虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

南青山

2018-12-26 06:49:41 | 社会

注目を集めている南青山の児童相談所建設問題。

港区が開いた説明会で、地元の住民たちから「イメージが悪くなる」「地価が下がる」「南青山の小学校はレベルが高いので、児童相談所に通う子供達はつらい思いをする」など激しい言葉が飛び交ったという。

南青山に児童相談所が建つことで、この地域のブランドが下がると主張する住民に対して、個人的には違和感を覚える。どうして、青山ブランドを維持(固執)するために排他的な言動を繰り返すのかって。

ブランドをある(高いとされる)地域に暮らす人たちは、社会的弱者にも優しく手を差し伸べて、どんな人たちも安心して暮らせる場所であると考えますし、そうあってほしいと願っています。

なのに報道によると、基本的に「上から目線」の発言ばかり。どうして、そうなっちゃうのかなぁ。勘違いも甚だしいと感じるばかりだ。

あくまでも個人的な認識ではありますが、ブランドとは第三者が評価し、高めていくものと考えます。

今回のニュースを通じて、そこで暮らす人たち(地域住民)が青山ブランドに便乗しているようにしか見えなかった。言い方を変えれば、そのブランドに酔っているようにも見えた。

青山ブランドに対する真なる誇りがあるなら、社会の問題にも真摯に向き合い、最善の方法を模索してほしいと思いますが…。

また一連の報道を通じて、南青山ブランドの実態が垣間見えたように思える。やはり、その土地のブランド(やステイタス)は、建物(企業)や居並ぶ店舗等が決めるのではなく、そこで生活する人たち資質で決まるんだなぁって。

このニュースをきっかけに、来年以降、青山地域の地価(評価額)が下落していったりして…。そういう懸念も出るくらいのニュースです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿