものまで登場しているようです。こうなってくるといつかはアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画「バトルランナー」でやっていた殺人番組まで登場するんじゃないかという気がしてきますね。

 NHKのローマ帝国の特集でローマ市民達の娯楽だった剣闘士の戦いも最初は相手を殺す事は禁じられていたそうですが、次第に殺し合うように、更に演出も派手になっていったということが放送されていました。
 果たしてこの様な“過激で”“悪趣味な”番組は視聴者が望んでいるのか、番組制作者の思惑に見事に視聴者がはまっているのか。