日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

教えその55 「強く 正しく 大らかに」

2015-05-27 04:55:03 | Weblog

日大豊山高校の校訓です。

豊山水泳部の伝統を支えてきた教えは、これをもって最後と致します。

伝えられてきた教えを振り返ってみると、水泳部もこの校訓に則った教育活動を行っているということがよくわかります。

この校訓は男子校である日本大学豊山高校にふさわしいものです。

これは1人の教員が定めたものではなく、日大豊山高校の長い教育活動の歴史から自然と生まれてきたものです。

日大豊山高校の伝統をつくってきたこれまでのすべての教員・生徒の活動の中から育まれてきた教えであるといえます。

内容に関しては、教えその4 「『男』である」でお伝えしたとおりです。

どのような教育をするかを一言で表現すると、「男らしい男」を育てる、ということです。

「強さ」、「正しさ」、「大らかさ」は「男らしさ」を意識して育てようとしなければ育ちません。

身体や心は鍛えなければ「強く」なりません。

公の精神を教えなければ、公共心をもつ「正しさ」は身につきません。

我慢と広い心を教えなければ、「大らかさ」は育ちません。

「男らしい男」は「器の大きな男」であると考えています。

この校訓に基づく教育活動は、男子校の特色そのものです。

現在、男子校は減少しており、クラブ活動のみで水泳部を運営している学校も少数派です。

日大豊山高校と水泳部を存続させることは大変貴重な事であり、現在は私たちスタッフがその重責を担っています。

近年、学校水泳は時代の変化とともに厳しい状況に置かれていますが、私たちにはこれまで受け継いできた「55の教え」があります。

迷った時には伝統の力であるこの教えを思い起こし、活気あるクラブ活動を存続させます。

これまでお伝えしたように、豊山水泳部は様々な方の支えがあって成立しています。

そのような方々に対する感謝の気持ちを忘れず、それに応えられるよう努力を継続していきます。

これをもって「日本大学豊山高校水泳部の伝統を支えてきた教え」のまとめとします。

これからも豊山水泳部をどうぞよろしくお願い申し上げます。

竹村知洋

 

 

 

 

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教えその54 「マネージャーの役割」

2015-05-26 04:31:05 | Weblog

豊山水泳部には毎年、1・2名のマネージャーがいます。

マネージャーはチームの運営上、大切な役割を果たします。

練習・大会の準備、練習中の記録測定だけをするのではなく、教員と生徒の仲立ちをする重要な役割があります。

マネージャーがよい年はチームも強い、といわれます。

よいマネージャーとは、先生が言おうとしていることや必要としていることを先回りして考えられるマネージャーです。

つまり、指導者が考えているときにはすでにその準備ができていれば完璧なのです。

そのためには常に周囲の状況を把握し、先生の考えや選手の要望に対して気を配っていなければなりません。

最近は自ら進んでマネージャーをしようという生徒は少なくなっていますが、マネージャーの経験というのは将来必ず役に立ちます。

選手によくいうことは、マネージャーに感謝をしなさい、ということです。

マネージャーはいくら頑張っても賞状やメダルひとつもらえません。

学習との両立を図りながら水泳部の運営をしなければならず、先生や選手からの様々な要望に応えていかなければなりません。

選手側もそれを当然のように思ってはならないからです。

「Manage」という動詞には、「管理・運営をする」という意味のほかに「何とか成し遂げる」という意味もあります。

マネージャーは先生と生徒のかけ橋をしながら、大会で選手が好成績を収めて勝利を何とか成し遂げるための重要な存在なのです。

今は高校1年生の漆原君がマネージャーを務めています。

いつも元気な声で練習を盛り上げ、水泳や栄養の勉強をよくしています。

これから漆原君の活躍でチームはより活気づくことでしょう。

私たちはインターハイでの勝利を「Manage」することを毎年の目標としています。

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

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教えその53 「家族との時間を大切に」

2015-05-25 04:38:00 | Weblog

この教えは生徒にも指導者にもあてはまります。

クラブ活動を熱心に行っていると休みが少なくなります。

日常的にも朝練習で朝食も別々であったり、午後練習後には疲労して寝るだけというような毎日になりがちです。

中学生ぐらいになると夏休みや冬休みなど長期的な休みにも合宿などがあり、家族と過ごす時間はかなり少なくなるのではないでしょうか。

それは指導者にとっても同じことです。

自分の子供よりもクラブの生徒と過ごす時間の方が圧倒的に多くなります。

家族と出かけることはもちろん、外食をするということすらなくなっていく可能性もあります。

クラブ活動に熱心なことは素晴らしいことですが、それを原因として家族という最も大切なことを見失ってはならないということです。

豊山水泳部は泳力や目標に応じてチームを細分化していますが、特に全国大会などでの活躍を目指すことを目標としていない生徒に関しては、家族旅行など家族と過ごす時間を理由にクラブ活動を休むことを認めています。

全国大会での活躍を目指す選手に関しても、特に寮生活を送っている生徒はオフシーズンなどで帰省できるときは極力帰省するようにしています。

家族というのは自分を支えている最も大切な生活の場所であって、それを犠牲にしてよいということはありません。

自分が競泳を軸にした仕事ができていることも家族のおかげです。

それは選手にとっても同じことです。

家族の理解、協力なくしては有意義なクラブ活動を継続することはできません。

家族から大切にされているからこそ、今の自分があるわけです。

休みは少なくてもできるだけ家族との時間を有意義に過ごす努力が必要です。

家族の大切さは時間がたつほど身に沁みるものだと思います。

孔子の説いた「仁」という心は、家族に対する自然な愛情を広めようという教えです。

親孝行という言葉も最近はあまり聞かれなくなりました。

再度、家族と自分のかかわり方を見つめなおすことが必要かもしれません。

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

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教えその52 「叱り方」

2015-05-24 04:43:34 | Weblog

ほめることに「こつ」があったように叱り方の「こつ」も教わりました。

その出来事だけについて、端的に叱ることです。

そして叱った後はフォローをすることです。

いけない叱り方は、その出来事以外にもああいうことがあった、こういうこともあったなど過去のことを掘り返すことです。

また、以前にも注意したのにとか、長い期間にわたっていつまでも叱ったことを引きずることも「男」らしくありません。

一度叱ったら、もうそれで終わりにすべきです。

何か問題があってもたいていのことは大した問題ではありません。

一度叱れば済む話です。

そして、叱った後のフォローが大切です。

そのフォローは叱った本人がしなくても、第三者でもよいと思います。

なぜ叱られたかという理由をはっきりとさせなくてはなりません。

近年、理由をきちんと説明しなければ、なぜ叱られているのか理解できない生徒が多いです。

私たちの時代には当然であったことが、今は説明をしなければ伝わらなくなっています。

昔は悪いことをする場合でも、それが悪いことだという認識があってしていたので叱れば済む話でしたが、今は自分のしていることが悪いことであるということから説明しなければなりません。

叱ることで一番多いのは、他人に迷惑をかけた場合です。

自分のしている行動がなぜ他人にとって迷惑なのかを説明しなくてはならない時代です。

「個」が重視されてきたため、「集団」の意識が明らかに低下しているようです。

叱り方はどのようなものでもよいと思いますが、当然のことながら昔と今では大きな違いがあります。

説明するのに時間はかかりますが、根気よく繰り返し説明しなければなりません。

近年、問題のあるような悪いことをする生徒は大幅に減少していますが、他人の気持ちを理解することが苦手な生徒が多いようです。

青少年期が延長しており、大人の仲間入りをするのは徐々に伸びてきています。

叱り方は時代の流れとともに変化していますが、端的に叱り、フォローするということをこれからも根気よく続けていきます。

竹村知洋

 

 

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教えその51 「ほめて育てる」

2015-05-23 06:30:12 | Weblog

誰でもほめられればうれしいものです。

ほめられるということは良いところを認められているということですし、指導者側もそれだけ生徒の様子をよく見ていなければなりません。

この教えは私たちが日々の実践のなかで不得手としている教えの一つかもしれません。

どうしても欠点ばかりに目が向いてしまい、そこを注意したくなります。

良いところをあえてほめるということは、注意をすることに比べると少なくなってしまうものです。

ほめるというのは簡単そうなことですが、注意をすることよりも難しいものです。

前にも経験していることなのですが、全員の前で一人の生徒をほめていたらほめられなかった生徒がひがんでしまったり、励ますつもりでほめていたらお世辞のように受け取られてしまったこともありました。

うれしくないほめられ方をした場合にはそのことが逆効果になったり、他の生徒の気持ちも考えなければならない場合もあり、ほめることもお互いの信頼関係があってはじめて効果的なものとなります。

最近は先生とコミュニケーションを取りたいと考える選手が増えています。

生徒が直接先生と話をすることは難しいと思いますので、ほめることでコミュニケーションを図るきっかけにもなります。

そのためには日頃から生徒の表情や態度などの様子をよく観察することが必要です。

今までもそれを見逃していたばかりにコミュニケーションをとることが遅れ、問題の解決に時間がかかってしまったことがありました。

生徒の様子をよく見ることでほめる部分も探せるものだと思います。

ほめることはその人の良いところを認めることであって、自分の良さが認められるのは大人でもうれしいものです。

それが自信となり、次への努力にもつながります。

ほめることの「こつ」として教わったことは、第三者の立場を利用することです。

直接ほめることも大切ですが、第三者にその人の好さを伝えたり、第三者の立場でその人をほめてあげることで、よりほめることが効果的になるということです。

「あの先生がこんなことをほめていたぞ」ということを生徒に話すと、皆驚いたように嬉しそうな顔をします。

自分の知らないところでほめてくれていた、ということを知るとほめてくれた人に対する見方も変わるものです。

それとは逆に最悪なことは、第三者に対してある人物の批判をすることです。

それが本人に伝わったら、その人はどう思うでしょうか。

第三者に対してほめることはいくらしてもよいと思いますが、批判する時は気をつけなければなりません。

これからもこの教えを忘れることなく、ほめることをたくさん見つけたいと考えています。

竹村知洋

 

 

 

 

 

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教えその50 「栄養の重要性」

2015-05-22 04:44:27 | Weblog

トレーニングと同じく競泳選手として重要な要素が栄養に関することです。

「たくさん食べる」の教えでもお伝えしたように、まずはたくさん食べることです。

「たくさん」というのは3食をしっかり食べることは当然として、それ以外に補食とサプリメントで栄養を補うことが必要となります。

補食を入れて、一日に5.6食摂ることが理想です。

豊山水泳部では寮生活をしている選手を中心にして、吉田コーチが毎日のように練習前後に補食が摂れるように手作りのおにぎりを用意しています。

競泳選手にとって、食べ過ぎてダメだということはありません。

食べられるのであれば、限界まで食べるべきです。

強化練習をしている時期に太るということはまずありません。

たくさん食べるといっても何でもよいというわけではなく、栄養のバランスを考えたものがよいのは当然のことです。

バランスの内容については別の機会にお伝えしたいと思いますが、どれほどバランスが取れた食事をたくさん食べてもそれだけで十分ということはまずありません。

血液検査をすればわかることですが、ほとんどの選手がタンパク質と鉄分が不足しています。

それを補うことができるのはサプリメントです。

豊山水泳部では20年以上前から栄養に関して、分子栄養学研究所と協力して取り組んでいます。

私も栄養に関してたくさんのことを学習させていただきました。

サプリメントに関しても何でもよいというわけではなく、やはり質の良いものを推奨しています。

例えば同じプロテインや鉄分でも体内への吸収の違いがあります。

質の良くない製品もありますので、同じ量を飲んでいても結果に差が出るわけです。

まずはしっかりと食事を摂ること、おにぎりやパンなどの補食を用意すること、そしてサプリメントで補うことが必要です。

朝起きて食欲がないからという理由で朝食を食べないで学校に来ているという生徒は、それだけでも競泳選手として失格です。

食べるということは練習の一つであるという認識を持つことが必要です。

その認識は栄養と人体に関する知識を学ぶことでさらに強くなります。

竹村知識

 

 

 

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教えその49 「陸上トレーニングの重要性」

2015-05-21 04:42:51 | Weblog

陸上でのトレーニングは、水泳での練習と同様に重要なものです。

豊山水泳部では週に2回~3回のウェイトトレーニングを中心に陸上トレーニングを行っています。

最近ではTRXを取り入れ、体幹を中心とした補強運動も行っています。

ウェイトトレーニングは筋肉を太くし、パワーをつけるのに最適です。

スクワットやベンチプレスを中心とした大筋群を鍛える種目を軸にして全身をトレーニングします。

パワーとは、筋力×スピードです。

筋力は筋肉の太さに比例します。

つまり筋肉が太ければパワーが増加するわけです。

また、太いほうがよい個所は体幹と体幹に近い部分です。

腹筋や下背部などの体幹や肩、大腿が太く、手先や足先は細いほうが強い力を発揮することができます。

同じ量の水をホースから出す場合、水を出す口を小さくしたほうが勢いよく水が出るのと同じ理由です。

高校生時代からウェイトトレーニングを取り入れることは青少年の成長を考えても最適です。

ウェイトトレーニングは筋肉だけではなく、骨にも刺激を与えるため身長を伸ばすことにも有効です。

もちろん、そのトレーニングに見合う栄養を摂取することが不可欠です。

なかでもタンパク質は骨や筋肉をつくる最も大切な栄養素となります。

全身持久力を水泳で鍛え、筋持久力とパワーをウェイトトレーニングで鍛えることでよりよいパフォーマンスにつなげることができます。

筋肉は太いだけではなく、柔らかさを兼ね備えることでより良い質を保つことができます。

柔らかい筋肉は可動域を広げ、故障を予防することにも有効です。

イメージでいうと太いゴムのような筋肉です。

太いゴムのような筋肉は瞬発力や持久力にも優れています。

最も質の悪いのは、枯れ枝のような細くて固い筋肉でしょう。

水泳の練習、ウェイトトレーニングを中心とした陸上トレーニング、栄養の摂取、ストレッチを中心としたコンディショニングを一体化したトレーニングを行うことで競泳選手としての成功に近づくことができるのです。

それには日々の積み重ねを必要とします。

数年単位の努力を日々積み重ねていくことで成果につなげることができるのです。

竹村知洋

 

 

 

 

 

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教えその48 「調整は大胆に」

2015-05-20 05:06:13 | Weblog

大きな大会の前には調整を行います。

強化期が終わり、疲労を回復していきながら調子を上げていく時期です。

強化練習が万全であっても調整がうまくいかなければ大会で思うような結果を残すことはできません。

調整の練習というのは繊細さが要求されます。

一日一日の調子を見ながら、大会に出場するその日までの状態を計算し、最善の状態に仕上げていきます。

調整期というのは選手だけではなく、コーチも不安になりやすいものです。

その不安は休息を取りすぎているのではないかというものが多く、どうしても練習をしてその不安を取り除こうとしてしまいます。

しかし、調整の練習というのは大胆さが必要であると考えています。

ここでいう大胆さとは、休みをとることを恐れることなく、しっかり休息をとって身体を回復させることです。

そして練習内容も中途半端にするのではなく、思い切ったリカバリーを入れながら強弱のあるメニューにするようにしています。

また、練習タイムよりも身体の感覚やフォームを大切にすることを強調しています。

ただし、調子の合わせ方はやはり個人差があって、休みを十分にとったほうが良い選手もいれば少しでも泳いでいたほうが調子の上がる選手もいます。

50m・100mを専門とする選手でもそれほど休みを必要としない選手もいれば、400m・1500mを専門とする選手でも休息を十分にとったほうが良いという選手もいます。

その見極めには選手の自覚とコーチの経験が生かされます。

もちろん大胆な調整ができるのは、その前の強化期間に十分な練習ができている場合です。

それができていなければ大胆な調整は不可能です。

強化練習が充実しており、調整が思うようにできれば大幅にベストタイムを更新できる可能性があります。

強化練習にしても調整にしても中途半端にすることが最もよくないパターンです。

自分が目標としていた試合以外でベストタイムを更新し、肝心な試合で失敗しているという場合、強化練習か調整で中途半端になっている可能性があります。

大胆な調整をするというのも度胸がいるものです。

その度胸は十分な強化練習ができたという自信から生まれてきます。

度胸をもって大胆な調整ができる強化練習を積み重ね、大幅なベストタイムの更新をすることが毎年の目標となります。

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

 

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教えその47 「経済的負担を最小限に」

2015-05-19 04:45:25 | Weblog

ご家庭との関係において、可能なかぎり経済的負担をかけることなくクラブ活動を行うという教えです。

競泳はもともと道具の使用も少なく、お金のかかるスポーツではありません。

水着とプールさえあれば誰にでもできるスポーツです。

しかし最近、水着は高価なものとなり、練習時の道具の使用も増えており、さらに大会や合宿などの費用を考えると経済的問題が深刻なものとなる可能性があります。

豊山水泳部では可能なかぎり経済的な負担をかけずに取り組むことを念頭にクラブ活動を行っています。

大会に関するすべての費用は学校側が負担致します。

日本選手権や関東大会、インターハイ、全国中学の大会は全国各地で行われますが、大会参加費や遠征に必要とする費用(交通費・宿泊費・保険代など)で個人負担はまったくありません。

区民大会や東京都の試合でも自宅から大会会場までの交通費以外、大会参加費等はすべて学校側が負担致します。

また、乗用車の使用や補食費など学校側の経費でまかなえない部分については、水泳部OB会の協力で補って頂いております。

日常的な練習に必要な道具なども学校側で用意するため、部費を徴収したりすることもありません。

寮生活でも洗剤やトイレットペーパーなど日用品は常備されており、OB会の協力で食事会なども行っていただいております。

秋頃に200名近い全部員で行う食事会や卒業時の高校3年生に行う食事会も夏季大会のお志やOB会のご協力で開催しています。

学校には奨学金制度もあり、全国大会で顕著な活躍が認められた生徒は奨学生として選出されています。

昨年からは日本大学からもオリンピックに向けての強化策として、経済的な援助をしていただいております。

このようなバックアップが多数あり、水泳部としては個人的なもの(個人登録費・ユニフォーム・サプリメント)以外はほとんど経済的な負担をかけることのない状態で活動を行っております。

また、保護者のご負担にならないよう、大会などの応援も各家庭におまかせしております。

長い期間にわたって選手生活を継続していくうえで、経済的な問題というのは重要なことです。

学校やOB会、大学、その他にも応援してくださる方々に感謝し、今後も可能な限り経済的なご負担をかけずに、最大限の成果を出していきたいと考えております。

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

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教えその46 「準備運動の重要性」

2015-05-18 05:00:42 | Weblog

練習前の準備体操をしっかり行うことです。

水泳の練習をしっかり行うのは当然のことですが、その前の準備運動にも同様に力を入れて行わなければなりません。

準備運動は指導者の目が行き届かないことがあります。

そのようなときにこそ、手を抜かずにしっかりとできる選手が強い選手といえます。

別の言い方をすると、準備運動を見るだけでもその選手の水泳に対する気持ちがわかるのです。

体操もまともにできない選手は伸びません。

このことは体操だけではなく、生活全般にも同じことがいえます。

食生活や休息のとり方、遊び方に至るまで水泳の練習以外のことで、競泳選手としての自覚が問われているわけです。

本当に強くなりたいと考えている選手であれば、指導者がいるか否かに関わらず、競泳選手しての自覚の下で生活するはずです。

それがない場合、いくら水泳の練習だけ頑張っていても、やはり頭打ちになります。

特に高校生や大学生の場合には自我が発達する分、自覚を強くもつことが重要になります。

私が常日頃から選手に伝えていることは、本当に強くなりたいという気持ちがないのであれば、競泳選手はやめたほうがよいということです。

体操もできないようであれば、競泳にかけている時間や労力は無駄になるだけです。

体操の仕方は時代とともに変化しています。

一昔前は準備運動の後にストレッチを入念に行っていましたが、現在は腹筋や腕立て伏せ、スタビライゼーションなどの補強になっています。

どのような方法であれ、その重要性は変わりません。

練習の最後に行うDOWNにも同じことが言えます。

ハードな練習の後で気持ちの抜けやすい練習ではありますが、DOWNは翌日に疲労を残さないための大切な練習の一つです。

やはりDOWNができない選手の成長も期待できません。

ハードな水泳の練習が重要であることは当然ですが、その前に行う準備や最後に行う練習も気を抜かずに行える選手が強い選手の条件であるといえます。

竹村知洋

 

 

 

 

 

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