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フウ・2~紅葉

 マンサク科フウ属の「フウ(楓)」。台湾や中国南部原産の落葉高木で「タイワンフウ(台湾楓)」とも呼ばれる。日本には江戸時代中期に渡来した。雌雄同株で春に新葉の展開とともに雌雄の花を咲かせる。これは奥高尾“一丁平”付近の登山道脇のものだが、少し手前の“もみじ台南巻き道”でもフウの大木が数本生育している。こんな山奥にわざわざ人の手で植えるというのは考えにくく、低地に植栽されていた樹の種子を野鳥が運びここに定着したのではないかと思うがどうだろう。ここでは昨年秋に果実が稔っていたのを見ておりそれが今でも少し枝に残っているが今年の春には花を確認できなかった。今年の果実ももちろん無い。来春にもう一度花を確認しよう。
 ところで“楓”は日本では“カエデ”と読まれ秋に美しく色付くカエデ属の樹々をまさに今楽しんでいるところだが、本来“楓”はこのマンサク科のフウを指している。イロハカエデなど日本で“カエデ”とされているものは正しくは“槭(かえで)”の字が当てられる。中国で紅葉が美しい“楓”を詩文などに使われていたものが日本に伝わり、同じように葉が裂けて紅葉する“槭”のことだと勘違いし“楓”を“カエデ”と読むようになったようだ。
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トウカエデ・2~紅葉

 多摩美術大学付近の街路樹に利用されている「トウカエデ(唐楓)」。ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の落葉高木で中国原産。日本には江戸時代に渡来した。葉は対生で葉身は4~8センチ。秋には美しく紅葉するが陽当たりや気温など環境の違いによって黄葉するものもある。3裂する葉の形は写真のように外側が丸みを帯びやや裂け方が浅いものと、裂片が開き気味になるタイプなど変化が多い。
 さて私は今日5回目となる新型コロナワクチン接種を終えた。これまでファイザーだったが今回はモデルナデビューとなった。第8波が始まっているがいつまでこうして第〇波と数えるのだろうか。いくつかの治療薬が開発されているが特効薬が出来ればインフルエンザと同じように普通の病気と同じようになるのだろう。その日が待ち遠しい。
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