冬の強化練習から1週間。
Bチームでは、普段の1時間練習からは考えられない量の距離を泳いでおります。
月曜日に中学生校内体育大会が開催された影響で、2日間OFFで本日から練習再開となりました。
しかしながら、夏と同様にBチームの悩みが出てまいりました。
長期休暇中の出席率が低下しつつあります。
Bチームでは、それぞれの諸事情も考慮しつつではありますが、何かと理由をつけて休む部員も少なからずおります。
現在の社会的身分でしかできない部活の時間を大切に、最優先で出席してもらいたいというのが本音です。
もちろん現代で、すべてを強制にすることができないのも重々承知しております。
世間一般には、やる気がなければ「辞めればいい」「必要ない」という意見もあるかもしれません。
しかし、中学校・高等学校は教育機関である以上、その中で部活動は、生徒が社会へ出た際に、集団生活を学ぶ場として非常に有意義な場所だと思います。
出来れば、注意する過程で、自ら気づき、積極的に部活動に参加することの意義を見つけてもらいたいと考えてはおりますが、難航しております。
部員一同には、『競泳「を」やるために部活動に参加』だけでなく、『競泳、部活動「で」今後の自分の将来の何に役立つのか』も考えてもらいたいです。
その結果、競泳では得られるものが見つけられない場合は、違う道に進むのも、1つの選択肢として私は良いのではないかと思います。
デンマークの哲学者キルケゴールの名言に「人生はあれか、これかで選べ」というものがあります。
人間は、正しい選択をすることで初めて、人生を自ら選んだことになり、人生はより充実したものになる。キルケゴールが、自分で人生を切り開くという実存主義の先駆者とされるのはそうした理由からかもしれません。
以上
近藤恭一