風に吹かれてburabura日記

今日も、いつもの暮らしの出来ることに
感謝です。

「朝日歌壇から…」です。

2013年01月26日 | 日記

朝日歌壇には、時々別れの歌が載ります。

三十一文字で伝える、せつなさがあります。

もういないあなたをつれて冬がくる ふるさとずんずんずんずんさみし

本当にこれでいいのか離婚印 押しつつこの人のやさしさを ふと

 

介護の歌もあります。

車椅子押せば喜びどこまでも 行く気の夫と泣きたい妻と

幸せよホームの母はいつも言う 遠く離れてふる里忘れ

 

こんな夫婦は、羨ましくもあります。

亀だって呼べば来るぜとぼやいても 亀ではありませんから私

 赤穂の大石神社に参拝しました。

 

 


「仲代 達矢が語る・日本映画黄金時代」です。

2013年01月26日 | 日記

仲代 達矢さんが日本映画を語る、ロングインタビューです。 (PHP新書 780円) 

仲代 達矢さんといえば、小林 正樹、市川 崑、黒澤 明など、日本を代表する監督作品に出演しています。

 

私の選ぶ、仲代さんのお勧めは「切腹」と「人間の條件」(全六部作)です。

「切腹」は、主人公の語りから少しずつ全体が分かってくるという、

ミステリータッチの脚本(橋本 忍)が、とても良く出来てます。

「人間の條件」は主人公・梶の精神的な成長と、俳優・仲代 達矢さんの成長が重なります。

どちらも、小林 正樹監督作品です

機会があれば、ご覧下さい。

 

黒澤 明監督作品では、「用心棒」「椿三十郎」「天国と地獄」までは良かったのですが、

勝 新太郎の代役「影武者」、主演の「乱」は、見るべきものはありません。

仲代さんではなく、むしろ黒澤 明監督の衰えでしょう。

 

山本 薩夫監督は「華麗なる一族」の万俵 鉄平役、「不毛地帯」の壱岐 正役で、仲代さんが生きてます

この二作も、文句なく面白い作品です。

あの頃は、日本映画が元気でしたね。

  写真は資料