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イワガラミ・3~果実

 アジサイ科(←ユキノシタ科)イワガラミ属の「イワガラミ(岩絡み)」。北海道~九州の山地に生育するつる性落葉木本で幹から気根を出して高木や岩を這い上がっていく。花期は5~6月でガクアジサイのような直径15~20センチの散房花序を出し白い装飾花には萼片が1枚だけ付く。果実は蒴果で長さ6~7ミリの倒円錐形。秋に熟すと裂開して種子を零す。当地では堀之内地区の雑木林や高尾山系で生育を見ているが花を見ることが無く、今年初めてここ相模原麻溝公園で開花を見ることができた。
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イワタバコ・3~4裂

 高尾山“びわ滝コース”に咲いている「イワタバコ(岩煙草)」。イワタバコ科イワタバコ属の多年草で福島県以南に分布し山地の岩肌など湿った場所に生育する。花期は6~8月で高さ10~30センチの花茎の先端に散形花序を付け直径1.5~2センチの花を数個咲かせる。花冠は普通は5裂するが写真の花は珍しく4裂している。
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ケムラサキニガナ・3~痩果

 高尾山“4号路”で見られる「ケムラサキニガナ(毛紫苦菜)」。キク科アキノノゲシ属の多年草で6~8月に茎の上部に直径1センチほどの頭花を数個咲かせる。果実は痩果で冠毛があり熟すと綺麗な球形になる。痩果は長さ3~4ミリで冠毛は7ミリほど。サワギクの果実がこのように綺麗な球形になれば“ボロギク”などと呼ばれなかっただろう。
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