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鉄道・6~さよなら蒸気機関車

 昭和45年(1970年)10月の国鉄ダイヤ改正で高島線(東海道線の貨物支線で横浜港~鶴見~新鶴見操車場)を走っていた蒸気機関車が廃止されるのを記念して、東京駅から横浜港駅までD51形蒸気機関車が“さよなら運転”した。当時中学3年生のハマっ子は鶴見区の花月園付近でその雄姿をカメラに収めた。私の中学時代の愛読書は日本交通公社発行の『時刻表』でその数字を眺めながら頭の中で日本中を旅行していたものだ。最近、当時の時刻表の復刻版が発売されておりまた楽しんでいる。
 高島線はJR鶴見駅の構内を通るのでホームからもD51形蒸気機関車(愛称:デゴイチ)をいつも見ることができた。新鶴見操車場(現:横須賀線新川崎駅の南側)の広大な貨物ヤードにはSL用の転車台があり当時は良く見に行った。
 昭和55年(1980年)、東海道線と並行して品川⇔川崎⇔横浜を走っていた横須賀線が品川⇔鶴見間は操車場東側の貨物線(品鶴線)を走行して新設の新川崎駅を経由し川崎駅は通過せずに横浜駅に向かうようになった。新鶴見操車場はその貨物ヤードとしての使命を次第に縮小していきついに新鶴見信号場に降格した。国鉄民営化後には広大な操車場跡地はマンション、大型商業施設、医療施設、小学校や大手企業の研究施設などが建設されて今に至る。
 写真の791号機(愛称:ナクイチ)は長く新鶴見機関区に所属していたが、この後、秋田県の大舘機関区に移って羽越本線を走り翌昭和46年に廃車になった。
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オオカモメヅル・3~果実

 キョウチクトウ科(←ガガイモ科)オオカモメヅル属の「オオカモメヅル(大鴎蔓)」。北海道~九州の山地のやや日陰に生育する。花期は7~9月で花径はわずか7~8ミリ。果実は袋果で長さ4~5センチの狭披針形になり2個がほぼ水平に付いている。これは高尾山“1号路”のもの。
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シラネセンキュウ・2~奥高尾

 奥高尾“一丁平”付近に群生している「シラネセンキュウ(白根千きゅう※)」。セリ科シシウド属の多年草で本州~九州の山地のやや湿った場所に生育している。生薬のセンキュウ(千きゅう※)に似ていて白根山で発見されたことが名前の由来。花期は9~11月で茎頂や分枝した枝先に複散形花序を付ける。
 ※“きゅう”の漢字は草かんむりに弓。
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