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ミツモトソウ・2~奥高尾

 奥高尾“学習の歩道”に咲いている「ミツモトソウ(水元草)」。バラ科キジムシロ属の多年草で7~8月に直径13~15ミリの5弁花を咲かせる。葉は互生し3出複葉になる。春に咲くキジムシロミツバツチグリとそっくりだが、茎は直立し高さ50~60センチになる。同じ時期に写真左上のダイコンソウが咲くのでややこしいがダイコンソウの根生葉は大きく上部の葉は単葉になる。また花径は1.5~2センチになり並べてみれば違いがわかる。
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ヤドリギ・3~南浅川

 日本酒の造り酒屋では軒先に直径50センチほどの“杉玉”を吊るして新酒が出来たことを知らせる。新種の季節は早春で2~3月に飾られることが多い。吊るし始めは緑色だが次第に褐色に変化して新種の熟成具合を知らせる目印にもなる。
 さて写真は桜の枝から吊り下がった「ヤドリギ(宿り木)」。ビャクダン科(←マツグミ科)ヤドリギ属の常緑低木でエノキやサクラなどに寄生する。写真のものは直径は70~80センチでまさに“杉玉”。ヤドリギは一年中緑色なのでこれが造り酒屋にぶら下がっていたらいつでも新酒があることになる。これは南浅川沿いのもの。
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キジカクシ・3~果実

 奥高尾“日影林道”に生育している「キジカクシ(雉隠)」。キジカクシ科(←ユリ科)クサスギカズラ属の多年草で雌雄異株。ここで雌花を見ていたので果実を待っていた。同属のオランダキジカクシ(アスパラガス)の結実率は低く1株に数個しか果実が出来ないが、これも果実が数個しか見えない。
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