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ケンポナシ・4~野津田公園

 野津田公園“上の原”の林縁に生育している「ケンポナシ(玄圃梨)」。ウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木で初夏に枝先に集散花序を出し果実は秋に熟す。開花期に一度観察に来たが今年は低い枝に花序が無く、高い枝にわずかに花序が見えていた。写真は若い果実で高い枝のものを望遠レンズで撮ったもの。直径1センチほどの核果で果肉はほとんど無い。この後、細い果柄が肉質に肥大化する。核果は食べるところがないがこの果柄が甘く確かに梨の味がする。“ケンポ”は果実の形が手に似た棒の手棒でそれがテンボウ→ケンポに転訛したと言われている。野津田公園では東駐車場横にも高木がある。
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ヤマユリ・2~高尾山1号路

 高尾山“1号路”で咲き始めた「ヤマユリ(山百合)」。ユリ科ユリ属の多年草で日本固有種。八王子市の“市の花”でもある。草丈は1~1.5メートルになり直径15~20センチの大きな花を咲かせる。その大きさはユリ科の中でも最大級でありその重みで茎は大きく曲がり地上すれすれに花があることが多い。芳香がありとても美しい花で『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』ではあるが、かなり背中が曲がって杖を付くような姿になる。欲を言えばもう少し自力でシャキッとしてもらいたい。
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