葡萄酒な日々 avec les Grands Terroirs d'HOKKAIDO

札幌・円山「葡萄酒倉庫」のワイン・日本酒・食材・生産者情報。

きやすのみたらし

2008-08-31 03:48:26 | ワイン&日本酒
お客様からの頂き物です。(お気遣いなくお願いいたします。)
みたらし団子がこんなに美味しかったなんて!?
知りませんでした。
焼き目の香ばしさが生きてます。

大阪名物「きやすのみたらし」

S様、ごちそうさまでした。
ありがとうございます。


せたな町北檜山産そば粉

2008-08-30 04:15:18 | 日々
写真がなくて残念なんですが、
先日行ったせたなで地元産のそば粉を発見。
久しぶりに当店のメニューに“ガレット”(クレープ)が登場。

北檜山産のそば粉100%を卵と水だけでときフライパンで薄焼に、
ホウレンソウ、八雲のモッツァレラ、ジャガイモ、黒豚ソーセージを
具材として、包んで出来上がりです。

私の場合、作り飽きたら当分メニューから消えますので、
食べてみたい方はお早めに御来店ください。

ちなみに意識したわけではありませんが、
気付いたら使用食材はすべて北海道産でした。


ハーフボトルの新顔!!② 

2008-08-29 03:33:43 | ワイン&日本酒
昨日に続いて新入荷のハーフボトルのご紹介です。
今日はAOCマルゴーの第3級格付け、
「CH.マルキ ダレーム ベッカー’05」です。

葡萄酒倉庫の開店初期の頃はお手軽価格で、
よくお客様にお勧めしていましたが、
何せマニアックな酒屋さんじゃないと
ほとんど在庫していないので、当店としても
10数年ぶりの仕入れとなります。

近年では最高の当たり年2005年。
いくらハーフボトルといえどもまだまだ若いの
は当たり前ですが、グランクリュクラッセが
とてもお高くなってしまった今、今回の
価格でご提供できるのは本当にラッキーだと思います。
まぁ、3級格付けといっても同じマルゴーの
CH.パルメなんかと比べないでください。
その辺の味と価格はやはりマーケットが正直ですから。
でも、格付けワインとしての風格はちゃんとあります。

ハーフボトル ¥5250- 6本限定です。

ハーフボトルの新顔!!

2008-08-28 05:26:42 | ワイン&日本酒
当店のようなワインビストロにとって
ハーフボトルの充実はとても大事なことなのですが、
思ったものが無かったり、高すぎたり(どうしてもフルボトル
に比べて割高になります。)と最近、昔の在庫がなくなっても
なかなか補充できないでおりましたが、

一年ぶりの再登場、「ヴィュー CH.ランドン 98」が
入荷しました。以前も当店リストに載ってました。

フランスはボルドー地方メドック地区のクリュ ブルジョワ級で
燻し銀的ヴィンテージの98年、熟成の早いハーフボトルなので
ある意味もうすでに十分熟成しております。飲みごろです。
ヴィンテージ同様、ここのシャトーもシブさが売りで、
特にメディアに取り上げられるような生産者ではありませんが、
私がワインの仕事を始めた当時(20年位前)から安心して
お勧めできる「きちんとした感」のあるクラシックメドック
だと思っています。←私感。
おまけに以前仕入れた時と同じ価格での再登場です。

ハーフボトル ¥2940- 



三日目、せたな~喜茂別~札幌 ②

2008-08-25 07:07:05 | 日々
八雲のチーズ、七飯のチーズ、そしてせたなのチーズと
いっぱい買い込んできました。

あとは中山峠経由で札幌に帰ってくるだけですが、
せっかくなので自分的に牛乳の特級格付け
喜茂別町の「牧場タカラ」さんによってきました。

洞爺湖・ルスツ方面からですと国道230号から右折して
国道276号へ入り千歳・苫小牧方面へ5、6分も走ると、
道沿いに牛が見えてきます。

昨年からフロマージュブランの「タカラのレタラ」を販売しているので、
牛乳2本とチーズ1キロ買ってきました。

ここで思わぬ事件発生!!

こちらにはウサギとか、

豚とか、以前行った時にはヒツジもいました。
ちょっとした観光牧場のようになっていますが、
この小動物を守っているのがこのワンちゃん。↓

我夕張農場もそうですが、こういうところの犬はペットというよりも
番犬としてのお仕事があるので、不用意に近づいてはいけません。

私が牛乳とチーズを買って車に戻ろうとしたとき、
娘が泣きそうな顔で「ママが噛まれた」。
???そんなマヌケな話があるのか???
見てみるとズボンの太ももの辺りに穴が開いています。

はっきりいってこの三日間で1000キロ近く運転しているのでクタクタです。
あと一歩で定山渓、温泉でも入って札幌に帰ろうか、という時、
犬に足をかまれた配偶者を病院に担ぎ込まなくてはならないのか?
ということは、温泉は無しか?

温泉は無しでした。見事にガブッと喰われてました。
喜茂別厚生クリニックの方にはとても迅速に対応して頂きました。

最後にトラブルが発生しましたが、今回の道南はとても良かった。
今度はもう少し時間にゆとりを持っていきたいです。
子供には「休暇」ということにしていますが、
全日程「仕事」でした。でも、こんな楽しい仕事なら
年中無休(無給)でOKです。

最後に、
犬に足をかまれた人を見たければぜひ当店へご来店ください。
いまだ通院中です。

極上のチーズもたっぷりあります。





三日目、せたな~喜茂別~札幌 ①

2008-08-24 04:45:36 | 日々
最終日。
二泊したバンガローのチェックアウトは10時ですが、
空模様があやしくなってきたので、早めの8時50分に退室。

「せたな青少年旅行村」から丘を一つ越えたところが、
北海道の(いや日本の)小規模チーズ工房の草分け「近藤チーズ牧場」さん。
もとは牧場を営んでたようですが、今はチーズ作りを専門になさっております。

初めて行った時は随分と道に迷いました。
小さめではありますが、国道から工房までの間には
一応案内標識があります。
ほんとにこの道かな?と思いながら進むと
道の上の小高い所に自宅兼工房が現れます。

朝の9時ですが工房からゴトゴト音が聞こえてきたので、
勇気をもってサッシ戸を開けてみました。
毎回ちょっと怖そうなおじさんだなと思うのですが、
他のお客さんがいない時は、こちらの質問に気持ちよく
答えてくれます。この日も1時間位お付き合いいただきました。

近藤さんのチーズはどれも美味しいのですが、
私は何と言っても「セタルナイ」の大ファンです。
写真のカットした断面が見えているのがセタルナイです。
その他はセタルナイと並ぶ代表作の「ハバーチ」、
「キャラウェイシード入りハバーチ」、
季節限定の「キトピロ入りハバーチ」と今回は4種類買ってきました。

今回はとても良いお話ができました。
以前記事で、近藤さんが「昔はもっとチーズの塩分を強く出していたが、
ある時から少し抑え気味にしている。」と語られていたので、
「特別に昔の塩分のチーズを仕込んでもらえますか?」と聞いたところ、
一回の仕込み全量を買い取ってくれるなら作ってくれるとのこと。
セタルナイは6カ月熟成ですので、頼んでから出来上がるまで半年かかります。
さらに6カ月位寝かせるともっと良くなるそうですが、管理が大変そうです。
長期熟成させるなら、なおのことある程度塩分が強いほうが旨みが
乗ってくることでしょう。
みんなで少しずつ出し合って葡萄酒倉庫向け特別仕込みのセタルナイ
20キロ買いませんか?今度企画します。







二日目、せたな~八雲~七飯 ③

2008-08-23 04:31:03 | 日々
TerroirとFinesse、チーズを食べてワインを思い出す。

またまた移動。今度は八雲から七飯町大沼方面へ
以前のブログでもご紹介した、今年の六月末ごろ
開業したばかりのチーズ工房「山田農場」さん。

開業したばかりといっても、チーズ作りに携わって10年以上の
経験の持ち主で、2年位前にこの場所(上軍川かみいくさがわ)
にやってきて、御覧のように自宅、牛舎、工房、熟成庫等すべて
ご自身で作っちゃうというMR.ストイック。でも見た目はいたって普通。

お庭には見慣れた鶏がお出迎え。

とても急斜面の放牧場にはブラウンスイス3頭とヤギが7頭位だったと思います。

夕方になると牛もヤギも勝手に牛舎(ヤギ舎)に帰ってくるそうです。

こちらでは牛1頭1日当たりの過去最大乳量が15㌔、
通常のホルスタインだと乳期平均25~30㌔近く、
ピーク時は30~40㌔位は出すのではないでしょうか?

放牧主体で低乳量高タンパク質のブラウンスイスを導入、
放牧場も元々の地力を重視し、わりと自然任せ牛任せにし、
朝夕手搾りで、毎日チーズを仕込む。
こんなに深くチーズ作りを掘り下げた人を他に知りません。
おまけにここは酪農家ではなくチーズを作るためだけの農場なのですョ。

販売所内でチーズの説明をしていただいたところです。
その間、奥さまは放牧から戻ってきた牛やヤギの世話をしておりました。
かわいい息子さんもお手伝いしております。

まだそんなに生産量が多くないので、
いつ行ってもいろんなチーズが買えるという訳にはいきませんが、
函館方面に行く用事のある方は、ぜひ一足のばして大沼まで行ってみて下さい。

今回買ってきたチーズです。

ワイン同様、上質な食材も地・空・人そして時間が育てます。
こうした概念を私たちワイン愛好家は「テロワール」と呼びます。
確かなテロワールだけが味わった者に「フィネス」を感じさせるのです。









二日目、せたな~八雲~七飯 ②

2008-08-23 02:32:37 | 日々
お次は八雲チーズ工房さんから車で10分ほどの
「北里大学獣医学部付属フィールド サイエンス センター 八雲牧場」
さんへご挨拶に行ってきます。K先生はじめ、教員、職員の方が、
札幌にいらした際はよく当店をご利用いただいております。

当店でもおなじみの「北里八雲牛」発祥の地。

以前、二度ほど訪問した時は冬だったので、
生きた八雲牛は今回初めて見ました。

また、昨今の偽装問題等で北里八雲牛のような
しっかりした生産履歴の牛肉が確実に評価されるようになり現在品薄中。
お肉の在庫はほぼゼロ。当店で人気のコーンビーフもゼロ。
で、手ぶらで帰ってくるのもなんなので、

これ↑買ってきました。これも品薄中。
原材料は北里八雲牛を産んだお母さん牛「草熟八雲牛」です。
もちろん食品添加物等は入ってません。ヘルシーなレトルトです。

赤身牛の噛めば噛むほど味わい深いお肉ファンにはここは聖地です。







二日目、せたな~八雲~七飯 ①

2008-08-22 03:45:40 | 日々
昨日ファーム ブレッスド ウインドさんで
BBQを堪能した後は、予約しておいた
「せたな青少年旅行村」へチェックイン。
バンガローを2泊予約していたので、ここが
われわれのベースキャンプです。

二日目のこの日は道道42号線で八雲へ向かいます。
片道三十数キロほどでしょうか?昨夜思いのほか寒かったので、
八雲の商店街で上着と日よけの帽子を購入。
八雲の中心部に初めて行きましたが、とっても都会です。
ふだん旭ヶ丘の自宅と円山のお店の往復だけなので、
私にとっては八雲の中心部のほうがコンパクトで便利な街に思います。

八雲での一つ目の目的は15年近くチーズ工房を営んでる、
「八雲チーズ工房」さん。私の記憶では、当時は今ほど
北海道の小規模チーズ工房は注目されてはいなかったと思います。
そんな時代から少量高品質を継続されているベテラン工房の一つ。
はじめてこちらに訪れたのは今から2年ほど前、電話で営業確認をした時、
とても丁寧で心のこもった応対は今でも覚えています。

この日はお目当てのウオッシュチーズ「バロン」が品切れていましたが、
出来立てのモッツァレラとカッチョカバロを購入。

その後、工房兼販売所兼ご自宅の裏庭を案内していただきました。
樹齢250年程の大木、写真のフランボワーズ、食用キノコ等、
驚くほどの自然に包まれて、こちらの綺麗で優しいコクのある
チーズが生産されています。

また、当店がお勧めする「北里八雲牛」は初めて訪問した2年前に
こちらの奥さまにご紹介いただきました。

今回購入したチーズ。

せたな町ブレッスド ウインドさんへ

2008-08-21 03:22:07 | 日々
真狩で一つ目の目的を達成した後は、ひたすら
せたな町のファーム ブレッスド ウインドさん
目指して安全運転です。2年前、免許歴15年目にして
はじめてスピード違反で捕まったのが、せたなに行く途中の
黒松内でした。

初めて訪れて以来、ここの景色にやられてしまいました。
今回は2年越しの約束を果たしに黒豚農家さんにイベリコ豚
持参でやってきました。その他、お店が3連休なので余りもの
オンパレードです。デザートも持参したのでせたなで有名な
手作りアイスクリームを途中(ブレッスド ウインドのすぐ手前)で購入。

こんな感じでBBQの始まりです。

肝心のイベリコ豚スペアリヴの画像がありませんでしたが、
ベーコン造りのプロに私の自家製ベーコン(余りもの)を
持参する図々しさ。

こちらも当店お勧め食材のフランスラベルルージュ取得の
マダガスカル産ブラックタイガーです。

最後は最高の景色の中、当店のテリーヌ ドゥ ショコラと
ここのすぐ近くで作られたバニラアイスクリームの勝手にコラボ。

以前、三本杉(せたな)の海水浴場でカップ入りを
そのまま食べた時、今度は少し温ませてよく練り、
皿に盛って食べたらおいしいだろうと思った事を
今回やらせて頂きました。市販のアイスもよく練ってから
皿盛で食べるとおいしく感じます。

そして何より幸せなこの黒豚君たち。
幸せかどうかは人間の勝手な判断なのだろうが、
少なくとも、私がこの放牧黒豚に出会ったきっかけの一つに
企業養豚を見て、非常に残念な気持ちになったからです。
北海道でこだわりの豚肉生産者さんを探していて、
ここのHPを見つけたのです。

どんな贅沢なワインや食材よりもこの環境の中、
一食を共に出来たことが何よりの幸せでした。
これを味わいたくてわがままを言い、好き勝手させていただきました。

お忙しい中、お付き合いいただいた農場主御一家様と
この日ウーファーさんとして滞在していた山口県からの
お客様に心より感謝申し上げます。


8月17日(日)、まずはおいしいパンを

2008-08-20 03:14:32 | 日々
真狩村のブーランジェリーJINさんの
開店時間に合わせ、札幌を朝の7時頃出発しました。

中山峠を越えるといつものように羊蹄山を撮影。

ちょっと早く着いたので、マンホールの羊蹄山も撮影。

ゴールデンウィーク以来ですが、一発で行けました。
パンは食べてしまったので、写真はありません。
ぜひ皆さんにも行って食べていただきたいです。

オーナーさんの所有と思われるフランス車が
実に風景とマッチしています。