B-winds(ブレイスの風)

風になりましょう。人を活かし、未来を生かす風に…
人々を元気付ける(brace)ネットワークを広げていきましょう

ミルクを配達する人。

2010-11-14 23:48:22 | Weblog
福井から、岐阜から、和歌山から、三重から・・・。
多くの地域から集まった現役の地方公務員の方々が、かつて出雲市長として活躍された岩國哲人さんの言葉を真剣にノートに書き留めてゆきます。

木造の出雲ドームの建設、福祉カードの創設、女性管理職の登用、土日"営業"の市役所出張所の創設・・・。
メリルリンチ社副社長であった岩國市長のもとで、出雲市役所は、短期間のうちに"お役所"から"市民の役に立つ所"へと変革を遂げてゆきました。

一人の主婦の提案からゴミの有料化→削減事業が始まり、
一人の消防署員の提案により、出雲市の消防車は阪神大震災の被災地に真っ先に救援に向かい、
5人の勇気ある人々により、くにびきマラソンでの全盲ランナーに対する伴走リレーが実現した・・・。

その活動の多くが、市長からのトップダウンではなく、市職員や市民からのボトムアップでなされたというのが、出雲市での諸改革の特徴のひとつであったように思います。
リーダーに依存するのではなく、自らが改革の主役になる。それこそ、今、多くの役所で、企業で求められているような気がします。

「イギリスのことわざに"ミルクを飲む人より、ミルクを配達する人の方が健康になる。"ということわざがあります。幸せを享受する人より、人に幸せをもたらすべく努力する人の方が、より幸せになる、という意味です。
皆さんには、ぜひ"ミルクを配達する人"になってもらいたい。」

岩國さんの話に真剣に耳を傾ける公務員の皆さんの姿を見て、私は感動し、そして安心しました。これほど志の高い方々がいる限り、この国はまだまだ捨てたものではない・・・。

(関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科における岩國哲人客員教授の講義より。)

http://www.kwansei-ac.jp/iba/message/index.html




不屈の人。

2010-11-14 11:00:28 | Weblog
「力を合わせれば、ゴールに辿りつくことが出来るでしょう。」
"If we work in unity, we will achieve our goal."
圧政の中、10数年続いた軟禁を解かれたスー・チーさんは、力強く、こう、圧政下の民衆に語りかけました。

一人の主婦でもあったスー・チーさんにとって、軟禁は、愛する子供達との別れを意味し、癌で亡くなった夫を見取る事も出来ませんでした。

それでも「祖国を守り、民主主義を守り、人々を守る。」という志を貫き続けておられるスー・チーさんに、深い尊敬の念を覚えます。 スー・チーさんのご活躍と、ミャンマーの民主主義の復活を心から願わずにはいられません。

■スー・チーさん解放、7年半ぶり自由に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101114-00000002-asiap-int

http://news.yahoo.com/s/ap/20101114/ap_on_re_as/as_myanmar_suu_kyi