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マルバノキ・1~花

 マンサク科マルバノキ属の「マルバノキ(丸葉の木)」。中部地方以西の山地の渓谷沿いなどに生育する落葉小高木で当地では自生は無い。2年前にここ多摩森林科学園で冬芽を見ていたが花を撮るのをすっかり忘れていた。開花期は10月頃なので半分諦めながら見に来ると葉は全て散っていたが高い枝に花が数輪あり低い枝にはこの花だけが残っていた。花は直径1.5センチほどで縮れ気味の花弁が5枚あり2輪が背中合わせに咲く。
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クロヤツシロラン・10~果実

 ラン科オニノヤガラ属の「クロヤツシロラン(黒八代蘭)」。秋にアキザキヤツシロランに似た小さな花を咲かせ花後に草丈が25~30センチに伸びる。花は地表スレスレに咲き地表近くに生息する昆虫に受粉の手助けをさせ、果実は高い位置で裂開して種子を風に乗せて散布する。
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ゼンマイ

 この時期に野山を歩くと樹々が美しく紅葉しているが足元でも草が様々な色に色付いている。写真はゼンマイ科ゼンマイ属の「ゼンマイ(薇)」。日本全土の山野に生育する落葉性シダ植物で春の若芽が山菜として好まれる。栄養葉は2回羽状複葉となり大きく拡がる。晩秋になると緑色の葉が次第に黄葉し最後は茶色くなって枯れる。これは奥高尾“大平林道”のもの。
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