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明るく楽しい無線の「時間ですよ!!」・・こちらはJF1LXO

今どき、珍しい「無線趣味」
たのしいぞーー

FT-101やTS-520もスプリアス自宅測定で・・これでもOKって本当かな?

2024年12月17日 20時43分30秒 | 今どき無線

現在私が所有して運用しているVintageなリグはTS-830もTS-520Vも共に新スプリアス規定の下、JARDが書類審査のみで保証してくれる機種になっています。

しかしながら、前期型のTS-520X(D)やFT-101(無印・B・E)については保証の前提としてスプリアス強度の実測を求められています。実測するにはスペアナが必要ですが、JARDへの持込により測定の支援をしてくれることになっていますね・・勿論、有料で・・ん万円が必要です。

しかし昭和の香りがするリグを使っていればヤッパリ2大巨頭のリグを使いたいと思うのは、当然の欲求です・・かな

私も以前、FT-101Eを所有して使っていましたが、まさかこんな事態になるならば手放さなければ良かったと・・後悔しています・・なんだかいつも後悔してますね(笑)

多分、Vintageなリグを持っているけど、この点がネックになっている人も大勢いるのだと思います。スプリアス強度が規定に収まるような修理・調整は当然ですが何とかならないのかと思い再度JARDに問い合わせてみました。

以下になるべく表現も正確に再現して記述します。

「リスト対象外の機械について保証をもらいたいのですが、そちらに持参するのも大変なので何とかなりませんかね・・」「自分で測定してもOKっすよ」

「そうはいっても校正済みのスペアナなんて到底、我々個人の所有できるモノじゃないし・・」「校正はしていなくて大丈夫です。何年前のどんなモノでも未校正でも問いません」

「エッ!!そうなんですか・・他人の所有物を借りて測定してもOKって事ですか?」「はい。誰のモノでも借りても誰が測定しても結果さえ添付してくれればOKですよ」

「添付は画面の写真とか、測定風景とか、測定者の誓約書とか・・」「結果の画面をなるべく読み取れる様に写真を撮るとか、PCに取り込めるタイプであればキャプチャでOKです」

「私が所有していて、知人に測ってくれと頼まれた場合に私の責任はどうなるの?」「あなたに責任はありません」

・・ということは、下の写真にあるようなモノでもOKという事になりますね。このスペアナは7980円です。中華製なので心配ですが・・

以前、NANO-VNAを1200MHzアンテナ製作の為に購入したのですが、すぐに壊れてしまいました・・中華製はアタリ・ハズレが多いです

これ以外に方向性結合器を自作するか購入する必要がありますけど、HF帯のみならば自作で問題無いでしょうね。

さて、どうしましょう・・

↓ これでホントに良いのかなぁ・・

 


あなたのBUG-Key 短点いくつですか?

2024年12月15日 19時07分21秒 | 今どき無線

メカニカル式バグキーの調整はとても微妙で、これが楽しい訳です。海外ビデオや達人の説明書き等を読みますと「良く調整されたバグキーは一打で短点側の連続が数十回~30秒くらい連続送出が出来る」等といわれています。

まあ、30秒は少しオーバーだと思うのですがビデオで見せられてしまうと、「なるほど・・」という事になりますね。

数か月前にBegali Intrepid を入手した時も調整後に測定しましたが「なんだかなぁ~」という感じでした。まあ、実際のQSOでは8短点以上の送出は無いので問題はありませんが、フィーリングを左右しますので気になっていました・・

今日、久し振りにVibroplex Original Bugをデスクにおいて少し使いましたので、両者を比較してみました。Vibroplex Original Bugは速度調整用のVali-Speedを装着しています。接点間隔は私の場合は3~3.5mmが最も気持ち良いのでそのままとしました。接点間隔を広くすると高速で打電する時にストロークに違和感が出ます。

元来、バグキーは高速打鍵を目的としていますので、低速での打鍵は馴染まないですね。無理に錘を付け足すとバランスが崩れてしまいます・・高速といっても和文CWの場合は23wpm以上位でしょうか・・

結果としてはVibropleが連続38短点で Intrepid は19短点でした。随分と差があります・・接点位置と構造上の問題から振り幅が大きく取れないのが原因だと思います。これだけでIntrepid が劣っていると言うのは早合点だと思いますのでもう少しチューニングしてみましょう。せめてVibroplex と同じ位は出てほしいなぁ(笑)


なぜ100W改造するのか・・そこに穴が開いているから・・

2024年12月14日 21時05分08秒 | 今どき無線

もう一度、保証&変更届出のやり直しですが(笑)

表題の通り、「そこに穴が空いている」ので当然の行動として球を増設したくなるのは、悲しい性ですhi

当初は、「和文でラグチューするだけなので10wで十分さ」と言い聞かせていましたが、何度も開腹をして覗いているうちに・・そして電源系のリペアをしたのが運の尽きであります。

改造は廃品利用で手持ちパーツの再利用です。特に難しい作業ではありませんが、新しい発見もあります。

S2001のソケットを増設する為、解体部品を調達したのですが・・なんとソケットが合いません(笑)

解体品にはソケットに金属金具が装着されていますが、このTS-520Vのソケットは金具無し部品が使われています。どうやらTS-520には3種類のファイナルユニットがあるようで知りませんでした。初代520はシャーシにソケット付けして配線も空中配線、その後に基盤化されたようですがソケットはシャーシ直付け用を使用して、その後に金具無しになったと推察します。

そのままでも使えそうですが、不揃いでカッコ悪い為に力技で金具をはぎ取りました・・丈夫な金具でソケットも割ってしまいそうでした。

そして既存のソリッド抵抗も金属皮膜に交換します。ソリッド抵抗は抵抗値が上がっていたり、断線していたりと全く信用出来ません・・まあ、人間も50年経ちますと血圧が上昇するのと同じですね(笑)増設後の中和なんて随分久し振りです。

トリオと八重洲では中和調整の方法についての記述が大きく異なりますね。トリオはSGスイッチOFFで、信号を整流しテスターで電圧測定しながら調整しますが、確かヤエス機の取説では「終段の調整過程でディップ点とヒップ点が一致するように調整」と記されていた記憶があります。これが結構面倒でピーピーやった記憶があります。トリオは準備が必要ですが合理的だと思います。

セラコン等も手持ちですので耐圧450Vのケミコンに耐圧3KVのリニア用を付けたり(笑)まあ、楽しみながらの改造でした。実際の使用ではせいぜい30W~50Wで和文CWするのですが、余裕は大切ですhi

 


和文CWでラグチューしながら電源の様子を確認

2024年12月13日 19時54分13秒 | 今どき無線

古い真空管ファイナルの整流・電源回路のパーツは早めに交換しましょう・・

今日の夕方はTS-520で倉敷のOMとラグチューを楽しみます。勿論ラグチュー自体も楽しいですが、もう一つの目的は交換した整流回路・高圧部品の様子確認です。

真空管ファイナルのリグではメーカーにかかわらず、大型の電解コンデンサーをはじめとする高圧部品が数多く搭載されていますね。

今のところ問題無くても、これらのパーツは早めに交換するのが得策です。特に和文CWのラグチュー等で長い時間に渡って送信する場合などは、万一の事故発生を考えれば必須といえます。

電源系のコンデンサーが破壊しますと、ケース内に中身が飛び散って基盤も一部が焼損したりしますので要注意です。

私のTS-520もTS-830も共に入手して色々と調整や修理をしていますが、ついつい電源系は後回しになっていました。それは使用されているブロック電解コンデンサーの新品が入手難であることが理由です。オークション等でも中古のパーツは数多く出回っていますが、どれも結局は解体・取り外し品で40年~50年経過していますので交換する意味が有りません。

ブロック・コン以外のコンデンサーは既に交換済みですので、今回はやむを得ず純正500V/100μFではなく450V/100μFの新品を使用し、ダイオードについても全部交換しました。

450V/100μFはパーツサイズが・・「これでホントに大丈夫?」というほど小型です。シャーシの穴はデカすぎますので、万能基板を加工してシャーシに取り付けました。多くの方が実施しており、問題無いと思います。ダイオードも純正の種子のような粒々部品から後継の部品に交換し、TUNEモードで使用されバカになった抵抗2本も交換します(1本は値が1.5倍、もう一方は断線していました)

電源系の事故といえば、昔・中学1年生の頃はFT-401Sを使用していましたがオール真空管リグですので帰宅して、先ずは電源ONしてから1階へ降り、おやつを食べながらTVの「ぎんざNOW」を見た後でCQ・CQとやるのが日課でした。

ところがある日、自室に戻りますと部屋の中が霞が掛かったようになっており、部品が燃える特有の異臭が立ち込めていました・・半べそ状態でした(笑)

結局、原因は不明ですが整流基盤の一部が焦げておりパターンも一部消失してしまったので銅線で泣く泣く補修したことがありました。不思議とケミコンやダイオードは無事でした・・

そういう訳で古いリグの電源系は早期リペアが安全第一・家内安全の為に必要です。ボヤになったり異臭騒動を起こしたら廃局命令が出るかもしれません(笑)

↓ ネジ穴の位置決めは現物合わせなのでゴチャゴチャしていて面倒です          ↓ 交換したダイオードも新品ながら長期保管の為に1本ダメになっており、やり直ししました


念の為TS-520愛好者の方へ注意喚起です

2024年12月10日 17時32分36秒 | 今どき無線

ご存知の通り、TS-520にはデジタルカウンターは装備されていません。発売より随分経過してから「DG-5」という外付けカウンターが発売されました。

TS-520でバンド切替・モード切替の連動周波数を表示させるためには3種類の信号を演算する必要がありますので、単に周波数カウンターを接続してもVFOの発振周波数が読み取れるだけです。

最近の激安カウンター・キットでも加算・減算機能が付いていますので、それらしい周波数を表示出来ますがVFO発振周波数への加算・減算ですからTS-830等の様な表示とは全く異なります・・まあ、ここまではTS-520愛好者のFAQなのですが、この「DG-5」は出品も少なく、有ったとしてもかなり高額で故障リスクが高いとの報告も多い為、なかなかポチ出来ませんhi

その後、同一機能を有するカウンター・キットを開発・頒布されたOMもいましたが現在では中止となっているようです。

さて、本題ですがそんな状況ですが何とか入手出来ないかと色々と検索しましたところ、とんでもないサイトに辿り着きました。何とそのキットが1,760円で販売されています。
思わず・瞬間的にポチしてから・・よーーく考えると「おかしい、こんな値段の筈はない」「それに販売サイトは生活雑貨等を販売している会社だし・・」という事でカード払いは行わず、送金案内が来る迄放置しました。

そして改めて色々と検索すると数年前にヤフオクで出品されたキットで説明文が丸パクリされている事が判明しました。当然オークションは終了していますが、相応の値段でした。

どう考えても詐欺もしくは類似した悪質販売だと思います。すると今日になって入金催促のメールが来ましたので、購入意思の取り消し通知を行いました。カード情報を入力せずに本当に良かったと思っています。

「欲しい・欲しい」という意識が先走りしますと思わぬ罠に掛かってしまうという教訓となりました。

【後記】下記のメールを送付したところ、先方より「取り消し了解しました」と返信がありました。

真面目に販売しているならば「とんでもない誤解」とか「釈明」があると思うのですが、何一つ反論しないなんて・・ヤッパリ怪しい(笑)

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Re: 【重要】代金お支払いのお願い

通知は受信しております。
しかしながら、その後当方の調査にて貴社が販売しようとしている商品は
以前にヤフーオークションに同一の商品が出品され既に終了している事が
判明いたしました。
また、商品説明文もそのオークション出品者の方の文章をそのまま使用しており
きわめて不審です。文章中に「同時出品云々」の記載がありますが
貴社サイトには該当品はありませんし、元々のオークション出品者による
品物は既に落札されております。
貴社がどの様な組織かは解りませんが著しく不信感を抱く販売であることは
明らかですので、念のため関係機関に対し通知いたしました。
以上から当該商品購入の申し込みは、これを撤回・取り消し致します。
:::::::::::::::::::::::::::::::
Yoshitomo Bushida
武士田 善友
:::::::::::::::::::::::::::::::

→ここです https://patty.pensture.top/item-a7s6x4fgky.html


ワイヤー・ラッピングって安定している代償として取り外しは超・面倒です

2024年12月08日 14時38分16秒 | 今どき無線

TS-520の各ユニットはワイヤー・ラッピングによって接続されていますよね。経年劣化が起きにくく、今迄TS-520でユニット間配線に不具合が有ったという話は聞いたことがありません。

知っている限りでは、この方式はTS-820やTS-830ではコネクター式に改められており、取り外しは簡単です・・が、しかしTS-820等はこのコネクター部分の接触不良や基盤面のハンダクラックが散見されて随分苦労した記憶があります。まるで「もぐら叩き」の状態でした。

安定性能のワイヤー・ラッピングですが、修理やレストアでは大いに悩ましい問題となりますね・・とにかく取り外しが大変です。かなりしっかりと巻き付いていますので、先細のピンセットでは負けてしまいますし、ラジペンで余計な力が入りますと端子の基盤側のハンダ・クラックが生じます。

更に、何とか外した配線ですが再利用・・というか、もう一度ワイヤー・ラッピングするのは新しい電線と工具が無いと出来ませんので、仕方なく端子にハンダ付けしますがハンダの乗りが悪くてイライラが募ります。

殆どの方が同じだと思うのですが、仕方なく基盤を起こして首を捻じ曲げながらハンダを吸い取り、再ハンダします。老眼ゆえ、ロボットメガネで遠近感覚がゼロになりハンダこてを置き台に置くつもりで左手に接触したり(笑) これは正に苦行ですhi

まあ、好きでやっている事ですから・・ブツブツ言いながら修行の日曜日です。

予備として所有の解体抜き取り品です。

こんな工具が15K円もしますので買えません


朝から楽しいQSO連発です(Vintageさん&Homebrewさん)

2024年12月07日 10時20分49秒 | 今どき無線

今朝はまずIC-7610でワッチを始めましたが、たのしいQSO連発で気分も盛り上がります。

CQに応えてくれたのは8エリアのOMで何回か和文QSO頂いています。

以前のログにはFT-901とありましたので、今日も901ですかとお尋ねしますと「今日はFT-101B」です・・オッ来ましたねぇFT-101Bです(笑)元祖FT-101を継承したリグでフロントのSW類がまだスライドスイッチになっているリグです。

FT-901の方は現在、YAESUブランドのキャラメル型マイカコンデンサーが故障ということで待機中との事です。TS-520もお持ちで時々使っているとの事・・やはり昔のリグが好きで何台か所有されているそうです。

Vintageなリグが好きな方はやはり何台か所有され、色々と比較や修理を楽しまれる方が多いようです・・欧文ではこのような内容のQSOは難しいですが、とても盛り上がりますのでアッという間に時間が経過します。

そして2局目は、7MHzのCW帯上端付近でCQを出されていたQRP局です。このOMは今年の2月に私が国内電信級を受験しようとキッカケを頂いた局です。何となく弱いし、QRHも感じましたので「もしかしたら」という事で早速コールします。

予想通り自作機で1W運用との事・・QRHはありますが500Hzフィルターで聞いていても外れることはありませんし、トーンもキレイで流石です。

OMのQRZ.comを拝見するとビックリします。何台ものVintageなリグの他に自作の送信機やリニアアンプが並んでいます。OMはスペアナでスプリアス強度を自分で測定して保証を受けているそうで羨ましい限りです。まあ、4~5万円で買える測定器ではありませんので、QSO主体に楽しんでいる局で所有されている方は少ないでしょうね。

写真にはドレークのラインやTS-900まで写っていますので素晴らしいの一言です。

やはり和文界のVintageさんとのQSOは苦労話も楽しく、時間を忘れます。私は無線交信の本質は「楽しい話し」だと思っていますので、和文CWとVintageは相性が良いのです(←しつこい・笑)

 

 


これですよコレ!! こういう音でQSOしたいなぁ

2024年12月06日 12時43分24秒 | 今どき無線

You-TubeでPlato1959さんという方がレストアした受信機やトランシーバーと現代リグの対比動画を積極的にアップされています。

この動画に出て来る受信機の詳細は知らないのですが、流れる音色は自然で何も加えない滑らかなトーンです。

日頃、狭帯域のフィルターやAPFを多用している耳にはとても新鮮です。

十分な信号強度とQRMが無い状態ならば、このような自然でウットリするような音色を聞きながらラグチューしたいですね。

途中でA1クラブでお馴染みのOMのコールも聞こえますね(笑)

モールス信号CWトーンフェチ/CWの音色が心地よい受信機について CW tone fetish, Siemens E311


JARDにスプリアス保証の件を聞いてみました

2024年12月04日 14時05分20秒 | 今どき無線

現状ではTS-520とTS-830の保証を頂き、増設届出をしてあるわけですが漠然とした疑問がありましたので電話で確認しました。

・新規で確認保証可能リストに掲載の10W機に自作100Wリニアアンプを付加した場合の保証は持込測定を要するのか
・FT-101等は後期型でも保証より除外されていますが、本当にダメですか(笑)

回答は・・

・基本保証可能な機械に自作100Wアンプを付加してもベースが基本保証可能機種であれば、送信系統図にリニア出力管を明記することにより保証可能です・・つまり持込測定は不要
・FT101はサンプル数台を実測した結果なのですが、個体差が有りますので特にフィルター類を追加しなくても許容範囲に入れば保証します・・但し、現状では測定結果の添付が必要です。

だそうです。

以前より、階段下物入に埋蔵されているTS-520用のトランスやタンク回路・バリコンがありますので6146パラの100Wリニアでも作ろうかと考えていたのですが、手続きが面倒な様なので放置していました。今時、こんなリニアなど誰も見向きもしませんが・・でもケース代の方が高くつきそうですね(笑)

スプリアス強度の測定は自分で行う場合は結果のみを送付すれば良いのですが、HPなどでも校正証明は不要となっていますね・・という事は(笑)

まあ、清く正しい現代の無線家の良識次第という事ですhi

やっぱりリニアならEIMACのセラミック管で3極管より4極管がいいなぁ~(笑)

 


TS-830のブレークインDELAY時間延長

2024年12月03日 19時19分47秒 | 今どき無線

TS-830は結構快調に動作しており、和文ラグチューを楽しむリグとしてIC-7610とメインリグの座を争っています。

快調なTS-830ですが、2点ほど手を加えたいと感じている部分があります。

今日は、その1点目であるVOX(ブレークイン)のDELAYタイムの延長です。現状では、このDELAYタイムが短くてQSOの際に前面VRをMAXにて使用しています。

欧文の599BKや定型的なラバスタでは問題無いのですが、和文CWでラグチューをする場合、話が込み入ってきますと送信文を考えながら打電したり、時にはチョッと考える空白がある場合があります。このような時に現状のVOX-DELAYではMAXにしてもリレーが動作してカッコン・カッコン煩いのです。

以前のTS-830の時にはフット・スイッチでスタンバイをしていましたので気にもしませんでしたが、今回用意したフットスイッチの高さが感覚に合わず、結局セミ・ブレークインで運用することが増えてしまいました。

そこで思い切って、回路中のDELAY時間を左右するであろうコンデンサーを交換しました・・多分・・だろうの工作ですhi

オリジナルでは3.3μFですが、手持ちの関係もあり今回は10μFへ変更です。抜き取り後の計測ではオリジナルは4.4μFでした・・中華製テスターで信頼性は??です。

しかし、容量抜けという事では無い様なので仕様なのかもしれません。

作業自体はコンデンサーの交換ですので難しい事はありません。ついでに一番近くにある2SC460Bも交換しました・・これはオマケです(笑)

結果は上々で従前MAXの位置が作業後は12時の位置となり、運用では1時から1時30分程度が快適な時間となりました。

・・次にやりたいのはAGCの時定数ですね・・


今年もあと1か月・・師走なのでパーツ整理を真剣に考えます

2024年11月30日 18時23分37秒 | 今どき無線

今日は早朝の7MHzをTS-830で楽しみ、その後IC-7610にチェンジして7MHzと10MHzを楽しみました。午後はTS-520で7MHzをもう一度・・といった具合で忙しい(笑)

Vintageなリグはやはり定期的な電源投入が調子を維持するための特効薬なので色々と使っています。なんだかTS-520の調子がとても良く・・ヤッパリ手塩にかければ応えてくれるなという感覚になりますね。

さて、10MHzではいつもの長野のOMと今日も1時間ほどの楽チューを楽しんだのですが、共通のTS-830の話題に花が咲きます。その中で、補修用パーツの手配とか準備の話題になったのですが、はやりパーツの整理も共通の課題の様です。

昔から「ジャンク箱」というモノの一つや二つは無線趣味の方なら必ず家に有るわけですが、同時にそれは開けてはいけないパンドラの箱でもあります。自分でさえ何が入っているか分からない状態になっていますので・・まあ、宝探しの気分は味わえますが(笑)

しかし、古いリグの故障修理や部品交換の時に「ある筈だけど、何処にあるか分からない」では時間ばかり費やして疲労が溜まるばかりです。結局、面倒になって今回も通販で注文・・1本だけ欲しいけど100本売り!! 修理が終わればジャンク箱直行ではキリがありません(笑)

動画で色々と調べますと無線趣味のみならず電子工作や自動車レストア等も同じ悩みを持っている人がとても多いですね。意外だったのは「ネイリスト」の方々のパーツ整理術動画が非常に多いようです。

私も各種コネクター、2Pや3Pのプラグ、変換コネクター、スイッチ、VR等は大型パーツ入れに入っていますが、抵抗・コンデンサーは全くの手付かず状態で段ボール箱にゴチャ混ぜ状態です。

たった1本の1N60ダイオードや4.7KΩを探すのに30分も掛かっていてはダメですね・・

何とかしなくては・・でも考えるだけで今日も終わってしまいます・・

この下の箱類は右側も全部CRパーツですが・・このほかにもトランスやアンテナ工具部材が階段下物入にどっさり・・

 


リファレンスとしてのService Manualですが・・

2024年11月29日 15時52分37秒 | 今どき無線

今日は昼過ぎから10MHzをTS-830で楽しみました。

コンディションが冴えなかったのですが、2局と和文QSOを楽しみました。14MHzでの和文CWについても情報交換が出来ました。

休日の昼前頃には14MHzでも和文QSOが聞こえますので、これからの季節は楽しめますね。

ところで、Vintageなリグを修理したり調整する時は、ネット情報も大変貴重なのですが、部品配置や基本的トラブルシューティング等はService Manualを参照するのは皆さん同じだと思います。

但し、メーカーが積極的に公開している訳ではありませんので入手には色々と苦労していると思います。でも英語版ですと簡単にネット上からダウンロード出来ますのでこれを活用している方も多いと思います。

私も同じなのですが、大体このマニュアルを開くときは「困っている時」にイライラしながら読みますので(笑)、英語記述ですと良く解らないし、余計にイライラが募ります(笑)

基板部品配置等は万国共通の「絵」ですから良いのですが、調整方法やトラブルシュートは英語基礎力が無いので飛ばしてしまいます。

最近、TS-520の日本語版を入手する機会に恵まれ、改めて読み返したところ・・「あーら、良く解る」・・当たり前(笑)・・しかも英語版には無い項目も見つけました。何故なのか理由は不明ですが、日本語版には各TRやFET素子のピン別電圧表も一覧で掲載されており・・「これがあれば、より早く診断が可能だ」と喜んでいます。

英語版の方は私の見落としでしょうか??・・

TS-830は日本語版を入手したものの、コピーを重ねたモノの様で細かい文字が潰れたりして読み難くて参っています。

TS-830はTS-520と比較すると編集方針が変わった??と思う位の違いがあります。各素子の型番等は一覧ではなくパターン図の欄外に記載されていますし、分解図がかなりのページを占めています。

先日、長野のOMがVFO-230を入手され、周波数のアジャストに苦労されたと記事にされていました。今日、改めてサービス・マニュアルを参照すると詳細な調整方法も記載されていました・・あの時、見ていればお知らせ出来たのに見つけるのが遅くてゴメンなさい。

「各部電圧表」こんな一覧は英語版には無いのですが・・と思う・・自信無し(笑)

 

 


本当に楽しかった「Vintage使い」さんとの和文ラグチュー

2024年11月27日 09時28分21秒 | 今どき無線

今朝は、先日の日曜日に修理をしたTS-520のテストのつもりで電源オンします。同時にTS-830も温めて10MHzにも直ぐに使えるよう準備です。

TS-520の方は、今度こそキチンと動作しています(笑) 心配でした。しかし既に朝の国内コンディションが下がっており相手が見つかりません。

TS-520を使う時はTS-830や現代リグを使う時と違い、CQは出さずにコールする側でQSOする事が多いです。なんてたって目盛り版しかありませんので・・まあ、どこでCQを出しても良いのですが最近はCWもキレイに500Hz間隔になっていることが多いのでチョットだけ気を使っています。整然として良いと思いますが、あまり度を過ぎますと3.5MHzのSSBの様になってしまい敬遠する人も出て来るかもしれません。

しかし、今朝はお相手も見つからなかったので適当な場所でCQを出しました。すると-73dBなんて作れないので、Sメーターの校正が適当で景気よく振れてしまうメーターがフルスケールに近い位の強力なコールがあります。隣県のOMで以前より何回もQSO頂いている局です・・

「おっ!! Vintageさんだ!!」ということで嬉しくなりました。

OMとのログには「Vintageさん」とメモが残っています。QSOを開始すると今日はTS-820をお使いとの事です。

時折、数ヘルツ位パッとQRHしますが元に戻ってきます(笑) それで良いのです。私の方も自分の電波をいつもの様にモニターせずにQSOに集中できます(笑)

QSOはOMが他にも所有されているTS-520、FT-101、FT-400等の話に花が咲きました。TS-820のVFOカウンター不具合の話やFT-101のファイナル部のキャラメル型コンデンサの話など「そうそう、そうなんですよね」という感じで共通体験がありますので、本当に楽しい45分間でした。

OMはどちらかというとTRIOの落ち着いた音よりもYaesuの音の方が好みの様です。「いずれにしても現代のリグの音よりもVintageなリグの方が音がまろやかで好きなのです」という結論で一致しましたhi (笑)

こんな楽しい話が出来る和文CWとVintageなリグの組合せは、ヤッパリ最強です。オワコンだか合コンだか知りませんが「全く関係ない世界のQSOです」


FRDX-400に浮気して拗ねてしまったTS-520

2024年11月24日 17時56分31秒 | 今どき無線

今朝のA1クラブ和文OAMは7MHzがWWコンテストで激混みでした。どうしようか迷ったのですが、7MHzは見送って10MHzにて参加しました。

しかしDXが下火になってからも7MHzも10MHzも国内コンディションがパッとせずに残念な状況でした。

午前中にFRDX-400を開梱してザっと確認しましたが、昼下がりの午後「今度こそビールでも飲みながら、のんびりとFRDX-400のレストア・マニュアルを読もう」と思い、ラジオ代わりにTS-520をスタンバイしましたが・・またもや変です。

各モードで受信はするのですが「モソモソ・ゴソゴソ」といった感じで復調出来ません。そこで先日、偶然に2SC460Bの在庫を見つけて2SC1675と共に購入したTRが到着しましたので、キャリア・ユニットの2SC460Bを2カ所交換しました。

これは修理事例でも記載がありますので、迷わず交換です。結果は上々で、今度は大丈夫だと思います(笑)

試験交信はもう和文局が聞こえませんでしたので、WWコンテストでAA7AをコールしてQSOしました。まあ、スーパー・ステーションですのでTS-520の10Wでも簡単にQSO出来ます。

これで何とか落ち着いて欲しいTS-520です・・でも明日、また壊れているかも(笑)

ヤッパリ足が真っ黒に変色しています


九州のお爺ちゃん・・ありがとう・・大事にしますよ(笑)

2024年11月24日 11時35分33秒 | 今どき無線

送料込み5,000円のFRDX-400が到着しました。

宅急便の営業所が近いので引き取りすることが多いのですが、今回は営業所までの道のりで色々と想像しました。

「もしかしたら水没か地中からの発掘品かも」「写真では中身が写っていなかったので伽藍洞かも」とか・・まあ、値段が値段なので色々と想像していました。

出品者の方は無線とは無縁の様で、「祖父からの貰い物」という事でした。恐らくは鬼籍に入られたお爺ちゃんの物品整理だと思います。

開梱して簡単にチェックします。

・外観は綺麗でペイントしなくても洗浄すれば大丈夫だと思う
・中のシャーシはホコリの堆積もあり、表面はブツブツ状態
・各SWやVRは一応機能しそう
・メーターのパネル面アクリル板にひび有

このFRDX-400はVFOの目盛りから推測すると初期型という事になります。しかしグレードはスーパー・デラックスの様で、50MHzと144MHzのクリコン、そしてCW用とFM用・・??のメカニカル・フィルターが装備されています。・・取説のAMフィルター位置はジャンパーされています。

送信機では無いので、電源を投入しましたが・・

・真空管全ての点灯を確認
・メーターは機能する
・VFOランプ切れ
・マーカー発振OKで3.5MHzはS7程度だが、他のバンドは受信しない様子
・USBはダメ
・リジェクションとスケルチは機能している
・CWでの減衰が激しい

取り敢えず、発火・発煙は無く、一部の機能は動いていることが確認出来ました。

さてさて、今日のところはケースの雑巾がけをして終わりです。長い道のりの始まりですhi