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ソクズ・3~開花

 ガマズミ科(←レンプクソウ科←スイカズラ科)ニワトコ属の「ソクズ(蒴くず※)」。草丈は1~1.5メートルで6~8月に茎頂に散房状の集散花序を出し直径3~4ミリの花を多数咲かせる。ソクズの花序には黄色い杯状の腺体がありここに蜜がある。花には蜜が無いので腺体に群がるアリがついでに受粉の手助けをするのだろう。お陰で結実はあまり高くないようだ。木本のニワトコに似ているところから「クサニワトコ(草接骨木・草庭常)」の別名がある。これは大塚なかおね公園のもの。
 ※くずの漢字は草かんむりに羽にふるとり
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キバナノマツバニンジン・3~長池公園

 長池公園“姿池”横の斜面に咲いている「キバナノマツバニンジン(黄花松葉人参)」。アマ科アマ属の一年草で北アメリカ原産。当地では堀之内寺沢里山公園外周や蓮生寺公園付近で開花を見ているが、今年、当地の公園管理者がここに咲いているのを発見した。花は夕方から咲き始める一日花で午前活動型の私は基本的には出会えない花ということになる。花径は8~9ミリで花弁は5枚ある。
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ヒメシロウテナタケ

 高尾山“6号路”で見掛けた超小型のキノコ。傘の直径はわずが5ミリほどだ。これはキシメジ科ヒメシロウテナタケ属の「ヒメシロウテナタケ(姫白台茸)」だろう。山地の沢沿いの樹の根元などに発生する。“うてな(台)”とは仏様が座る蓮台のことで花の萼片の意味もある。ちなみに化粧品会社の“ウテナ㈱”の社名は『花の美しさを萼が支えるようにすべての人の美しさを支えたい』という想いが込められて付けられたようだ。
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