2006年5月5日 燧ヶ岳
朝、スキーを積んだ車が数台キリンテの方に走ってゆく。
7時のゲート開放まで時間があるので僕はシュラフにくるまったまま車の中でウダウダ過
ごす。
準備をしてエンジンをかけてゲートに向かうと、まだパトロールの車が通せんぼしていた。
車の中で待っていると予定より15分早く6時45分に通してくれた。
7時30分。御池駐車場を出発。程なくして広沢田代への登り坂となり、ジグザグ登高。汗
をかく。
登りきると広沢田代の視界が広がるが、前方には熊沢田代への登り坂。この坂が結構急坂
でシール登高に難儀するが、最後は1,836ピークを右側から回り込んでなんとかクリア。
熊沢田代に向けて滑り込み。
←クリック!
熊沢田代から右手には越後の山々がよく見える。
普段あまり馴染みのない峰々の姿が新鮮だ。
ここから燧ケ岳への登りは、先程、熊沢田代への登りで豪快に抜き去っていったスキーヤ
ーの後を追った。
この人、ズバリ直登野郎。ほぼ直線的にグングン登ってゆく。彼の敷いたレールに乗せて
いただいて、僕もいいペースで高度を上げられた。
9時50分。俎に到着。向かいには柴安があって、その向こうに尾瀬ヶ原が見える!
柴安と尾瀬ヶ原
左手には尾瀬沼
計画ではナデッ窪を滑ってみるつもりだったが、ピークで会った人に「あまり面白くな
い」と言われたのでスキー板とザックをデポして、ピッケルだけを持って柴安を登って
みることにした。
垂直に感じるような雪の壁が出来ていて、結構スリリングな登り。
眼下に尾瀬ヶ原を望み、至仏山が優しく向かい合う。
11時10分。柴安に行っている間にこんな時間になってしまった。
雪はグサグサに緩んでいるが、まずは南東側の斜面に滑りこんでみる。
適度な斜面だが、雪がゆるくて気色悪かった。
長英新道の方へ移動してから、登り返し。やはり雪がモシャモシャ。頂上直下のトラバー
スでは足元から雪が崩れ落ちそうで嫌な心地だった。
12時20分。俎で小休止のあと御池に向かって下山開始。
東田代方面へ直線的に滑り降りる。こっちはなかなかの大斜面だ。
途中からは熊沢田代と東田代の間の斜面を左へ左へトラバースを続ける。広沢田代に出れ
ば、あとは御池までただ高度を下げるだけだ。
駐車場に着いたら、シールと靴を日に干している間に御池ロッジの温泉で汗を流す。
GW真っ只中、眩しい雪を眺めながら温泉に浸って、あぁ本当に幸せだ。
--------------------------------------------------------------------------
さて、激晴れ続きのGWも残すところあと二日。この好天も明日までで最終日は雨になる
らしい。では、締めはどこの山にいたしましょうか。桧枝岐村なんぞ、そうそう来られな
いので会津駒にしようかな?とも思ったが、少しでも南下するため至仏山を滑ることにし
た。
至仏山は燧ケ岳から尾瀬を挟んで十数キロ。位置的には本当に少し南下しただけだ。しか
し、登山口はぐるーーーーーーーっと回って200㌔の移動距離。
連日の長距離移動に疲れも感じるが、満開の桜を眺めながらのドライブも楽しいもんだ。
鬼怒川までくると新緑が一気に芽吹いていた。眩い緑を目にして、ずいぶん南下してきた
ことを実感する。
この日は日光の寂しいレストランで夕食を摂り、奥日光で車を停めた。車中泊4日目。
舘岩村前沢の曲屋
朝、スキーを積んだ車が数台キリンテの方に走ってゆく。
7時のゲート開放まで時間があるので僕はシュラフにくるまったまま車の中でウダウダ過
ごす。
準備をしてエンジンをかけてゲートに向かうと、まだパトロールの車が通せんぼしていた。
車の中で待っていると予定より15分早く6時45分に通してくれた。
7時30分。御池駐車場を出発。程なくして広沢田代への登り坂となり、ジグザグ登高。汗
をかく。
登りきると広沢田代の視界が広がるが、前方には熊沢田代への登り坂。この坂が結構急坂
でシール登高に難儀するが、最後は1,836ピークを右側から回り込んでなんとかクリア。
熊沢田代に向けて滑り込み。
←クリック!
熊沢田代から右手には越後の山々がよく見える。
普段あまり馴染みのない峰々の姿が新鮮だ。
ここから燧ケ岳への登りは、先程、熊沢田代への登りで豪快に抜き去っていったスキーヤ
ーの後を追った。
この人、ズバリ直登野郎。ほぼ直線的にグングン登ってゆく。彼の敷いたレールに乗せて
いただいて、僕もいいペースで高度を上げられた。
9時50分。俎に到着。向かいには柴安があって、その向こうに尾瀬ヶ原が見える!
柴安と尾瀬ヶ原
左手には尾瀬沼
計画ではナデッ窪を滑ってみるつもりだったが、ピークで会った人に「あまり面白くな
い」と言われたのでスキー板とザックをデポして、ピッケルだけを持って柴安を登って
みることにした。
垂直に感じるような雪の壁が出来ていて、結構スリリングな登り。
眼下に尾瀬ヶ原を望み、至仏山が優しく向かい合う。
11時10分。柴安に行っている間にこんな時間になってしまった。
雪はグサグサに緩んでいるが、まずは南東側の斜面に滑りこんでみる。
適度な斜面だが、雪がゆるくて気色悪かった。
長英新道の方へ移動してから、登り返し。やはり雪がモシャモシャ。頂上直下のトラバー
スでは足元から雪が崩れ落ちそうで嫌な心地だった。
12時20分。俎で小休止のあと御池に向かって下山開始。
東田代方面へ直線的に滑り降りる。こっちはなかなかの大斜面だ。
途中からは熊沢田代と東田代の間の斜面を左へ左へトラバースを続ける。広沢田代に出れ
ば、あとは御池までただ高度を下げるだけだ。
駐車場に着いたら、シールと靴を日に干している間に御池ロッジの温泉で汗を流す。
GW真っ只中、眩しい雪を眺めながら温泉に浸って、あぁ本当に幸せだ。
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さて、激晴れ続きのGWも残すところあと二日。この好天も明日までで最終日は雨になる
らしい。では、締めはどこの山にいたしましょうか。桧枝岐村なんぞ、そうそう来られな
いので会津駒にしようかな?とも思ったが、少しでも南下するため至仏山を滑ることにし
た。
至仏山は燧ケ岳から尾瀬を挟んで十数キロ。位置的には本当に少し南下しただけだ。しか
し、登山口はぐるーーーーーーーっと回って200㌔の移動距離。
連日の長距離移動に疲れも感じるが、満開の桜を眺めながらのドライブも楽しいもんだ。
鬼怒川までくると新緑が一気に芽吹いていた。眩い緑を目にして、ずいぶん南下してきた
ことを実感する。
この日は日光の寂しいレストランで夕食を摂り、奥日光で車を停めた。車中泊4日目。
舘岩村前沢の曲屋
それにしても雪の尾瀬ヶ原、いいですな~。優しく向かい合う至仏山だなんて・・・たまりませんな~
山で春山残雪の山スキーを楽しみ、山麓では桜と新緑を楽しむだなんて、いいなあ。
それにしても、鳥海山、月山、燧ケ岳、至仏山とは着々とかせいでますな。あといくつ?
文ちゃんも書いてたけど、まるで学生時代の自転車旅行のような自由さを感じるね。
よく見ると全部百名山ではないですか!
百名山山スキーシリーズはまだまだ続きそう。
yohdyさんでも登りで泣き入ることあるんですねぇ。
雪でゴツゴツ岩が隠れている方が楽なのかな。
雪は十分あったから岩が多いなんて、全然気がつきませんでした。
>だいちゃん
>TOKKEN君
あらら、そういえばそうだねぇ~(笑)
今、数えてみたら50/100でした。
ちなみに今年に入って+7でした。別に意識してないけど…全然!