衆院鹿児島補選に注目

原発再稼動、是か非か　もう一つの対決の構図

徳田毅前衆院議員の辞職に伴う衆院鹿児島２区補選が１５日に告示され、１２日間の選挙戦が始まった。「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件を受けて徳田氏が辞職したことから「政治とカネ」の問題が争点というのですが、時が時だけに原発の再稼働や消費増税をめぐる論戦もスタートしたようです。投開票は２７日。

立候補したのは、諸派新顔の有川美子、共産新顔の三島照、自民新顔の金子万寿夫、無所属新顔の碩利昭、諸派新顔の松沢力、無所属前職の打越明司の６氏。昨年の参院選で「衆参のねじれ」がなくなってから、初の国政選挙だそうです。

が、ここで注目されるのは自民対野党連合という２有力候補の対決の構図や「政治とカネ」の問題ではありません。
この鹿児島２区エリアから最短約４０キロの川内原発（薩摩川内市）が今夏にも再稼働する可能性があり、自民の金子氏や野党連合の打越氏が再稼動容認であるのに対し、三島氏や有川氏は再稼働反対を掲げているのですね。

で、「さよなら原発：神奈川」のＭＬを通じて注目すべき情報が飛び込んできました。
唯一の女性候補でもある有川さんは山本太郎参院議員が代表を務める政治団体「新党ひとりひとり」が擁立した介護福祉士で、郷里に戻る前は脱原発を掲げる「城南信用金庫」の職員だったというのですね。

というわけで脱原発候補の健闘を祈りつつ、以下に関連情報を。
（４月１４日付け広瀬隆さんの記事をご覧あれ。）　
http://hibi-zakkan.net/archives/37548652.html