みなさん、お久しぶり。
伊東静雄論の第7回目をやっと書きあげる。
大阪の出版社「編集工房ノア」のPR誌『海鳴り』に
連載中です。連休明けには、出るでしょう。
大きな書店で問い合わせていただければ、
無料でいただけるはずです。
前回で、伊東の卒論「子規の俳論」にふれましたが
今回もその続き。
日記や彼の卒論、詩作品や、手紙までずっと
読んでいると、近しい感情が湧いてくる。
あんまり、接近してくるのもよくない。
対象なのだから、シンプルにテキストと向き合わないと。
きのう、松坂投手のインタビューがよかった。
「清原には、尊敬はしても敵対心は沸かないけど
イチローには、なぜだか、敵対意識がある」というようなことを
言っていた。当たり前のことだ。
プロ意識とは、目的意識のことであり、
感情ではない。プロにとって、感情とは、時に邪魔になり
目的を濁らせる。
松坂投手は、優れたプロフェッショナルだ。
今回の伊東論は、短い。次の展開への扉となる予感。
末尾は、次のような言葉。
「読人不知」とは、そうした回避の署名なのだろう。詩人に、
現実や現在がある。そしてそれを自覚しつつ「内的真」をあぶ
りだそうという意志さえある。ところがこの現実に、偽装に似
た衣を着せる。伊東の場合、そうしたアイロニカルな衣装が、
五官的触知に拠る、国文学的な語法であった。
甘い。甘すぎる。松坂を見習いたい。
★
音楽、
あいかわらず、ブルックナーとマーラー主体。
最近、
エネスコ。(〜1955)ルーマニアのヴァイオリニストだが、
管弦楽曲でも鋭い曲を書いている。
ほそい、狂的。
ヴァイオリン・ソナタやピアノ四・五重奏曲なども。
アルヴェーン。(〜1960)スウェーデンの作曲家。
「岩礁の伝説」という管弦楽曲。暗し。胸おどる。
ヘンツェ。(1926〜)ドイツの作曲家。まだよくわからない
けども、この音楽は、尋常では対処できない。胸おどる。
その他、やはりアルヴォ・ペルトとギャビン・ブライヤーズ
など。
コルトレーン。(〜1967)ジャズ、サックス。
先日「情熱大陸」の「不肖・宮嶋」のバックで鳴ってて
久しぶりに、驚いた。コルトレーンは、耳の端で鳴ってて
こそ、偉大さに驚く。で、突然「クルセ・ママ」などを
取り出して聴く。エルヴィン・ジョーンズの力は大きい。
マーラーなんかよりも、現在だと思う。
メンデルスゾーン(〜1847)言わずと知れた。
やはり天才。耽美、審美の人。交響曲の3と4。室内楽
それから、管弦楽シンフォニーなども。だいたい
若書きの曲は、誰しもあまりよくないが、この
メンデルスゾーンは、十代の頃から凄い。
その少女漫画的な美少年ぶりの肖像も綺麗。
水墨画のような絵も、なかなかのもの。
そんなこんなです。
★
阪神タイガースは、強いのやら弱いのやら、不明。
伊東静雄論の第7回目をやっと書きあげる。
大阪の出版社「編集工房ノア」のPR誌『海鳴り』に
連載中です。連休明けには、出るでしょう。
大きな書店で問い合わせていただければ、
無料でいただけるはずです。
前回で、伊東の卒論「子規の俳論」にふれましたが
今回もその続き。
日記や彼の卒論、詩作品や、手紙までずっと
読んでいると、近しい感情が湧いてくる。
あんまり、接近してくるのもよくない。
対象なのだから、シンプルにテキストと向き合わないと。
きのう、松坂投手のインタビューがよかった。
「清原には、尊敬はしても敵対心は沸かないけど
イチローには、なぜだか、敵対意識がある」というようなことを
言っていた。当たり前のことだ。
プロ意識とは、目的意識のことであり、
感情ではない。プロにとって、感情とは、時に邪魔になり
目的を濁らせる。
松坂投手は、優れたプロフェッショナルだ。
今回の伊東論は、短い。次の展開への扉となる予感。
末尾は、次のような言葉。
「読人不知」とは、そうした回避の署名なのだろう。詩人に、
現実や現在がある。そしてそれを自覚しつつ「内的真」をあぶ
りだそうという意志さえある。ところがこの現実に、偽装に似
た衣を着せる。伊東の場合、そうしたアイロニカルな衣装が、
五官的触知に拠る、国文学的な語法であった。
甘い。甘すぎる。松坂を見習いたい。
★
音楽、
あいかわらず、ブルックナーとマーラー主体。
最近、
エネスコ。(〜1955)ルーマニアのヴァイオリニストだが、
管弦楽曲でも鋭い曲を書いている。
ほそい、狂的。
ヴァイオリン・ソナタやピアノ四・五重奏曲なども。
アルヴェーン。(〜1960)スウェーデンの作曲家。
「岩礁の伝説」という管弦楽曲。暗し。胸おどる。
ヘンツェ。(1926〜)ドイツの作曲家。まだよくわからない
けども、この音楽は、尋常では対処できない。胸おどる。
その他、やはりアルヴォ・ペルトとギャビン・ブライヤーズ
など。
コルトレーン。(〜1967)ジャズ、サックス。
先日「情熱大陸」の「不肖・宮嶋」のバックで鳴ってて
久しぶりに、驚いた。コルトレーンは、耳の端で鳴ってて
こそ、偉大さに驚く。で、突然「クルセ・ママ」などを
取り出して聴く。エルヴィン・ジョーンズの力は大きい。
マーラーなんかよりも、現在だと思う。
メンデルスゾーン(〜1847)言わずと知れた。
やはり天才。耽美、審美の人。交響曲の3と4。室内楽
それから、管弦楽シンフォニーなども。だいたい
若書きの曲は、誰しもあまりよくないが、この
メンデルスゾーンは、十代の頃から凄い。
その少女漫画的な美少年ぶりの肖像も綺麗。
水墨画のような絵も、なかなかのもの。
そんなこんなです。
★
阪神タイガースは、強いのやら弱いのやら、不明。