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鉄道・8~周遊券・入場券

 昭和46年8月9日15時40分、高校1年生の私は周遊券を手に上野駅から“はつかり2号”に乗り東北本線経由で青森駅に翌日0時10分に着いた。青函連絡船“松前丸”は0時30分に出航し函館には4時20分に着く。旅行中に降り立った駅では記念に硬券の入場券を買ったが今我が家に残っていた本旅行の最初の入場券は函館本線“小沢駅”。8月11日の刻印がある。小樽駅、札幌駅、留萌駅、深川駅、旭川駅を8月12日に通過し、旭川駅から急行“利尻2号”に乗り翌朝に稚内駅に到着した。その後、引き返して大沼駅などに寄り8月14日に函館に戻っている。その後青函連絡船“津軽丸”で本州に渡り往路とは異なり奥羽本線、羽越本線で新潟駅を経由して戻ってきた。周遊券の裏面で当時の国鉄路線がわかるが、現在の路線図と見比べると道東、道央、道北などでかなりの路線が廃止されている。
 ところで国鉄時代から鉄道は東海道本線、山陽本線など“本線”が付く路線と、上越線、常磐線など“本線”が付かない路線がある。この違いには明確な定義が無いようだが、国鉄時代にそれぞれの地方の主要な路線に“本線”を付けたようだ。その主要路線に繋がる路線はいわゆる“支線”とされた。特急列車が走る常磐線や上越線はどちらも東北本線の支線としての扱いとされ、民営化後もそのままの呼称が使われている。大都市近郊路線では例えば東北本線で上野駅から宇都宮駅は宇都宮線とするなどわかり易くしている。
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リンドウ・5~開花

 リンドウ科リンドウ属の「リンドウ(竜胆)」。北海道~九州の山野の陽当たりの良いところに生える多年草で草丈は20~50センチ。花期は9~11月で茎頂や葉腋に直径2.5~3センチの釣鐘状の花を付ける。花冠の先端は5裂し裂片と裂片の間には三角形の副花冠(付属片)がある。陽が当たらないと開かないので訪れるタイミングが難しい。これは南高尾“大平林道”のもの。
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センボンヤリ・3~閉鎖花

 高尾山“5号路”で見られる「センボンヤリ(千本槍)」。キク科センボンヤリ属の多年草で春には開放花を付けその後は写真のような閉鎖花を付ける。花は開かず自家受粉して果実は長さ7~8ミリの冠毛が付いた痩果になる。この果実の様子を大名行列の“毛槍”に見立てている。
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